イベント・舞台挨拶

「TBS DOCS」チェアマン就任・大発表会

 1955年の開局以来、日々のニュースや珠玉のドキュメンタリー番組を放送し続けてきたTBSが、満を持して立ち上げたドキュメンタリー映画の新ブランド「TBS DOCS」。この度、「TBS DOCS」のチェアマンに、爆笑問題の太田 光が就任し、会見イベントが実施された。
 さらに本イベントでは、秋葉原にあるクライミングジムにフリークライマーの大場美和を招いてのクライミング実演も実施され、TBS DOCSブランドから誕生した『人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版』の公開を控えたイベントとしても大いに盛り上がった。

 TBSのドキュメンタリー映画の新ブランドとして立ち上げられた『TBS DOCS』。そのチェアマンに爆笑問題の太田 光が就任することが決まった。11月21日(月)には都内にあるボルタリング会場「B-pump Tokyo 秋葉原」でPR記者会見が行われ、太田のほか、ドキュメンタリー映画『人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版』(11月25日公開)PRを兼ねてフリークライマーの大場美和が出席した。
 昨年は映画祭アンバサダーを務めた太田は「去年の上映の反響はかなりありました。僕の耳には届いていませんけどね」とさっそくボケつつ、「作品を観る前はそれほどたいしたものではないだろうと思っていたけれど実際に観たら驚いた。どれをとっても素晴らしくハイレベル。改めてTBSを見直した」とTBSが誇るドキュメンタリー作品のクオリティに舌を巻いていた。
 『人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版』について太田は「世の中にはこんな人生を送っている人がいるのかと、山野井泰史という存在にビックリ。俺なんてネットで炎上しながら悩んでいるけれど、そんな社会とは全く別の世界で生きている。しかも自分と同い年。俺はどれだけぬるま湯で生きてきたのかと思わされた。山野井さんとはいつか対談したい」とすっかり魅了されていた。
 さらに本作は、岡田准一が初めてドキュメンタリー作品のナレーションを担当していることも話題に。太田は「岡田君がナレーションを担当していると聞いたときは『なぜ俺が選ばれなかったのか……』と思った」と落ち込むも「岡田君のナレーションはカッコいい。彼自身もストイックな人なので山野井さんとの共通点もある」と納得の表情だった。
 大場も作品について「武石浩明監督自身も登山をするということで、山野井さんと関係を築いてその挑戦を映像に残してくださったのは貴重なこと。25年という長い期間密着されているということで、山野井さんの考え方の変化なども見ることができて、一人のクライマーの歴史を感じました」とクライマーとしての視点で講評。太田は山野井氏について「無謀に見えるけれど、実は慎重であり冷静。だから今も生きている」と分析し「自分と照らし合わせると勉強になる。俺がもしクライマーだったら絶対に死んでいるはず」と自戒を込めてリスペクトしていた。


 また太田は、12月16日公開の『戦場記者』に「戦争が世界中で長く続いていることを思い知らされる作品」と評し、2月14日公開の『日の丸 寺山修司40年目の挑発』に「1967年に製作されたオリジナル版はお笑いを始めたころに見て、バラエティ番組でパロディをやったくらい。それくらい気になるテーマだったので興味深かった」とそれぞれ感想を述べた。
 この日は『人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版』ヒット祈願として、大場がボルタリングを生パフォーマンス。太田の「黄色のやつが滑りやすいよね」という知ったかぶりを挟みつつ、大場はスイスイと反り立った壁面を登り、ヒット祈願の幕が入った可愛らしいくす玉を割った。


 大場のクライミング技術に触発された太田は「自分もクライミングを練習して挑戦をしてみたい。まずは山野井さんに案内してもらって高尾山に行きたい。寒いのが苦手なのでロープウエイを使って」と謎の意気込みを見せていた。
 さらに来年行われる「TBSドキュメンタリー映画祭2023」の開催とポスタービジュアルも発表。太田は「ポスターデザインはおそらくバンクシーのパクりだろう」といじりつつ、東京のみならず、大阪、名古屋、札幌での拡大開催に「北海道の人に観てもらうのが悲願だった。その願いがようやく叶った。ぜひとも田中義剛に観てほしいね」とボケながらも全国的展開を歓迎。大場も「たくさんの場所で作品を観られるのは楽しそう」と映画祭の成功を願っていた。

■ 公式HP: https://www.tbs.co.jp2/TBSDOCS_eigasai/(外部サイト)

登壇者:太田 光(爆笑問題)(「TBS DOCS」チェアマン)、大場美和(『人生クライマー』作品ゲスト)

(オフィシャル素材提供)

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