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『ぼくのお日さま』第77回カンヌ国際映画祭「ある視点」部⾨へ⽇本⼈として《史上最年少》で選出!

© 2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINÉMAS

 第66回サンセバスチャン国際映画祭の最優秀新⼈監督賞を受賞した奥⼭⼤史(おくやま・ひろし)監督の商業映画デビュー作『ぼくのお⽇さま』が、2024年度の第77回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ある視点」部⾨に正式出品されることが決定した! 奥⼭⼤史監督、出演の池松壮亮、主題歌のハンバート ハンバートから喜びのコメントが到着!

カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ある視点」部⾨へ⽇本⼈として《史上最年少》で選出!

 池松壮亮が出演し、『僕はイエス様が嫌い』の新鋭・奥⼭⼤史が監督・撮影・脚本・編集を務める映画『ぼくのお⽇さま』が、フランス現地⽇時の5⽉14⽇(⽔)から5⽉25 ⽇(⼟)まで開催される第77 回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ある視点」部⾨に正式出品されることが、本⽇⾏われたカンヌ映画祭の公式記者会⾒で発表になった。
 今年、俳優で監督のグザヴィエ・ドランが審査員⻑を務めることでも注⽬される「ある視点」部⾨へ、⽇本⼈監督の作品が出品されるのは、2022年の早川千絵監督『PLAN 75』以来2年ぶりとなり、今年2⽉に28歳になった奥⼭⼤史監督は、カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクション「ある視点」部⾨に、⽇本⼈監督として《史上最年少》で選出される快挙となった。「ある視点」部⾨は、過去の⽇本作品では北野 武監督『ソナチネ』や⿊沢 清監督『トウキョウソナタ』、是枝裕和監督『空気⼈形』など世界に名を響かせる⽇本を代表する監督たちの作品が選出されてきており、近年では特に、新しい映画監督を国際的な舞台へと輩出する部⾨として注⽬され、今年は、2000本以上の作品の中から選ばれた。会⾒の中で、「Hiroshi Okuyama」と名前が呼ばれると、カンヌ国際映画祭の総代表も務めるティエリー・フレモー⽒から「コレエダ(是枝裕和監督)の再来だ。10分もみればこれがまさに映画であることが分かる。ぜひとも⼤きなスクリーンで観てほしい」と選出理由も述べられた。

 本作は、⽥舎町のスケート・リンクを舞台に、吃⾳をもつホッケーが苦⼿な少年タクヤと、選⼿の夢を諦めたスケートのコーチ荒川、コーチに憧れるスケート少⼥さくらの3⼈の視点で紡がれ、雪が降りはじめてから雪がとけるまでの、淡くて切ない⼩さな恋の物語を描く。奥⼭⼤史監督が、撮影、脚本、編集も⼿がけている。

 『君たちはどう⽣きるか』の主題歌である⽶津⽞師「地球儀」のMVの監督・撮影・編集を⼿がけ国内でも注⽬される奥⼭⼤史監督は、⼤学在学中に⾃主制作し、撮影・脚本・編集も⼿がけた『僕はイエス様が嫌い』で、第66回サンセバスチャン国際映画祭の最優秀新⼈監督賞、第29回ストックホルム国際映画祭最優秀撮影賞、第19回ダブリン国際映画祭最優秀撮影賞など⻑編デビュー作からすでに海外で⾼く評価、注⽬されていた。今回、世界三⼤映画祭であるカンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクション「ある視点」部⾨に選出されたことを受け、奥⼭⼤史監督は「「⽉の光」が繰り返し流れる本作ですが、カンヌのドビュッシー劇場が初上映の場になるとは夢にも思っていませんでした。物語のインスピレーションを与えてくださったハンバート ハンバートさん、ずっと⼒強く背中を押し続けてくださった池松さん、そして、共にこの映画を作り上げてくださった皆さん。ここまで連れてきていただき、⼼から感謝しています」と喜びとともに感謝を伝え、企画段階から奥⼭監督を⽀え、コーチ荒川役として出演する池松壮亮は「映画そのものを祝福してくれるような世界最⾼峰の地で、⾃分にとって本当に⼤切な作品を、さまざまな国の映画⼈、映画ファンに観ていただけること、⼤変光栄に思っています。奥⼭さんをはじめ、主演の敬達、希亜良、キャストスタッフ、この映画に関わった全ての⽅々と、この喜びを分かち合いたいです」とコメント、また主題歌のハンバート ハンバートの佐藤良成からは「週末になると渋⾕に出かけミニシアターで映画を観ていた⾼校時代の私にとって、カンヌの《ある視点》は“いい映画”の指標のような存在でした。その《ある視点》に『ぼくのお⽇さま』が選ばれるなんて、嬉しすぎて恐ろしいです」、そして、ハンバート ハンバートの佐野遊穂からは「私たちの作品が、発表から10年後に⼀本の映画になり、それがカンヌ映画祭の出品作となって、またたくさんの⼈たちと出会うことになるなんて、こんな幸せなことはありません。⼦育てをしていると、⼦どもによって⾃分の世界が広がることがしばしばあるけれど、それに似た感覚です」とコメントが寄せられた。

