
登壇者:小芝風花、吉原光夫、西野亮廣(進行役 兼任)
2020年に大ヒットを記録し、⽇本アカデミー賞ほか、海外30以上の映画祭を魅了し、国内動員196万人の大ヒットを記録したオリジナル・アニメーション『映画 えんとつ町のプペル』。その最新作、『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』が3月27日(金)に公開される。
ベルリン国際映画祭 ジェネレーション部門への正式出品、今月16日には同映画祭でワールドプレミア上映が行われ、世界を魅了した本作。公開まで1ヵ月となる今、【公開まで30日!『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』公開記念イベント】がesports銀座studioにて開催された。本イベントには、人に化けた植物・ナギ役の小芝風花、100年間約束を信じて待ち続ける時計師・ガス役の吉原光夫、製作総指揮・原作・脚本を務める西野亮廣が登壇。ベルリン国際映画祭での反響や本作のテーマ“信じて待つ”にちなんだトークなど、ここでしか聞けないトークがたっぷりと繰り広げられた。
初公開となった本編冒頭部分がスクリーンで映し出されたのち、進行役兼任の西野亮廣が「よろしくお願いいたします!」と勢いよく登壇。会場から温かく迎えられると、話しは現地入りしていたベルリン国際映画祭の話題に。「非常に盛り上がりました。上映後はもちろん、上映中もいろいろなシーンで指笛だったり、子どもたちが立ち上がって叫んだりと大変な盛り上がりで皆さんにもお見せしたかったです」と大盛況となった現地の様子を語った。

その後西野の呼びかけで小芝風花と吉原光夫が登壇。今作は「ルビッチがプペルにもう一度会うまでの物語」となっているが、そこに小芝演じるナギと吉原演じるガスがどのように関わってくるのかがポイントのひとつとなっている。それについて西野は「実はキングコングの西野と梶原の関係性がベースになっています」とした上で、「昔、梶原が失踪してしまうことがあったんですが、それを私が待っていました。待っているのがガス、待たせているのがナギ、そういう間柄で“約束の時計台”というのも“信じて待つ”というのがテーマになっている」とタイトルにもある“約束の時計台”に込められた意味とともに明らかにした。

西野による芸人仕込みのMCっぷりに感心とツッコミも入る中、役柄についての話に。
ナギを演じた小芝は「元気でまっすぐな女の子というイメージは持っていましたが、細かいことは現場で西野さんにお任せしようと思っていました。歌唱シーンもあったので2ヵ月前くらいからボイトレにも通いました」と明かした。歌唱シーンはやがて恋仲となるガスとの初対面のシーン。キュンとさせなければならないというプレッシャーもあったと思うという西野のコメントを受けて、ガスを演じた吉原は「キュンとしましたよ。歌唱シーンの時はご一緒できなかったのですが、鼻歌みたいなのは聞いていました。それで試写で見た時にガスと同じ顔になりました。可愛い!って」とナギとのシーンについて語った。また鼻歌についても、ミュージカルなど歌のプロとしての顔も持つ吉原から、直々に指導があったことも明らかにした。
小芝が泣きながらアフレコしたというシーンについて「台本を読んだ時から泣いていました。完成した映像を見ても泣いてしまいました。ガスの表情を見ているだけで溢れてくるものがあったので、何回やっても新鮮な気持ちで入りやすかったです」と語った。一体どんなシーンに仕上がっているのか、楽しみにしたい。

続いてお気に入りのシーンについて、スクリーンにシーンを上映しながらのトークに。小芝がセレクトしたのはナギがガスにピアスを返そうとするが、「また返しにきて」と押し戻されるシーン。「ずるくない!? ふざけてて、急にかっこいい顔で返してきて、また会いに来てってことでしょ!? ずるくないですか! すごくときめいたシーンです。大好き!」と興奮気味にコメント。西野も「イヤリングが非常に大事。受け取らなかったことが後々影響してきます」と伏線を匂わせた。
吉原がセレクトしたのは山寺宏一が一人二役を務めた、双子の便利屋コメット&ウィニーが登場するシーン。このシーンについて吉原は「いいですね。アニメーションの醍醐味で山寺さんにしかできないなと思いました」とコメント。ルビッチが重要なアクションを起こす時にサポートして現れる2人。山寺による2人の掛け合いは軽妙で愉快な雰囲気に仕上がっている。小芝、吉原がセレクトしたシーンもぜひ楽しみにしていただきたい。

続いて本作の“信じて待つ”というキーワードにちなみ、今信じて待っていること、または過去に「これはすごく待った!」という経験を問われると、小芝は「私すごくせっかちなので、これまで信じて待ててなかったのかなと思いましたね。ちょっと時間がかかってロスがあったとしても、相手を信じて待ってあげるってすごく大事なんだなと思いました。待ってあげることで、相手がその理解が深まったりとか、(待たないことで)成長するきっかけを奪っていたこともあるのかなっていうのを気づかせてもらいましたね」と自身の性格と照らし合わせていた。
吉原は「本当に子どもの首根っこ持ってこの作品5回ぐらい見せたいんですけど、勇気がない子なんですよ。なんでも怖い。やだ。やりたくない。例えばピアノ家で弾いてるんですけど、『習いに行く?』『やだ、どんな先生か分かんないからやだ』みたいな。これを『もう知らん、連れていく!』とかやるのではなくて、やっぱりちょっと待つっていうことを今やってますね」と自身の子育てで直面していることについて、西野は「20歳下の子とかが会社にいる。成長が遅い子も中にはいますが、そこを言ってしまうとその子のためにならないので待ちますね。ただ、やっぱ待つのはすごく体力も覚悟も勇気もいる。待って何かリターンがあるっていう約束がないので」と語った。

さらに「まだ間に合う」というキーワードにちなみ、これから新しく挑戦したいこと、今からやってみたいと思うことについては、小芝は「字が綺麗になりたいと思って、本で平仮名からペン字を練習しています」。吉原は「ギター、何度も諦めていたんですが、今毎朝1時間練習しています、F(コード)で挫折したので、Fはやらないことを決めました(笑)」。西野は「腸活、厳密には菌活をやっています。調べてみたらすごく面白くて、持久力菌というのが人より多いみたいなので、もっと増やしたい」と、それぞれの新たな挑戦を明らかにした。
最後に小芝が「本当に感動して、大人が観ても学ぶことが多いし、楽しめる作品になっています。たくさんの方に観ていただきたいです。」、吉原は「うちの子みたいに失敗も成功も怖がっているお子さんはいると思います。でもこの映画を観ることによって、失敗していいし、ダメだったけどもう1回飛び立とうって思えたりとか、お子さんと一緒に観に来ていただけると、すごくいい時間になるんじゃないかなと思いますね」、西野からは「“待つ”というのは、自分もそうですけど、たくさんの人が一番苦手で一番向き合うべきテーマなんじゃないかと思っています。この“待つ”っていうのは劇中でもありますが、何もしないってことじゃなくて、相手を信じ抜くことだっていう、そういったセリフがあるんですけども、その辺が伝わればいいなと思います。今日はお集まりいただきましてどうもありがとうございました」と締めの挨拶があり、大きな歓声とともにイベントは終了した。


公開表記
配給:東宝・CHIMNEY TOWN
3月27日(金) 全国公開
(オフィシャル素材提供)






