イベント・舞台挨拶

『セマンティックエラー・ザ・ムービー』公開記念舞台挨拶

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 韓国BLの歴史を塗り替えたドラマの劇場版『セマンティックエラー・ザ・ムービー』前編が、ついに劇場公開! 1月13日(土)には都内映画館で公開記念舞台挨拶が実施され、日本語吹替版声優を務めた榎木淳弥と増田俊樹が参加した。

 韓国BLの金字塔“セマエラ”の日本公開を待ち望んでいた観客からの拍手&歓声に迎え入れられた声優陣。自由奔放なデザイン科の大学4年生チャン・ジェヨンの声を務めた榎木は「最初は、僕が普段演じる役とは真逆のタイプだったので不安だった」と心境を明かしながらも「でも実際やってみたら……気持ちがいいなこの役は!と思った。言いたいことを言うし、やりたいことをズバッとやってくれるので。さすがにやり過ぎだろうと思うところもあったものの、やっていて気持ちが良かった」とアフレコを振り返った。

 一方、完璧主義者のコンピューター工学科の大学3年生チュ・サンウの声を務めた増田は「僕はサンウと同じ陰キャ側の人間。根っこはド陰キャなのですごくやりやすい役だった。嫌なものに対してハッキリと嫌だと言うサンウの役を担当できて楽しかった」と手応え十分だった。

 また本作でキュンキュンしたシーンの話題になると榎木は「ジェヨンがサンウを映画に誘うシーン。それまでそんな空気はなかったのに急に色気が出るというか、恋が進む予感がした瞬間だった。物理的に距離感も近かったので、アフレコ収録でも囁く様にセリフを意識した」と紹介。一方の増田は「二人は一気に急接近しているように思うけれど、前編の方を見ると『本当にこの二人はクロスするのか!?』と思わされる。それがいろいろな事件や積み重ねがあって接近していく。こういうところから人との繋がりが生まれてくるんだなとキュンとした」と明かした。

 そんな二人には最近プライベートでキュンとしたことがあるという。無類のラーメン好きという増田は「煮干し系ラーメンの“和え玉”に初めて出会った時に『なんで僕はこれをずっと知らなかったのか……』と思った。それ以来煮干し系で美味しいところはどこかを探すようになった」と“和え玉”にゾッコン中。一方、ホラー好きという榎木は「ホラーの中でもゾンビが大好き。ゾンビには歩く系と走る系がいて、全力ダッシュ系ゾンビがたまにいてそれが好き。自分だったらどうやって逃げるのかを想像するのが楽しいから」とダッシュ系ゾンビにキュンとしていた。

 サンウはルーティンを大切にする決め事の多いキャラクター。それにちなんでルーティンを聞かれた榎木は「オーディションの落選を知らせるメールは削除する」と明かし、司会が「そんなことはないのでは?」と突っ込むと、「最近は製作されるアニメの本数も多いので、めちゃめちゃ落ちている」と競争の激しい業界の現実を紹介。増田は「どんなに遅く起きたとしても朝ごはんは納豆ご飯に汁物を食べる」といい「昼12時に起きる時がある」との発言に観客が驚くと「昼12時に起きることの何が悪いのか!?」と場内に笑いを巻き起こした。

 さらに無礼講でお互いに質問するコーナーを実施。無礼講というだけに榎木が「資産は?」とズバッと切り込むと、増田も「僕もまったく同じことを聞こうと思っていた!」と大笑い。すると増田は「口座の残高を見たら、これはまずいなと。あれ? 今月のクレカの支払いを超えているぞと。やばいやん。ラーメンに使い過ぎたか!?」と自ら大暴露した。

 そして生々しい独白にビックリする榎木に対して「億ありますか?」と単刀直入に質問。これに榎木は「NO!」と即答し「僕は貯金をしているので、この場で金額をいうのはちょっと……。でも声優の同期からいくら稼いでいるのか聞かれて正直に答えたら『そんなに稼いでないね……』と言われた」とションボリ。

 大盛りあがりの舞台挨拶もあっという間に終了のお時間に。榎木は「キュンキュン・ポイントもあるし、何よりも二人のやり取りの会話が軽妙で面白い作品。正月ムービーとしてぜひともご家族で鑑賞してほしい」とアピール。増田も「BLという作品に近づく機会のなかった方にも楽しんでもらえるソフトなBLとして作られているので、後編も楽しんでいただきたい。BLにハマるきっかけの入り口になるような作品として思い出に残してほしいです」と後編にも期待を込めていた。

 登壇者:榎木淳弥、増田俊樹

公開表記

 配給:ブシロードムーブ/トムス・エンタテインメント
 『セマンティックエラー・ザ・ムービー 前編』絶賛公開中
 『セマンティックエラー・ザ・ムービー 後編』1月26日(金)より全国公開

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