作品紹介

『水の中で』

©2023 Jeonwonsa Film Co. All Rights Reserved.
イントロダクション

 1996年の長編デビュー作『豚が井戸に落ちた日』から30年。これまで30本以上の監督作を発表し、近年はさらなるハイペースで自身のフィルモグラフィを更新し続けるホン・サンス。韓国のソウルに生まれ、アメリカで美術を学んだホン・サンスは、大作商業映画からは距離を置いた映画の製作体制を築き、ベルリン国際映画祭での5度の受賞をはじめ、カンヌ、ヴェネチア、ロカルノなど数々の国際映画祭で活躍し唯一無比の存在感を示してきた。その独自のスタイルはまさに孤高の映画作家といえるが、あくまで淡々とおおらかで独自の作品づくりを続けてきた。
 日常に潜むドラマを鋭く観察し、そこに現れるささやかなずれや揺らぎを、静かに、ときにユーモラスに描く。異邦の地の旅人の小さな冒険譚を、くりかえされる日々のリズムを、そして酒に溺れる人々の滑稽さをじっと見つめる。ホン・サンス監督の姿勢は30年前も今も変わらない。一方で、その製作体制や人々を見つめる視線は時代とともに緩やかな変化を遂げ、ますます多くの映画ファンを魅了しつづけている。
 謎めいた映画世界に導かれるように、この秋、ホン・サンスの“いま”に出合える、異例の企画がスタートする。2025年11月から2026年3月まで、2023年以降につくられた新作5本を5ヵ月連続で公開する「月刊ホン・サンス」。さらに、新作にリンクしたテーマで過去作を振り返る特集「別冊ホン・サンス」も同時開催。これまで数々の作品に魅了されてきたファンにとっては、改めて彼の作品の変化を辿り直す絶好の機会に、そしてこれからその映画世界に触れる人たちにとっては、5ヵ月間集中してホン・サンス映画に触れていく新たな入り口になるに違いない。
 偶然に出会った人々が語らい、道に迷い、酒を飲んではまた語らい合う。果てしないくりかえしのなかから、ふいに見えてくる小さな真実と、美しさに満ちた景色。この独特で不思議な世界は、どんなふうに私たちの生きる日常と重なり合うのか。ミステリアスでユーモアに満ちたホン・サンス映画とともに、世界の新たな見方を発見してほしい。

©2023 Jeonwonsa Film Co. All Rights Reserved.

ストーリー

 大学卒業後、俳優業に専念していた青年ソンモは、自主制作で短編映画を監督しようと決意する。かつての同級生ふたりを連れ、リゾート地として知られる済州島へ向かうが、思うようにシナリオは書けず、煩悶しながら海辺を散策していた。そんな折、ひとりの女性との出会いをきっかけに、語るべき物語を見出す。やがて、海辺での撮影が静かに始まる──。

 (原題:물안에서|英題:In Water、2023年、韓国、上映時間:61分)

キャスト&スタッフ

 脚本・監督・製作・撮影・編集・音楽:ホン・サンス
 出演:シン・ソクホ、ハ・ソングク、キム・スンユン

ギャラリー

予告編

©2023 Jeonwonsa Film Co. All Rights Reserved.

オフィシャル・サイト(外部サイト)

 https://mimosafilms.com/gekkan-hongsangsoo/

公開表記

 配給:ミモザフィルムズ
 2026年1月10日(土)より、ユーロスペースほかにて全国順次公開

 (オフィシャル素材提供)

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