記者会見演劇

舞台『死神遣いの事件帖 -鎮魂侠曲-』ゲネプロ・囲み取材

企画:東映・東映ビデオ

囲み取材

 2020年7、8月に東京・大阪・福岡・広島にて上演される舞台『死神遣いの事件帖 -鎮魂侠曲-』の公演初日、囲み取材が行われた。

 囲み取材には崎山つばさ、安井謙太郎(7ORDER)、陳内将、毛利亘宏(脚本・演出)が登場。初日を迎える心境を聞かれると崎山は、「ムビステという、映画と連動した企画だったので、舞台もなんとしてでも幕を開けたいという気持ちでいました。そんな中でいろいろなニュースが飛び合いましたが、僕らは感染症対策をしっかりして、稽古場での過ごし方、劇場に入ってからの過ごし方も徹底して、その中でこうしてゲネプロを初日を迎えられるということがどれだけ嬉しいことか、すごく身に染みています」と答え、意気込みについて安井は「映画と舞台の連動、合わせて一つの作品になると思いますので、第三弾に繋げられるようにしっかりと演じさせていただきたいと思います」と話した。

 陳内は、「大変な世の中ではございますが、初日を無事に迎えることができるのか、稽古から不安でした。ですがスタッフさんなどが万全な状況を作ってくださり、無理のない範囲で、でも濃度の高い稽古期間を過ごせました」と稽古期間を振り返った。また、毛利は「こういった状況もあるので、稽古は滞在時間を短くする、もともと一幕構成だったが、換気をできる時間を作るために二幕構成にするなどの工夫をしました。ですが、それだけが理由ではなく、よりお芝居もパワーアップしたと思っています」とコロナ状況下での舞台演出での工夫した面について話した。そしてみどころ・注目ポイントについて聞かれると安井は「舞台では十蘭という役を深堀してもらってもいるので、ぜひ注目してほしいですし、初めて刀を持って、舞台に立ちました。ぜひ殺陣にもご注目ください!」と満面の笑みを浮かべた。

 そんな中、演劇関係者や観客に対しメッセージを求められると「陽性者がでなかったからラッキーという気持ちは全くなく、次の公演は大丈夫なのかという不安が常にあります」と崎山は不安を口にする場面も。安井は「エンタテインメントはお客さんがあってこそ成り立つもの。個人的にはグループの方のファンレターの中に、“行けなくなっちゃったごめんね”っていうのがあって、そう言わせてしまったのが心苦しく感じましたし、ネガティブな感情が出ないように、今日の配信だったりいろいろな新しいチャレンジをしていくべきだなと思っています」と、エンタメ業界を代表した、前向きな発言も。そして「今まで多くの困難がありましたが、演劇は無くなりませんでした。お客さんが求めてくださる限り、お応えしていきたい」と毛利も力強く述べた。

 最後に崎山は「僕らの演劇を全力でお届けすることがすべてだと思います。1日でも多くのお客様に観ていただけるよう、公演ができるように務めてまいりますので、どうぞ応援よろしくお願いします!」と述べ、大きな拍手と共に幕を閉じた。

 映画と舞台、それぞれ独立した作品ながら、物語は連動する新感覚のエンタテインメント「東映ムビ×ステ」。果たして舞台ではどのような江戸、そして死神たちの世界観をつくりあげるのか。アクション、ダンス、舞台演劇ならではの演出表現でみせるエンターテインメント時代劇の本作にぜひ、注目したい。

ゲネプロ

 開幕。客席内に響いていた風の音が、不穏なメロディーへと変わる。舞台の左右と後方には赤く塗られた障子の枠が組まれており、出入りや場面の転換に有効に活かされる仕組みだ。

 その障子の奥から現れた崎山つばさ演じる侠客・庄司新之助が、人助けを求められて承諾する場面から始まった【舞台】の“しにつか”。口上を述べて正面を見据え、舞台のド真ん中でポーズを決める新之助には、まさに“任侠モノ”の格好良さが漲っている。その隣には、安井謙太郎が演じる死神・十蘭の姿。新之助に憎まれ口を叩きながらも、【映画】のストーリー以降はともに過ごしていることがうかがえる。

