作品紹介

『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』

© FILM PRODUKCJA – PARKHURST – KINOROB – JONES BOY FILM – KRAKOW FESTIVAL OFFICE – STUDIO PRODUKCYJNE ORKA – KINO ŚWIAT – SILESIA FILM INSTITUTE IN KATOWICE

イントロダクション

 『太陽と月に背いて』『ソハの地下水道』の名匠アグニェシュカ・ホランドが、秘密主義の独裁国家に潜入した実在のイギリス人ジャーナリスト・ジョーンズを主人公に、息もつかせぬサスペンスフルな語り口、陰影豊かなヴィジュアルで描出した最新作。無力な存在でありながら命の危険も顧みず、眩しいほどまっすぐに真実を追い求めたジョーンズの不屈のドラマは、誰しもの心を揺さぶることだろう。

 キャストには英米の実力派俳優たちが揃った。ジョーンズを演じるのは、NHKでも放映された英BBC制作の超大作ドラマ「戦争と平和」のアンドレイ・ボルコンスキイ役で注目され、グレタ・ガーウィグ監督作『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』などで活躍するジェームズ・ノートン。ニューヨーク・タイムズのモスクワ支局で働く記者エイダに『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』のヴァネッサ・カービー。『ニュースの天才』『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』の名バイプレイヤーであるピーター・サースガードがピューリッツァー賞記者ウォルター・デュランティに扮している。

 国民の知る権利、体制による情報操作・隠蔽、報道の使命といった今日的なテーマもはらむ本作には、不朽のディストピア文学「1984」で名高いジョージ・オーウェルが、1945年に発表した傑作寓話「動物農場」の誕生秘話も盛り込まれている。ジョーンズとオーウェルの意外な接点を描くドラマティックなストーリーのうねりが、観る者の知的好奇心を刺激するに違いない。

© FILM PRODUKCJA – PARKHURST – KINOROB – JONES BOY FILM – KRAKOW FESTIVAL OFFICE – STUDIO PRODUKCYJNE ORKA – KINO ŚWIAT – SILESIA FILM INSTITUTE IN KATOWICE

ストーリー

 1933年、ヒトラーに取材した経験を持つ若き英国人記者ガレス・ジョーンズには、大いなる疑問があった。世界恐慌の嵐が吹き荒れるなか、なぜスターリンが統治するソビエト連邦だけが繁栄しているのか。

 その謎を解くために単身モスクワを訪れたジョーンズは、外国人記者を監視する当局の目をかいくぐり、すべての答えが隠されているウクライナ行きの汽車に乗り込む。

 やがて凍てつくウクライナの地を踏んだジョーンズが目の当たりにしたのは、想像を絶する悪夢のような光景だった……。

(2019年、ポーランド=イギリス=ウクライナ、上映時間:141分、PG12)

英題:Mr. Jones

キャスト&スタッフ

監督:アグニェシュカ・ホランド
脚本:アンドレア・チャルーパ
出演:ジェームズ・ノートン、ヴァネッサ・カービー、ピーター・サースガードほか

ギャラリー

オフィシャル・サイト

akaiyami.com (外部サイト)

予告編

公開表記

配給:ハピネット
8/14(金) 新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国公開!

(オフィシャル素材提供)

関連作品

スポンサーリンク
シェアする
サイト 管理者をフォローする
Translate »
タイトルとURLをコピーしました