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「青山真治クロニクルズ展」故郷・北九州で開催決定!映画祭も同時開催

©スタイルジャム 久保田 智

 12月2日(土)~12月17日(日)の16日間、北九州市立美術館 分館にて、映画監督・青山真治の作品を巡る初の展覧会の開催が決定した!
 カンヌ国際映画祭をはじめ、国内外で高い評価を受けながら、昨年3月に57歳の若さで逝去した北九州市門司区出身の映画監督・青山真治の映画関連資料を集めた展覧会。青山がメガホンを取った数々の作品の脚本、デザイン画、美術や衣装。そして映画制作の過程を垣間見ることのできるさまざまな資料を通して青山映画の世界観を紐解く。

青山真治のクリエイティブの源に迫る!

 青山真治が監督として手がけた作品は長編・短編を含めて約50本にも及び、映画の脚本や小説、批評、プロデュースなど、映画界で多くの足跡を残しただけでなく、映画人としての領域を超えて、音楽家や小説家、舞台演出家としても多様な活動を展開した。その中で宮﨑あおい、菅田将暉、甫木元空(Bialystocks)など、才能ある人材の発掘に貢献したことでも知られている。

 会場では『EUREKA ユリイカ』(00)や『サッド ヴァケイション』(07)、『東京公園』(11)、『共喰い』(13)など青山の代表作から完成に至らなかった未公開作まで数々の作品に関連する脚本や美術デザイナー清水剛によるデザイン原画、実際に撮影で使用された衣装、宣伝ポスターやスチール写真など貴重な資料を一堂に紹介し、今もなお世界に影響を与え続ける青山映画が生み出された背景に迫る。

 また貴重なメイキング映像の上映や没後に発見された作品資料を展示するほか、青山作品についてゲストを招いた解説・トークイベントを開催し、多方向から映画の世界観を体感できる展示となる。

 同時開催となる「第6回 北九州市民映画祭」は「青山真治監督特集」と銘打ち、青山の代表作をはじめ、『高塔山ジャム2011』(11)、『赤ずきん』(08)、『FUGAKU』3部作(13~15)などビデオ化されておらず滅多に鑑賞することの出来ない貴重な作品まで、厳選した特集上映を行う。上映の前後には、映画プロデューサーや監督と交流のあったゲストによる日替わりのトークショーも開催する。

公式ウェブサイト

北九州市民映画祭(北九州しねま研究会)
北九州の映画好き市民が映画好きを増やそうと目論み活動している老若男女のボランティア団体です。2000年から活動を開始し、自主上映会、座談会等を企画。2010年からは青山真治監督と北九州市民映画祭をスタート。映画文化振興を行っています。

●展示予定作品
 青山真治によるスケッチ画
 美術デザイナー清水剛によるデザイン原画・模型
 映画作品の脚本、衣装、美術小道具
 制作資料
 宣伝ポスター、スチール写真
 メイキング映像
 青山真治の愛用品
  ほか。

同時開催「第6回 北九州市民映画祭」第一弾ラインナップ発表!

 監督の業績の中でも、とりわけ故郷・北九州への思いは強く、「北九州サーガ」と称される名作群を映画史に残したほか、今回同時開催する「北九州市民映画祭」は監督の声掛けにより2010年より始まったもので、監督自身もコロナ禍前まで企画コーディネーターとして携わるなど、映画製作に留まらず北九州での映画文化振興にも努めていた。
 第6回となる北九州市民映画祭「青山真治監督特集」の第一弾作品ラインナップは以下の8作品。

 映画ファンのみならず、地元・北九州の人々に青山監督をより深く知っていただき、北九州市からその高いクリエイティビティを持つ人物が生まれた背景と功績を広く発信する機会となる。

「青山真治クロニクルズ展」

 12月2日(土)~17日(日)の16日間、北九州市立美術館分館にて開催!

(オフィシャル素材提供)

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