イベント・舞台挨拶

『九十歳。何がめでたい』完成披露舞台挨拶

© 2024映画「九十歳。何がめでたい」製作委員会 Ⓒ佐藤愛子/小学館

 登壇者:草笛光子、唐沢寿明、藤間爽子、片岡千之助、LiLiCo、前田 哲監督

 映画『九十歳。何がめでたい』完成披露舞台挨拶が都内で行われ、90歳で主演を務めた草笛光子と共演の唐沢寿明、藤間爽子、片岡千之助、LiLiCo、メガホンを取った前田 哲監督が出席して作品についてクロストークをおこなった。

 本作は、昨年11月5日に100歳を迎えた直木賞作家・佐藤愛子のベストセラー・エッセイ集「九十歳。何がめでたい」が原作。断筆宣言した90歳の作家・佐藤愛子役を草笛が演じている。

 唐沢にエスコートされて登場した草笛は、美しい白のロングドレス姿で、会場からは感嘆の声があがった。草笛が演じたのは、“世の中を痛快に一笑両断する90歳の作家”という役どころ。草笛は「今日はようこそおいでくださいました。この素晴らしい会に座らせていただいたこと、本当に幸せだと思っています」とにっこり。

 当日は観客から募集した悩みに答えるコーナーが設けられており、「今までの人生の中で一番めでたかったことは?」という質問に、草笛は「ちっともめでたくないんですけどね(笑)」と一笑両断に答え、会場を笑わせる。

 吉川真也役を務める唐沢が「それはこの日を迎えられたことじゃないですかね」と答えると、草笛は「そうですね。ウワーッと大きな声でわめきたいくらい」と叫びながら同調して会場を沸かせた。

 真矢は「中学の時『宝塚に入るということ、俳優になるということ、この2つの職業が一番きキツイと思って、一番遠い世界だわ』って言っていました。いま、両方やっていることが私自身おめでたいなって……」と笑顔で話した。

 まだ24歳の片岡はしばらく「う~ん」と考え込んでから「幸せな共演者に囲まれた今日ですね」と答えた。

 前田監督は撮影前に、原作者の佐藤愛子と草笛と一緒に食事したというエピソードを披露。「当時、愛子先生は99歳、草笛さんが89歳。辛い時はその時の写真を見ています。2人ともメチャクチャお元気で、エネルギーをもらいました。その2人に挟まれていることが非常にめでたい」と笑顔。
 また、前田監督は「撮影中は、エネルギーを草笛さんに吸い取られましたけど(笑)」と話す。大きな声での撮影が続き、「撮影が終わって、声が出なくなって、寝込みました。こんなことは初めて……」とビックリエピソードも披露した。

 子どもが巣立った後の熟年離婚を考える質問に、唐沢は「お互い努力しないと~」と答え、2人で一緒に出来ることを探すようにアドバイス。

 美容師役を務めたLiLiCoは「自由にすればいい。誰かのために自分を犠牲にすることはない」といいながらも、自分については「旦那が趣味で金魚のデメキンをやっている」と告白。餌やりなど協力している様子。ちゃんと会話して、仲よくするのいいのがイチバン。

 藤間は「父と母を見ていると、ペットを飼って夢中になっている。動物を飼うと優しい気持ちになるようです」とコメントした。

 “ダイエットしたいのに食べ物が美味しくて痩せられない”という悩みがあがると、唐沢は、「食べたいならば食べたらいいんじゃないですかね。食べ過ぎに注意しつつ、食べられるうちは食べたほうが良いと思います。体を壊さない程度に」と納得の回答。

 藤間は「好きなものをキライになるまで食べ続ける」という究極のダイエット法をオススメ。

 終盤、作品のヒットを祈願して鏡開きが行われた。草笛は、「この素晴らしい場にいられて、幸せいっぱいです」とにっこり。

 最後に前田監督は「99分という非常に短い映画です。トイレの心配なく観られると思います。6歳から100歳までのどの世代の方も共感できる、楽しめる映画になっています。俳優陣が撮影中も楽しんで非常に輝いています」と作品をアピール。

 草笛は「楽しんでいただきたいですね。怖い顔をして観られていたらこっちは分かりますよ(笑)」と客席にメッセージを送った。

 (取材・文・写真:福住佐知子)

公開表記

 配給:松竹
 2024年6月21日(金) 全国公開

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