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『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』第96回アカデミー賞®において助演女優賞(ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ)受賞!

Seacia Pavao / © 2024 FOCUS FEATURES LLC

 『サイドウェイ』で見事なコンビを見せたアレクサンダー・ペイン監督とポール・ジアマッティが再びタッグを組んだ『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』(原題:The Holdovers)が、6月21日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか、全国公開となる。
 『サイドウェイ』と『ファミリー・ツリー』でアカデミー賞®脚色賞を2度獲得しているアレクサンダー・ペインが監督を務める本作は、1970年のニューイングランドにあるバートン校を舞台に、それぞれの事情で寮に残り、クリスマスと新年を過ごす孤独な3人の物語。誰もいない学校での自由気ままな生活の中で、ちょっとした冒険や災難を通じて、3人の間に小さな繋がりが生まれていく様を描き出す。

 現地時間3月10日に開かれた第96回アカデミー賞®授賞式において、本作が助演女優賞(ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ)を受賞した!

 助演女優賞を受賞したダヴァイン・ジョイ・ランドルフは、初めてのオスカー・ノミネートで見事受賞となった。ランドルフが演じるのは、バートン校で長年働いている料理長メアリー・ラム。ひとり息子のカーティスをベトナム戦争で亡くし、人生のどん底にあるという役どころだ。かねてより感情を揺さぶる魅惑的な演技で知られているが、本作でゴールデングローブ賞 助演女優賞をはじめ単独で58賞受賞(3/5時点)を果たしており、これまでの圧倒的な評価通りの結果となった。

 「ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ」の名前が呼びあげられると、喜びのハグをした主演のポール・ジアマッティにエスコートされて壇上へ。
 受賞スピーチでは、「このような(俳優としての)キャリアを歩むとは思ってもいませんでした。歌手として歩み始めた私に母が言ったんです。向かいの劇場に行けばきっとなにかあるはず、と。そう言ってくれた母に感謝します。今までの私の人生に関わり、私を支え、導いてくれた人々、この場にいる素晴らしい皆さんに感謝します」とこれまで支えてくれた人たちへ感謝を伝えた。
 続けて、「長い間、私は人と違う存在になりたいと思っていました。でも今では、ただ自分らしくあればいいんだと気づきました」と涙ながらにコメントした。また、演劇のクラスで唯一の黒人だったランドルフに対し、「大丈夫。自分で道を切り拓けばいい」と言ってくれた恩師への感謝を述べると、続けて、「みんなよくこの場で感謝を口にするけど、パブリシストには言及しないですよね。でも、私のパブリシストは唯一無二。ずっと私のそばにいてくれてありがとう!」と冗談交じりにパブリシストへの感謝を述べると会場からは笑いが起こった。
 最後に「これからも、このようなことが何度もできるよう、神に祈ります。祝福された夜を過ごせたことに感謝します。本当にありがとうございました」と締めくくった。
 客席にいたポール・ジアマッティをはじめスタッフ陣も、ランドルフの感動的なスピーチに目を潤ませていた。

ストーリー

 アメリカの名門高校に勤める無愛想な古代史の非常勤教師(ポール・ジアマッティ)が、多くの生徒や教師たちが家族と過ごすクリスマス休暇中に学校の寮に残らざるをえなくなった数名の生徒たちの子守をすることを余儀なくされる。やがて彼は、生徒のひとりで、優等生ではあるが、問題行動の多いアンガス(ドミニク・セッサ)や、ベトナム戦争で息子を亡くしたばかりの料理長(ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ)と、思いがけない時間を過ごしていく。

 (原題:The Holdovers、2023年、アメリカ、上映時間:133分)

キャスト&スタッフ

 監督:アレクサンダー・ペイン
 脚本:デヴィッド・ヘミングソン
 出演:ポール・ジアマッティ、ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ、ドミニク・セッサ

オフィシャル・サイト(外部サイト)

 公式X:https://twitter.com/TheHoldoversjp(外部サイト)

公開表記

 配給:ビターズ・エンド ユニバーサル映画
 6月21日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー!

(オフィシャル素材提供)

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