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尚玄主演、日本・フィリピン合作映画『GENSAN PUNCH – 義足のボクサー(仮)』第26回釜山国際映画祭キム・ジソク賞にノミネート!

 世界の国際映画祭で600以上の受賞歴があるフィリピンを代表する監督ブリランテ・メンドーサが、日本国内外で活躍している俳優・尚玄を主演に迎えた、フィリピンと日本合作長編映画『GENSAN PUNCH – 義足のボクサー(仮)』が、2021年10月6日(水)~15日(金)の日程で開催される第26回釜山国際映画祭のキム・ジソク賞にノミネートされた。本作は2022年日本公開を予定している。

 2009年カンヌ国際映画祭に出品した『キナタイマニラ・アンダーグラウンド』で監督賞を受賞したほか、世界中の映画祭で賞を総なめにしてきたフィリピンの国民的英雄監督が送り出す新作『GENSAN PUNCH – 義足のボクサー(仮)』は、日本人義足のボクサーが困難の先に人生を見出した感動のストーリー。モデルとして活躍の後、日本のみならず海外でも多数映画出演を果たしている沖縄出身の俳優・尚玄が主演として抜擢され、極限まで鍛え上げた肉体を駆使して実在した義足のボクサーを熱演、監督の高い期待に見事に応えた。共演は日本から南 果歩ほか、フィリピンを代表する俳優ロニー・ラザロ、ビューティー・ゴンザレスが参加している。

 4回目を迎えるキム・ジソク賞は、2017年にカンヌで急逝した釜山国際映画祭エグゼクティブプログラマー、キム・ジソク氏を偲んで設立された。アジアの若き才能の発掘に情熱を注いできた氏の遺志を継ぎ、「アジア映画の窓」部門にノミネートされた作品から、審査員が最も傑出していると評価した1作を選出、1万ドルを授与する。2021年は7作品がノミネート、日本からは荻上直子監督の『川っぺりムコリッタ』がエントリーしている。審査委員長は、イランの監督レザ・ミルキャリミ。

ブリランテ・メンドーサ監督 プロフィール:

 2005年に『マニラ・デイドリーム」を製作し、映画監督としてデビュー。ロカルノ国際映画祭でビデオ部門金豹賞を受賞した。
 2007年の『Tirador』は第57回ベルリン国際映画祭カリガリ賞を受賞。2008年の『サービス』によってフィリピン映画としては24年ぶりとなるカンヌ国際映画祭コンペティション部門への出品を達成。
 2009年第62回カンヌ国際映画祭では、2年連続でコンペティション部門出品となった『キナタイマニラ・アンダーグラウンド』により監督賞を受賞した。
 また同年、『Lola』が第6回ドバイ国際映画祭で作品賞を受賞。2012年の第62回ベルリン国際映画祭では『囚われ人パラワン島観光客21人誘拐事件』がコンペティション部門で上映された。
 2016年の第69回カンヌ国際映画祭では『ローサは密告された』ではパルムドールに出品され、出演のジャクリン・ホセが主演女優賞を受賞し、大きな話題となった。
 2018年はNetflix初のフィリピン・ドラマ・シリーズ「AMO終わりなき麻薬戦争」を監督。
 『アルファ、殺しの権利ALPHA the right to kill』でも第66回サンセバスチャン国際映画祭で特別審査員賞を受賞、続く『Mindanao』では第41回カイロ国際映画祭にて主演女優賞、他多数の映画祭にて受賞するなど、世界の映画祭で賞を総ナメにしてきているアジアを代表する監督である。

尚玄 プロフィール:

 1978年生まれ。沖縄県出身。
 大学卒業後、バックパックで世界中を旅しながらモデルとして活動。2004年帰国、俳優としての活動を始める。
 2005年戦後の沖縄を描いた映画『ハブと拳骨』でデビュー。
 2008年NYで出逢ったリアリズム演劇に感銘を受け、本格的に芝居を学ぶことを決意し渡米。
 現在は日本を拠点に邦画だけでなく海外作品にも多数出演している。
 近年の主な出演作は『セクシャルドライブ』(21/吉田浩太監督)、『Come and Go』(21/リム・カーワイ監督)の公開が控えている。

(オフィシャル素材提供、構成:Maori Matsuura)

公開表記

 2022年 公開予定

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