イベント・舞台挨拶

『不死身ラヴァーズ』完成披露試写会

Ⓒ2024「不死身ラヴァーズ」製作委員会 ©️高木ユーナ/講談社

 登壇者:見上 愛、佐藤寛太、青木 柚、松居大悟監督

 映画『不死身ラヴァーズ』の完成披露試写会が、都内で行われ、単独初主演を務める見上 愛と、共演者の佐藤寛太、青木 柚、メガホンを取った松居大悟監督が出席してクロストークを行った。

 本作は、高木ユーナの同名コミックを実写映画化。両思いになった瞬間にこの世界から消えてしまう甲野じゅん(佐藤)とそんな彼を運命の相手と信じてやまない主人公・長谷部りの(見上)が主人公。諦めないりのの真っ直ぐな思いは、やがて奇跡を起こす――。

 映画『ちょっと思い出しただけ』などを手掛けた松居監督は、10年ほど前から今作の企画をあたためていたという。「衝動的なものへの憧れがありました。映像化したいと思っていました」と本作への熱い想いを告白した。「10年前の自分を追いかけて、このキャストだから実現できました」としみじみ。

 りの役を務めた見上は「松居監督が10年温めていた企画なので『重いよ!』という気持ちがあって、私に背負いきれるのかなって思いましたが、監督や共演者たち、スタッフ、皆さん素敵な人ばかりと撮影できたのが嬉しい」とコメント。

 学生時代から松居監督の作品が好きだったという佐藤は、松居監督作品への出演を熱望するあまり、「監督作に出演させてほしい」と連絡をしていたそうで「インスタでDMしました」と報告。監督から「すぐに返事をいただいたんです!」と大興奮。佐藤の大胆な行動力に押された松居監督は「作品を観てみますね』と返信したら、たくさん送られてきて(苦笑)、観てみたら面白かったので出演をお願いしました」と説明した。佐藤は「本当に嬉しかった。僕は今、幸せです!」と喜びを噛みしめる。佐藤は、りのと何度も出会いを繰り返すじゅん役を務めた。

 りのの親友・田中役を務めた青木は、佐藤と初対面の時のエピソードを披露。「最初の本読みのとき、佐藤くんは『おはようございますー! (青木)柚くんですよね!』と、声量を完全に間違えていたんですよ! やばいファンなみでした」と佐藤の大声量の話で、会場から笑いが起きた。

 見上と青木の共演は4度目となる。見上は「今まではお互いに設定がぶっ飛んでいるような役や恋をする役が多かったんですが、今回はニュートラル。一番自分たちの本来の関係性に近いと思います」と話した。

 終盤、「皆さんの恋愛タイプは?」という質問コーナーが設けられていた。見上は「1人の時間も大切な思索家」、青木は「真面目でまっすぐな理想家」、佐藤は「つながりを求める平和主義者」と紹介された。

 また、恋を諦めないヒロインにちなみ、「諦めずに追い続けたいものって?」という質問に、見上は「便利グッズ。空気清浄機を買って人生変わりました」。佐藤は「ブラッド・ピットが好きで、ジムのトレーナーさんにも『ファイト・クラブ』の頃のブラッド・ピットの体に近づきたいと話している」と回答した。

 最後に、青木は「フレンドリーな映画になっています」。

 佐藤は「学生時代から松居監督の作品を観ていました。大好きな、監督の作品に出られて嬉しいです」と大きな笑顔で話し、5月の公開に向けて「ワクワクと怖さがありますが、たくさんのエネルギーを持っている作品なのでぜひ楽しんでほしい」と熱い思いを伝えた。

 見上は「観終わったあとに元気になれる不思議なパワーがある作品です。作品が皆さんの生活に光を灯せれば……」とメッセージを送る。

 松居監督は「最近は迷うことも多いし、自分の感覚って正しいのかな』と思うこともありますが、りの(見上)とじゅん(佐藤)と田中(青木)に励まされてこの作品を作ることができました。この映画を観て少しでも自分に素直になっていただければ……」とメッセージを送った。

 (取材・文・写真:福住佐知子)

公開表記

 配給:ポニーキャニオン
 5月10日(金)よりテアトル新宿ほか全国ロードショー

(オフィシャル素材提供)

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