
登壇者:水上恒司、木戸大聖、八木莉可子、綱 啓永、JUNON(BE:FIRST)、濱尾ノリタカ、上杉柊平、萩原健太郎監督
映画『WIND BREAKER/ウインドブレイカー』公開記念舞台挨拶が都内で行われ、主演の水上恒司を筆頭に、共演の木戸大聖、八木莉可子、綱 啓永、JUNON(BE:FIRST)、濱尾ノリタカ、上杉柊平と萩原健太郎監督の8名が集結。BE:FIRSTが歌う主題歌「Stay Strong」が流れる中、大歓声に迎えられて登壇し、クロストークを繰り広げた。

本作は、にいさとるの人気漫画が原作。不良の巣窟と恐れられる風鈴高校の“てっぺん”を獲るため街にやってきた桜遥(水上)が、仲間たちとの絆を深めながら大きく成長していく姿が描かれるアクション・エンタ―テインメント。
防風林=ウインドブレイカーの一員・桜遥役を務めた水上は「どんな作品に携わっても1人でも多くの方に観てほしいという願いを持っています。アクション・シーンも含めて大変な撮影があった作品なので、俳優部、スタッフの方々の努力が少しでも報われれている作品になってほしいと願うばかりです」と作品を力強くアピールした。

防風鈴のメンバーである楡井秋彦役を演じた木戸は「初日を無事迎えられて感謝しています。すでに観ていただいた方からは、僕が意識していなかった部分に注目した感想がいただけていて嬉しいです。一人でも多くの方に観ていただきたいです」と笑顔で挨拶した。

蘇枋隼飛役を演じた綱は「皆様に作品が渡るこの瞬間が、この仕事をしている醍醐味だと思っています。僕たちのファンの方からだけではなく、原作ファンの方からの感想も前向きな感想が多くてホッとしています」と話す。また、原作では登場しないシーンの「蘇枋が走ってる!」という書き込みがあって、「“そこか!”と思いました(笑)」とにっこり。

杉下京太郎役を演じたJUNONは主題歌「Stay Strong」の作詞を手がけている。「歌詞に込めた思いは?」という質問に「『身に染みた弱さすら手放したくないんだ……』という歌詞があって、そこに本質を言えたら……」と込めた思いを明かした。

JUNONの言葉に水上が「曲かっこいいなー!って。JUNONさんが杉下の格好で歌うところも見てみたい」とリクエストして、JUNONを笑わせた。
総代の梅宮一役を演じた上杉は「人が変わるときにそばにいる人間でいたいといつも思っているので、一歩引いた場所にいてみんなを見つめることを意識していました」と撮影を振り返る。

桜たちを見守る橘ことは(喫茶店「ポトス」の店員)役を演じた八木は「ことはは、懐が広くてカッコイイと思います。防風林のメンバーが帰ってくるところを守っている存在です。みんながしゃべっているときも俯瞰で見ていたりとか、監督とも相談してフラットに演技することを心掛けました」とコメント。

獅子頭連のナンバーツー・十亀条役を演じた濱尾は、山下が演じている兎月山との対峙について「僕が一方的に見ている感じだったのですが、最後に山下くんと見つめあうことで一気に分かり合えた気がします」と話すと、萩原監督は「2人ともスゴイ集中力で演じていて、心が動かされました」と絶賛。

本作にちなみ、「今正面から向き合いたい人は?」との質問に、と水上は「濱尾くんにしようかな。因縁をつけられるのは濱尾くんしかいない(笑)」と回答。これに濱尾は「もういいかなー(笑)。でもまたお芝居したいですね!」と応えた。

木戸は「やっぱり上杉パイセンですかね。プライベートでゴルフをやっていて、沖縄ではギリギリ勝ったんですが、東京に戻ってきてからずっと負けてます」と苦笑する。
JUNONは「さっき、啓永とサッカー・ゲームをやっていて。引き分けで終わっちゃったので本気でぶつかり合いたい」。綱も「俺もまったく同じことを言おうとしていた(笑)。僕ら実力が拮抗していて、4勝4敗ぐらいかな」。

「クイズ! 座長水上」というコーナーで、共演者たちが回答。「水上が沖縄で好んで食べていたものは?」
ほとんどのキャストが「ケバブ」と答えたが、正解は「ケバブとフライドポテト」。水上が「ケバブだけではダメです。フライドポテトも美味しいので外しちゃダメです」と強調し、正解者は無しとなった。

「水上が撮影中に最も心が動いたと思われる瞬間は?」という質問には、「育てていたポケモンが進化したとき」や、「下駄で踏まれた時」など、個性的な回答が飛び出したが、正解は「滞在したホテルからの景色を目の当たりにした時」で、水上は「夜になったら空気が揺らめいているんです。夜景がきれいだなって……。意気込んだ瞬間でした」と思い出を振り返る。解答者からは、映画には関係ないだろう! 分かるか!(苦笑)」とのツッコみが入って会場の笑いを誘った。

最後に水上は「従来のヤンキー作品とは違う、令和の作品にする狙いがありました。芯が通った作品になったのではないかと思います。1人でも多くの方に観てほしいです」とお願いのメッセージを送った。


(取材・文・写真:福住佐知子)
公開表記
配給:ワーナー・ブラザース映画
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