
カルト的人気を誇るSFアニメーションの金字塔『ファンタスティック・プラネット』を生み出したSFアニメーション界の鬼才監督ルネ・ラルーの長編全3作を「ルネ・ラルー ファンタスティック・コレクション」として、6月20日(金)より渋谷HUMAXシネマほか全国順次にて一挙上映する。この度、『ファンタスティック・プラネット』の4K修復版での上映が決定、コラージュアーティストQ-TA氏デザインTシャツの販売も決定した。
イマジネーションにあふれる世界観と唯一無二の独創性で、時代を超え熱狂的に愛されるSFアニメーション界の鬼才ルネ・ラルー。大人向けの長編アニメが皆無に等しかった1970~80年代のフランスで、ローラン・トポール、メビウス、フィリップ・カザという魅力的なアーティストたちとタッグを組み、予算の問題から自国フランスではなく、チェコスロヴァキア、ハンガリー、北朝鮮の制作スタジオを頼って、壮大なSF世界の視覚化に情熱を燃やし続けた。今回の特集「ルネ・ラルー ファンタスティック・コレクション」では、彼が残した長編全3作を一挙上映する。
『時の支配者』『ガンダーラ』は4K修復版での上映がすでに決定しているが、この度、『ファンタスティック・プラネット』も最新の4K修復版での上映が決定! 本国フランスのポストプロダクションの最大手エクレールにより5月21日に修復が完了したばかりである。
(4K修復版の上映には4K DCPを使用しますが、劇場環境によっては2Kコンバートでの上映となります。)
また「ルネ・ラルー ファンタスティック・コレクション」の開催を記念し、本企画のキービジュアルのデザインも手がけたコラージュアーティストQ-TAが、『ファンタスティック・プラネット』の世界観を独自の視点で再構築した唯一無二のビジュアルが解禁、この特別ビジュアルを使用したオリジナルTシャツの発売も決定した。Tシャツは作品の幻想的なビジュアルとQ-TA氏の感性が融合した、アート性の高いアイテムとなっている。現在、渋谷HUMAXシネマのECサイト(https://hmxcinema.thebase.in/、外部サイト)にて、先行予約を受付中だ。
Tシャツ着用モデルには、『ファンタスティック・プラネット』の大ファンであるGacharic Spinのアンジェリーナ1/3を起用。『ファンタスティック・プラネット』の異星的な世界観と響き合い、ビジュアル全体に幻想的な奥行きと静謐な美しさをもたらしている。

渋谷HUMAXシネマのみで使用可能な、『ファンタスティック・プラネット』の人気キャラクター・ティバちゃんのアクリルスタンド付きの特別鑑賞回数券(3回券)も絶賛発売中。
Tシャツ商品情報
商品名:『ファンタスティック・プラネット』Tシャツ
デザイン:Q-TA(コラージュアーティスト)
サイズ展開:S / M / L / XL
価格:7,700円(税込)
先行予約期間:5月25日(日)23:59まで
予約サイト:https://hmxcinema.thebase.in/(外部サイト)
ルネ・ラルー René Laloux(1929.7.13~2004.3.14)
1929年7月13日、フランス・パリ生まれ。デッサン、絵画、彫刻に打ち込んだ後、銀行勤務、兵役を経て、再び芸術の世界へ。1964年にローラン・トポールと共同で作った短編アニメーション『かたつむり』が絶賛、各地の映画賞を受賞。この短編の制作中に、長編映画の監督のオファーを受け、『ファンタスティック・プラネット』が完成し、第26回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した。その後、『時の支配者』『ガンダーラ』と寡作ながらも後世に語り継がれる作品を生み出した。享年74。
作品紹介
『ファンタスティック・プラネット』La Planète sauvage

(1973年 / フランス=チェコスロヴァキア / フランス語 / 72分 / 1.66 : 1)
地球ではないどこかの惑星で、真っ青な肌に赤い目をした巨人ドラーグ族と、彼らに虫けらのように虐げられる人類オム族の、種の存続をかけた決死の闘いを描く――。
<第26回カンヌ国際映画祭 審査員特別賞受賞>
監督・脚色:ルネ・ラルー
原画・脚色:ローラン・トポール
音楽:アラン・ゴラゲール
原作:ステファン・ウル「Oms en Série」
字幕翻訳:古田由紀子





『時の支配者 4K修復版』Les Maîtres du temps

(1982年 / フランス=ハンガリー / フランス語 / 78分 / 1.66 : 1)
砂漠の惑星ペルディド星で、巨大なスズメバチに襲われ父を亡くした少年ピエールは、天涯孤独の旅をつづけていた。父から託された最新式のトランシーバー・マイクで、父の友人ジャファールたちに助けを求めるが、ジャファールたちは恐るべき惑星に囚われの身となってしまう――。
監督:ルネ・ラルー
設定:メビウス
ストーリーと脚色:ルネ・ラルー、メビウス
原作:ステファン・ウル「ペルディド星の孤児」
字幕翻訳: 横井和子





『ガンダーラ 4K修復版』Gandahar

(1987年 / フランス=北朝鮮 / フランス語 / 83分 / 1.33 : 1)
平和と悦楽の未来世界“ガンダーラ”では人々と動植物が平穏に暮らしていたが、突如、レーザーですべてのものを石化してしまう機械人間メタルマンの攻撃にあう。ガンダーラの指導者たちは勇者シルバンを探査に向かわせ、メタルマンを操っていたのは“ガンダーラ”の科学者がかつて生み出した人工生命体であることを突き止める――。
監督・脚色:ルネ・ラルー
原作:ジャン=ピエール・アンドルヴォン
脚本:ラファエル・クリュゼル
キャラクターデザイン:フィリップ・ガザ
音楽:ガブリエル・ヤレド
字幕翻訳:古田由紀子





「ルネ・ラルー ファンタスティック・コレクション」
6/20(金)より渋谷HUMAXシネマほか全国順次開催!
公式サイト:https://www.zaziefilms.com/renelaloux/(外部サイト)
公式X:@renelaloux2025
配給:ザジフィルムズ
(オフィシャル素材提供)