イベント・舞台挨拶

『カンフーくん』第20回東京国際映画祭 舞台挨拶

©2007映画「カンフーくん」製作委員会

 中国の武術学校に通う天才少年と、泉ピン子扮する中華料理屋の女将が繰り広げる痛快アクション『カンフーくん』が完成し、第20回東京国際映画祭でお披露目の舞台挨拶が行われた。

 小田一生監督、藤本七海、藤田ライアンに続いて舞台に現れたのは、“カンフーくん”ことチャン・チュワン。いきなりのバック転での登場に、早くも場内の空気は興奮気味に。「今回、生まれて初めて映画の撮影に参加しました。とてもうれしかったですが、とても緊張しました」と答える。

 VFXの達人としても知られる小田一生監督に本作の撮影にあたって注意した点を聞くと、「初めての子どもが大勢出る映画だったので、その点ではハードルが高いなと思いましたが、とにかく楽しい映画にしたい、現場も楽しい雰囲気にしたいということを心がけました。泉ピン子さんに助けられたこともあり、現場の雰囲気もかなり良かったと思います。おそらく、そういったことが画面から上手く出ていると思います。泉ピン子さんは、最初からニュー幸楽の割烹着で現れました。子どもたちも、ピン子さんが来ると皆ニコニコするような雰囲気になり、ものすごいインパクトがありました」と振り返る。

 続けて質問に答えたのは主役のチャン・チュワン。「この映画のオーディションに受かった時は、とてもうれしかったです。カンフーは5歳から始めたので、今年で4年勉強しています」と、8歳にしては計算が合わない答え。「将来は、ジャッキー・チェンさんやジェット・リーさんのようなアクション・スターになりたいと思います」と、小さいながらも志は高い。しなやかで強靱な体を維持する秘訣を探ろうと好物を聞くと、「いろいろなものを食べますが、好きなのはお肉です。日本の食事で美味しかったのは、やはり焼き肉です」とうれしそうだ。

 チャン・チュワンの相手役であり、カンフーくんが居候するニュー幸楽の娘・レイコを演じたのが、『奈緒子』『子猫の涙』など出演作の公開が続く藤本七海。「現場では学校のシーンがとても多かったので、毎日本当に学校に通っているみたいでした。女の子は1人でしたが、わいわいと賑やかで、とても楽しい現場でした。弟が欲しいなと思っているので、そういう部分は、レイコと気持ちが共通する部分もあります。撮影中は、皆で“どんな子が好き?”とか恋の話をしたり(笑)、カンフーくんの話でも盛り上がりました」と撮影当時を思い出す。ちなみに、映画の中では、チャン・チュワンの頭を何回も触っているが、その感想は「すごく気持ちが良くて、落ち着きます。癒し系です」とのことだ。

 ちょっと頼りないイケメンくんを演じたのが藤田ライアン。「カンフーくんは僕より年下なのに精神力が強く、撮影で怪我をしても絶対に泣かない根性には、本当にびっくりしました。泉ピン子さんはアクションが出来なかった時に“ほら、頑張りな!”と励ましてくれたので、頑張って練習していたら出来るようになりました」と振り返る。今回は映画の中でクンフーに挑戦したが、「もともと体が堅いほうなので、最初は全然出来ませんでしたが、こつを掴んだらけっこう出来るようになりました。“僕もやろうかな?”と思いましたが、カンフーくんの先生に“本当に続けられるのか?”と聞かれ、考え直しました」と、へたれぶりを披露した。

 短い時間ながら、笑いに包まれた舞台挨拶となった。

 なぜか中国の少林寺から空を飛んできた武術に長けた少年と、こちらもなぜか某テレビドラマを思い出してしまう名前の中華料理屋を営む太極拳の達人の女主人が、謎の組織と戦う物語。難しいことは考えずに、肩の力を抜いて楽しんで欲しい。

 登壇者:チャン・チュワン、藤本七海、藤田ライアン、小田一生監督

 (取材・文・写真:Kei Hirai)

公開表記

 配給:角川映画
 2008年3月29日より新宿ガーデンシネマほか全国ロードショー

関連作品

スポンサーリンク
シェアする
サイト 管理者をフォローする
CINEMA FACTORY
Translate »
タイトルとURLをコピーしました