 

 十蘭が新之助の仲間たちとともに軽快なダンスを繰り広げるシーンは大きな見どころだ。力強く華やかなダンスパフォーマンスの高揚感、ダイナミックな殺陣の迫力に、あらためて“舞台上”で役者同士がぶつかり合うからこそ生まれる熱気を感じた。

 【映画】で見せた死神特有の技を【舞台】ならではの手法で披露する場面を始め、芝居も見逃せない展開が続く。【映画】を観た人には、続けて登場している彼らの心情に新たな気づきを得られることもあるだろう。ぜひ【舞台】で明かされる彼らの“後日譚”を見届けて欲しい。

【映画 2020年6月12日(金)より公開中】

 出演:鈴木拡樹、安井謙太郎、崎山つばさ、鈴木絢音(乃木坂46)、押田 岳、松浦 司、松本寛也、北川尚弥、高田里穂、萩野 崇、田邉幸太郎、陳内 将、山口馬木也、堀内正美、高田聖子
 監督:柴﨑貴行
 脚本:須藤泰司
 音楽:YODA Kenichi
 アクション監督:栗田政明
 (倉田プロモーション)

舞台 2020年7・8月上演

 出演:崎山つばさ、安井謙太郎(7ORDER)、陳内 将、松浦 司、松本寛也、北川尚弥、櫻井圭登、伊藤優衣、エリザベス・マリー、田邉幸太郎、輝馬、谷口賢志、山崎銀之丞、川本裕之、橋本由希子、平井琴望、杉山諒二、宮川康裕、前田りょうが
 脚本・演出:毛利亘宏(少年社中)
 原案:須藤泰司
 音楽:YODA Kenichi
 アクション監督:栗田政明
 振付:本山新之助
 (倉田プロモーション)

公演情報

東映ムビ×ステ 舞台『死神遣いの事件帖 -鎮魂侠曲-』

◆ 脚本・演出: 毛利亘宏(少年社中)
◆ 出演: 崎山つばさ、安井謙太郎(7ORDER)、陳内 将、松浦 司、松本寛也、北川尚弥、櫻井圭登、伊藤優衣、エリザベス・マリー、田邉幸太郎、輝馬、谷口賢志、山崎銀之丞、川本裕之、橋本由希子、平井琴望、杉山諒二、宮川康裕、前田りょうが

◆ 会場・日程:

 東京:サンシャイン劇場(東京都豊島区東池袋3-1-4)
 2020年7月23日(木・祝)~8月2日(日)
  7月23日(木・祝) 19:00
  7月24日(金・祝) 13:00/18:00
  7月25日(土) 13:00/18:00
  726日(日) 13:00/18:00
  7月27日(月) 休演日
  7月28日(火) 14:00/19:00
  7月29日(水) 14:00/19:00
  7月30日(木) 14:00/19:00
  7月31日(金) 19:00
  8月1日(土) 13:00/18:00
  8月2日(日) 12:00/17:00

 大阪:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ(大阪府大阪市北区茶屋町19-1)
 2020年8月5日(水)~9日(日)
  8月5日(水) 14:00/19:00
  8月6日(木) 14:00/19:00
  8月7日(金) 19:00
  8月8日(土) 13:00/18:00
  8月9日(日) 12:00/ 7:00

 福岡:福岡サンパレス(福岡県福岡市博多区築港本町2-1)
 2020年8月13日(木) 14:00/19:00

 広島:上野学園ホール(広島県広島市中区白島北町19-1)
 2020年8月15日(土) 13:30/18:00

◆ チケット料金: <全席指定>
 東京・大阪:13,500円(税込)
 福岡・広島: 8,900円(税込)
  ※未就学児入場不可

【公式HP】https://shinitsuka.com/ (外部サイト)

企画:東映・東映ビデオ

(オフィシャル素材提供)

関連作品

スポンサーリンク
シェアする
サイト 管理者をフォローする
Translate »
タイトルとURLをコピーしました