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ミニシアターの魅力を伝える動画 by 塚本晋也「街の小さな映画館」第9回映像公開:大分 シネマ5

 塚本晋也監督がミニシアターを撮る「街の小さな映画館」企画の第9回として大分市のシネマ5の動画がYouTubeチャンネルにて公開された。
 「街の小さな映画館」企画は2015年の『野火』初公開時に全国劇場行脚を行い個性あふれるミニシアターの魅力に触れた塚本晋也監督が、お世話になっている映画館を1館ずつ訪れ、ミニシアターの魅力を伝える動画を撮影する企画。コロナ禍をきっかけに「未曾有の事態の中格闘していらっしゃるミニシアター」に「エールを送らせていただきたい」との思いから始まった。劇場とのアポ取りから撮影・編集・YouTubeへのアップまで塚本監督自身が単独で行い、ロゴとイラストも描きおろしている。
 大分市の中心市街地に位置する市内唯一のミニシアター、シネマ5は閉館する映画館を館名もそのままに継承するかたちで昭和最後の日である1989年1月7日に開館した映画館。代表の田井 肇氏は地域の映画・映像文化を担う組織が中心となって構成されるコミュニティシネマセンターの代表もつとめる。初公開時、『野火』を自主配給することにした塚本監督が同団体主催の「全国コミュニティシネマ会議」(全国各地で映画上映を行っている人たちの情報交換と交流の場)のパーティーに自ら売り込み営業に行った際に、真っ先に上映を決めた劇場のひとつである。
 公開された動画では、隠れ家感のある入り口から、清廉と整えられながらも探索心をくすぐるつくりのロビー、喫煙ルームに飾られた市川 崑監督の『股旅』のポスター、趣のある映写室などを辿る。インタビューでは代表の田井肇氏が現在そして今後の社会において映画館で映画を観ることの意義を語る。

「街の小さな映画館」第9回 シネマ5

塚本晋也監督からシネマ5へのコメント

 ビルの小さな入り口に入り、階段を上ると、落ち着いた雰囲気の映画館が待っている。丁寧に長い時間大事にされてきた静謐の空気がある。
 支配人の田井さんは、全国に広がるコミュニティシネマセンターの代表理事を務められ、動画のコメントでは田井さんらしく謙遜されているが、いろいろな映画館から「田井さんに助けてもらった」、「田井さんに優しくお声がけいただいた」という声をよく聞く。
 喫煙室には大好きな『股旅』のポスターが貼られてあり、心をくすぐる。大人の人の手がかかったミニシアターの中のミニシアター、です。

映画館情報

シネマ5
 大分県大分市府内町2-4-8 若竹ビル2階 TEL:097-536-4512

シネマ5bis
 大分県大分市府内町3丁目7-7 セントラルプラザ地下1階

シネマ5[公式サイト]大分県大分市の映画館
大分県大分市府内町の映画館「シネマ5」のホームページ上映中の映画、待機中の映画の紹介

 座席数:シネマ5・74席/シネマ5bis・168席

 昭和天皇崩御の日である1989年1月7日開館。映画最盛期、大分市だけでも20館近くの映画館があったが、1980年代にはロキシーが経営する映画館5館と、セントラルが経営する4館のみとなっていた。当時、ロキシーが経営していた映画館のうち、最も小さかった5番目の劇場「シネマ5」を閉館することになり、湯布院映画祭の中心メンバーだった現代表の田井 肇氏がそこを借り、それまで映画サークルが上映するのみだったミニシアター系の映画を上映する映画館としてリスタートすることになった。こけら落としは『ベルリン・天使の詩』。続いて2011年代に閉館を決めたセントラル劇場のうちの1館を借り受け「シネマ5bis」として2011年3月12日にリスタート。(bis=ビスは、2番目の意味)こけら落としは『英国王のスピーチ』。代表の田井氏は、フィルムライブラリー及びアーカイブ、美術館、地域型映画館、公共ホール、映画祭、自主上映団体、図書館、学校など、地域の映画・映像文化を担う組織が中心となって構成されるコミュニティシネマセンターの代表理事もつとめている。

『野火』上映記録

 2015:7月5日(先行上映)/7月25日~8月21日 ※ 舞台挨拶:8月5日
 2020:8月8日、9日、13日、14日
 2022:8月12日

(オフィシャル素材提供)

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