『映画きかんしゃトーマスめざせ！夢のチャンピオンカップ』アフレコイベント

　原作誕生から78年、３世代に渡って世界中の子どもたちから愛されつづけるきかんしゃトーマスと仲間たち。12年ぶりのフル・リニューアルを遂げてから、初となる長編劇場作品『映画きかんしゃトーマスめざせ！夢のチャンピオンカップ』が３月10日(金)に公開となる。

　トーマスたちのホームタウン、ソドー島を舞台にレース大会が開催されることになり、世界中から速さ自慢のレーサーたちが大集結！　本作のゲスト声優としてYOUと藤井隆の出演が決定し、トーマスたちのライバルとなる出場選手「スペインからやってきた双子の高速列車ファローナ（YOU）＆フレデリコ（藤井隆）」を演じる。ファローナとフレデリコは、世界のいろいろなレースで27回も優勝したことがある自信満々の双子レーサー。勝つためには手段を選ばない、超強力なトーマスのライバルだ。

　この度、映画の公開に先駆けて２月１日(水)、YOUと藤井隆登壇の公開アフレコイベントが実施された。
　20年来の親友同士であり、叔母と甥と呼び合う関係で息もぴったりの２人が、メディアの皆様の前で「甥と叔母」から「双子のきかんしゃ」となって生アフレコを披露した。また、子育て経験もある二人が本作の魅力や“トーマスのライバル役”になぞらえ、芸能人のライバルとして「超ビッグな大物芸能人」の名前も飛び出すトークコーナーも。熱いライバル心を燃え上がらせたトークとともに、大盛り上がりのアフレコイベントとなった！

　イベントではアフレコ３シーンを実演。芸能界の先輩後輩でもあり、プライベートでは実に20年以上も仲良くしているという２人。アフレコの掛け合いは息ぴったりで、取材陣も唸ってしまうほど。さらに、笑いもしっかりはさむなど気心の知れた２人の掛け合いにスタジオは笑いにつつまれた。

　大幅にリニューアルしたトーマスについて藤井は「すごく生き生きしています。真っ赤になって怒る姿を見ると応援したくなるし、悲しそうな顔をしているとなんとかしてあげたくなります。とても躍動感があるので、楽しんでいただけると思います！」とニッコリ。子どもが小さい頃に一緒に観ていたと明かしたYOUが「段階を経て表現方法が変わってきています。今回のトーマスは“ベロ”ひとつとっても、濃淡がはっきりして立体的に。とても分かりやすく、伝わりやすく、さらに迫力も出ていると感じました」と色味の変化についても触れると、「ベロの濃淡まで！（ご覧になってらっしゃる、さすがです先輩というふう）」と合いの手を入れる藤井に「そうなんです、ほら！」とトーマスの大きく開いた口の中を指差し、報道陣に注目ポイントをしっかりアピールしていた。

　２人が演じる双子は自信満々のベテランレーサーのキャラクター。「スペインからやってきた、負けなしの高飛車な双子です」とYOUが説明すると、藤井が「トーマス＆カナのコンビ、特にカナちゃんに「絶対負けるもんか」と思わせる刺激を与えるキャラクターで、セリフもなかなかカチンとくるようなことを言います」と補足。レースの結果に影響を与える重要な役とも話し、「レースの行方がどうなるのか。ぜひ、劇場で見届けてください！」と呼びかけた。

　仕事でもプライベートでも大の仲良しの２人はお互いを「叔母と甥」と呼ぶ間柄。実際のアフレコは個別に行ったが、YOUは先に収録を終えていた藤井の声を聞きながらのアフレコだった。「甥の声がきちんと入っていて、『そういう感じで行くのね』と受け止めて、そこに乗っかった感じです」と微笑むYOU。藤井は「双子の設定、性格などを監督が細やかに教えてくれたので、すごくやりやすかったです。この後、YOUさんが楽しく（アフレコ）できるように、頑張ってくださいと背中を押されました。緊張したけれど、頑張れました」と胸を張った。また藤井が「普段は叔母と甥のような関係ですが、映画の中では双子。いつもと違った関係で……」と話したところで、YOUが「実写版もいけます。やる気満々です」と提案し、笑いを誘う。YOUの提案に少し、驚いた表情を見せながらも「実写版が楽しみです！」と藤井も続けるなど、息のあった掛け合いで、終始笑いを誘っていた。

　映画にちなみ「ライバルは誰？」と訊かれると「誰だろう、誰？」と回答に困ったYOUが藤井に助け舟を求める場面も。すると藤井が「ソフィー・マルソーじゃない？」と即答。「リバイバル上映された『ラ・ブーム』を観て、『YOUさんじゃない？』と思うところがたくさんあって。似ているところはあると思います。僕発信ということで、ソフィー・マルソーでお願いします」と改めて伝えると、YOUもこれに乗っかり「ソフィー・マルソーで！」とカメラ目線で答えると取材陣は大爆笑。YOUが思う藤井のライバルは「カイリー・ミノーグ」と答え、その理由は「藤井くんの活動に影響を与えた人」としっかり説明するも、２人は顔を見合わせ「この展開、大丈夫？」とMCに尋ねる場面も。２人が「次からはちゃんとします」「楽しくなっちゃって」などとコメントするたびに取材会場は笑い声でいっぱいになった。

　映画公開日の３月10日は、藤井の誕生日。「松田聖子先輩、渥美清さん、博多大吉先輩……」と同日が誕生日の芸能人の名前を藤井が挙げていくと「私の友達の“まさとも”も」とニヤリとしながら付け加えたYOUは「本当にめでたい日の公開です」と力強くアピール。「私は、マイケル・ジャクソン、ペ・ヨンジュン、八代亜紀先輩と誕生日が一緒」とYOUが続き、話が脱線しそうになると、MCから「映画を楽しみにしている子どもたちにメッセージを！」とのリクエストが。YOUは「あらすじが分からない小さいお子さんでも、親しみやすく、楽しく観られると思います。トーマスや仲間たちが動く映像を観るだけでも思いやりが伝わってきます。映画を観たら、親御さん、おじいちゃん、おばあちゃん、みんなで一緒にトーマスの話をして、もう一回観たいなとなってくれたらいいな。何回も足を運んでください！」と呼びかけ、藤井は「大きくなってトーマスから離れている少年少女、お父さんお母さんにも観て欲しいです。（リニューアルされた）新しいトーマスをぜひ劇場で観てください。劇場のスタッフさんが万全の状態でお待ちしています。家族揃ってお楽しみください！」と満面の笑みでアピールし、笑い溢れるイベントを締めくくった。

　登壇者：YOU（ファローナ役）、藤井隆（フレデリコ役）