 第77回カンヌ国際映画祭は、フランス現地⽇程5⽉14⽇(⽕)〜5⽉25⽇(⼟)に開催。
 映画『ぼくのお⽇さま』は、9⽉よりテアトル新宿・TOHO シネマズシャンテほか全国公開。

カンヌ国際映画祭「ある視点」部⾨への主な出品作

1994年『ソナチネ』北野 武
2008年『トウキョウソナタ』⿊沢 清監督
2009年『空気⼈形』是枝裕和監督
2012年『11・25⾃決の⽇ 三島由紀夫と若者たち』若松孝⼆監督
2015年『岸辺の旅』⿊沢清監督、『あん』河瀬直美監督
2016年『海よりもまだ深く』是枝裕和監督、『淵に⽴つ』深⽥晃司監督
2017年『散歩する侵略者』⿊沢 清監督
2022年『PLAN 75』早川千絵監督

その他のカンヌ映画祭トピックス
 河瀬直美監督『萌の朱雀』が、1997年のカンヌ「監督週間」で上映され、27歳でカメラ・ドール(新⼈監督賞)を受賞。

コメント

コーチ 荒川役/池松壮亮
 映画そのものを祝福してくれるような世界最⾼峰の地で、⾃分にとって本当に⼤切な作品を、さまざまな国の映画⼈、映画ファンに観ていただけること、⼤変光栄に思っています。奥⼭さんをはじめ、主演の敬達、希亜良、キャストスタッフ、この映画に関わった全ての⽅々と、この喜びを分かち合いたいです。

主題歌/ハンバート ハンバート 佐藤良成
 週末になると渋⾕に出かけミニシアターで映画を観ていた⾼校時代の私にとって、カンヌの「ある視点」は“いい映画”の指標のような存在でした。その「ある視点」に『ぼくのお⽇さま』が選ばれるなんて、嬉しすぎて恐ろしいです。

主題歌/ハンバート ハンバート 佐野遊穂
 私たちの作品が、発表から10年後に⼀本の映画になり、それがカンヌ映画祭の出品作となって、またたくさんの⼈たちと出会うことになるなんて、こんな幸せなことはありません。⼦育てをしていると、⼦どもによって⾃分の世界が広がることがしばしばあるけれど、それに似た感覚です。

督・撮影・脚本・編集/奥⼭⼤史
 光栄の⾄りです。「⽉の光」が繰り返し流れる本作ですが、カンヌのドビュッシー劇場が初上映の場になるとは夢にも思っていませんでした。物語のインスピレーションを与えてくださったハンバート ハンバートさん、ずっと⼒強く背中を押し続けてくださった池松さん、そして、共にこの映画を作り上げてくださった皆さん。ここまで連れてきていただき、⼼から感謝しています。

【 奥山大史(おくやま・ひろし)プロフィール 】

 1996年2月27日、東京生まれ。大学在学中に制作した長編初監督作『僕はイエス様が嫌い』(2019)が、第66回サンセバスチャン国際映画祭の最優秀新人監督賞を史上最年少となる22歳で受賞。自身で撮影・脚本・編集も手がけた本作は、第29回ストックホルム国際映画祭最優秀撮影賞、第19回ダブリン国際映画祭最優秀撮影賞、第3回マカオ国際映画祭スペシャル・メンションを受賞するなど、海外で高く評価され、逆輸入されるかたちで、日本での公開が決まり、インディペンデント映画としては異例の興行形態で公開された。公開後は、第11回TAMA映画賞最優秀新進監督賞を受賞するなど日本でも大きな話題となり、是枝裕和監督、岩井俊二監督らにも一目置かれる存在に。その後、是枝裕和総合演出のNetflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」で5、6、7話の監督・脚本・編集(5話は是枝監督との共同監督回)を務めている。
 また、CM、MVなどの監督・撮影も担い、2021年には、HERMÈSより抜擢され8人のクリエイターたちの旅を追ったドキュメンタリー・フィルム『HUMAN ODYSSEY ―それは、創造を巡る旅。―』の総監督を務め、2023年には『君たちはどう生きるか』の主題歌である米津玄師「地球儀」のMVの監督・撮影・編集を手がけている。
 そして、3月4日から放送スタートするNHK夜ドラ「ユーミンストーリーズ」では、第3週「春よ、来い」(主演:宮﨑あおい)の演出を担当することが決まっており、次世代の映画界を担う若手監督として注目を集める。

キャスト&スタッフ

 監督・撮影・脚本・編集:奥山大史
 出演:越⼭敬達、中⻄希亜良、池松壮亮、若葉⻯也、⼭⽥真歩、潤浩ほか
 主題歌:ハンバート ハンバート

  (2024年、日本、上映時間:90分)

オフィシャル・サイト(外部サイト)

映画「ぼくのお日さま」公式サイト
今秋、全国公開。【監督・撮影・脚本・編集】奥山大史×【出演】池松壮亮×【主題歌】ハンバートハンバート

 公式ハッシュタグ:#映画ぼくのお日さま
 公式X:@bokuno_ohisama(https://twitter.com/bokuno_ohisama、外部サイト)
 公式Instagram:@bokuno_ohisama(https://www.instagram.com/bokuno_ohisama、外部サイト)

公開表記

 配給:東京テアトル
 9⽉、テアトル新宿、TOHO シネマズシャンテ ほか全国公開

(オフィシャル素材提供)

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