イベント・舞台挨拶

『夜明けのすべて』同僚参加限定試写イベント

©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会

 映画『夜明けのすべて』同僚参加限定試写イベントが都内で行なわれ、キャストの松村北斗(SixTONES)、上白石萌音とメガホンを取った三宅 唱監督が登壇してクロストークを繰り広げた。当日の観客は、職場の同僚同士で参加した。

 本作は、瀬尾まいこの同名の小説(水鈴社/文春文庫)を映画化。オリジナルの要素も加え、月に一度のPMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢美沙(上白石)と同僚でパニック障害を患い、さまざまなことをあきらめている山添孝俊(松村)、2人のささやかだが確かな関係性が描かれる。
 登壇した松村は会場を見渡し、「隣にいる同僚は仲のいい方ですか? 気まずい同僚はいますか?」と問いかけて笑いを誘う。

 一言挨拶のあと、イスに腰をかけ松村は「ポップコーンを食べてる人がいますね(笑)。最高ですね~。いいなあ」と羨ましそう。「僕はポップコーンはキャラメル味が好き。チュロスも好きで、ココアとかチョコ派です。クレープアイスを食べたりもします」と自身の普段食べているものの好みを話す。それを聞いていた上白石が「私はホットドッグを食べちゃう」と笑顔で続け、会場は一気にアットホームな雰囲気に包まれた。

 山添と藤沢が同僚だという設定にちなみ、理想の職場について聞かれると、松村は、「(自身が所属している)SixTONESの一員でいること。いい職場に当たったなと思います。普段おチャラケていても、いつまでも(活動を)やっていられる安心感があるし、メンバーがいる場所に行くのが楽しみ。6人のグループ、理想の職場です」と胸を張って自慢した。

 思わず、隣の上白石が「私もグループ欲しい~」と羨ましがった。「撮影の現場でもグループの方たちのお話、たくさんされていましたね」とコメント。

 上白石は「『ありがとう』が飛び交う現場が好きです。三宅組がそうで、三宅監督がありがとうをいっぱい言う方なんです」と話すと、三宅監督は「マジ?」と驚きながらも「そういえば無意識に言っているなぁ」と納得の表情。

 三宅監督は「撮影現場は一期一会、長くは一緒にいられないけれど、アイデアが飛び交う現場。ありがとうの最大級『くやしいわ~』の言葉が出るのが最高」と話す。

 松村は「部署を飛び越えた現場だった」。上白石も「若いスタッフも意見を出して風通しのいい現場でした」と居心地の良い現場を振り返った。

 自分に大きな影響を与えてくれた方はいますか?と言う質問に、松村は「俳優として撮影現場に立ったときに、現場の監督がいろいろなことを指導してくれました。他の俳優さんと差別のない扱いを受けました。不安でしたが、『自分もお芝居、頑張ってもいいのかなー』と思わせてくれたんです」と感謝の気持ちを表した。

 一方、上白石は「アドバイスはもちろん温かい言葉をたくさん頂いた母のような存在の方がいます」と話す。また、「自分はまだまだだな……と思っているときがあって、先輩の俳優さんから『僕は満足したこと無いよ』と言う言葉で救われました」と心の支えとなったエピソードも披露した。

 仕事をしていて憂鬱な日のモチベーションの上げ方を聞かれると、三宅監督は「一番強そうなHIP HOPを聴く」と話す。松村が「エミネムの『Lose Yourself』とか聴いてるの似合うな~!」と同調した。さらに、松村は「憂鬱な日は、ポケモンで言うと経験値がたまる日なので、いっぱい頑張ると、楽しく働いている日より早くレベルアップできる」と続けた。
 反対に、上白石は「憂鬱なときはモチベーションを上げないままです。必要に駆られたら上がってくるので。本当にどうにもならないときは、口角だけ上げています」と自論を展開した。

 最後に松村は「何も考えず、素直な心のままで映画を観ていただけたら……」。上白石は「理想の職場が出てきます。観終わったあとに、“私にとっての山添くん”を思い浮かべていただけたら……」とメッセージを送った。

 同作は、現地時間2月15日から25日までドイツ・ベルリンで行われる第74回ベルリン国際映画祭フォーラム部門への正式出品が決定している。

 登壇者:松村北斗、上白石萌音、三宅 唱監督

 (取材・文・写真:福住佐知子)

公開表記

 配給:バンダイナムコフィルムワークス=アスミック・エース
 2024年2月9日(金) ロードショー

(オフィシャル素材提供)

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