イベント・舞台挨拶

『断捨離パラダイス』初日舞台挨拶

©2023『断捨離パラダイス』製作委員会

 ごみ屋敷を舞台に繰り広げられる断捨離人情喜劇、映画『断捨離パラダイス』が待望の初日を迎え、新宿武蔵野館で行われた舞台挨拶にキャストの篠田 諒、北山雅康、武藤十夢とメガホンを取った萱野孝幸監督が登壇。また、当日はLIVEのために欠席した泉谷しげるに代わって、青山フォール勝ち(ネルソンズ)とサッシャが急遽参加してクロストークを繰り広げた。MCは出演者のひとり(主人公の幼なじみ役)でもある天希衣絵菜が務めた。

 本作は、「断捨離パラダイス」という名前の清掃業者がゴミ屋敷を掃除する6篇のエピソードからなるストーリー。オール福岡ロケで撮影された。さまざまな事情を抱えた掃除の依頼主たちの人間模様が見どころ。アメリカを初めとする各国の映画祭で7冠を受賞している。

 ピアニストになる夢をあきらめ、ゴミ清掃会社・断捨離パラダイスに勤めることになった主人公の白高律稀役を演じた篠田は1500人ものオーディションの中から選ばれた。好きなシーンを聞かれた篠田は、屋上で撮影したシーンをあげ、「前後2ヵ所で全然雰囲気が違うんですが、(心が)温かくなるシーンで、僕の好きな場面になっています」と客席に伝えた。

 3月にアイドル・グループ「AKB48」を卒業したばかりの武藤は、一昨年に撮影したことを明かし、「私がAKBを卒業して初めての映画になるので、頑張っている姿を見ていただけたら……」と観客に呼びかけた。また、福岡でのロケを振り返り、「もつ鍋とか、(元HKT48の田島)芽瑠ちゃんと食べたのですが、おいしかったです」と楽しそうに話した。武藤は、秘密を抱えた小学校の教員役で新境地に挑戦している。

 おいしい話が出たところで、役作りで節制していたという篠田は「バナナなんかを食べて、肉はとらないようにしたんです。朝食に北山さんと明太子を食べに市場に行ったくらいです」とちょっぴり不満気味。

 ゴミ清掃業者「断捨離パラダイス」の社長役を演じる北山は撮影時の萱野監督のエピソードを披露。「ハプニングがたくさんありました。監督は追い詰めたりはしないのですが、『目が笑ってないから――』と注意されたり、怖いんです(笑)」。緊張で篠田の手が震えていた時には「無意識からだったのですが、監督から『二度としないでください』と言われました」。


 青山フォール勝ちからも「僕は瞬きしないでくださいと言われました」と報告があり、厳しい指導の下で撮影が行われ様子が伝わってきた。すべては萱野監督の「いい映画を作りたい」というこだわりからの演出だった。

 青山フォール勝ちとサッシャのふたりは舞台挨拶への急な参加が決まり、緊張気味。サッシャは「俳優も舞台挨拶も初めての経験です。演じることはやってみたかったことなので機会をもらえて嬉しかった」と笑顔でコメント。

 青山フォール勝ちは「オーディションではメチャ緊張しました。芸人なので声が大きすぎて、監督から何度も注意を受けました」と撮影時を振り返った。萱野監督は「想像の5倍くらい大きかった」と苦笑していた。

 劇中に登場する大量のゴミとの出会いについては、リアルなゴミをスタッフがきれいに洗って山積み。ゴミの山が崩れるたびにスタッフが積み直していたそう。篠田が「僕の家、北山さんが掃除に来てくださいよ」とお願いする場面があり、北山からは「するよ~」と優しい返事があった。

 スタッフの頑張りでリアルなゴミ屋敷が作れた。そのゴミの一部がアート作品として銀座のギャラリーに展示されているとのこと。

 最後に篠田が「人生をハッピーに導くヒントになっています」とメッセージを伝えた。泉谷からは「お前ら、(舞台挨拶)頑張って来いよ!」との伝言を北山が預かってきていた。

 ごみ屋敷を題材に、捨てられない人々の姿を描く。捨てなければ手に入らない大事なものもあることをこの映画は教えている。清掃業者である彼らが本当に清掃しているものは、何なのか、萱野監督は「この映画はスクリーンで観ていただきたい」という思いから完成した。

 登壇者:篠田 諒、北山雅康、武藤十夢、青山フォール勝ち(ネルソンズ)、サッシャ、萱野孝幸監督

(取材・文・写真:福住佐知子)

公開表記

 配給:クロックワークス
 全国公開中

(オフィシャル素材提供)

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