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『MIRRORLIAR FILMS Season5』公開記念舞台挨拶

©2024 MIRRORLIAR FILMS PROJECT

 登壇者:竹中直人監督/大橋裕之監督/榊原有佑監督
     十川雅司監督/巌川虎太郎監督/ピウス・マチュルスキス監督
     スクールゾーン(橋本 稜、俵山 俊)/森永悠希/阿部進之介

 『MIRRORLIAR FILMS Season5』が5月31日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて2週間限定上映中。
 『MIRRORLIAR FILMS』(読み方:ミラーライアーフィルムズ)は、クリエイターの育成発掘を目的とする短編映画制作プロジェクト。2021〜22年公開のSeason1〜4では俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなどが監督した36本の短編映画を発表した。Season5〜8では、竹中直人、大橋裕之、小栗 旬、浅野忠信といった著名クリエイターの作品から一般公募作品まで、多彩な短編映画が集まった。

 5月31日(金)、公開記念舞台挨拶が渋谷のヒューマントラストシネマ渋谷にて開催され、『MIMI』より俳優の森永悠希、榊原有佑監督、さらに出演者で本プロジェクトのプロデューサーでもある阿部進之介、『たてこもり』より、主演を務めた演技力とコンビネーションが話題のお笑いコンビ・スクールゾーンの橋本 稜、俵山 峻、竹中直人監督、『変哲の竜』より大橋裕之監督、『NAIKU』よりピウス・マチュルスキス監督、『さようなら、あおいの赤いメガネンティティ』より巖川虎太郎監督、『駆け抜けたら、海。』より十川雅司監督、そして本作プロデューサーの下京慶子の総勢11名が登壇した。
 舞台挨拶では、それぞれの作品がついに公開を迎えた心境など、ここでしか聞けない話を語り尽くした。

 全6編の監督、キャストらがずらりと勢ぞろいした舞台挨拶。『MIRRORLIAR FILMS』もSeason5を迎え、新しいステージに突入した。俳優でもあり本プロジェクトのプロデューサーも務める阿部は「本日は無事に初日を迎えることができました」と笑顔を見せると「こんなにたくさんの方にご来場いただき本当に嬉しく思っています」と感謝を述べる。

 続いて『たてこもり』を手掛けた竹中監督は「阿部さんと山田孝之さんが、『MIRRORLIAR FILMS』というプロジェクトをやっていることは知っていたので、いつか僕に声を掛けてくれないかなと思っていたのですが、なかなか声を掛けてくれなかったんです。(山田)孝之にはビシビシとアピールしていたんですけれどね」と発言し会場を笑いに包み込むと、「『なんだよ!』とひねくれる寸前で声を掛けていただき『やったー!』ってなりました」と笑顔を見せる。竹中監督の言葉に阿部は「ひねくれる寸前だったんですね。危なかったです」と笑顔を見せると「竹中さんからどうやら撮りたいというオーラをビシビシ感じていたので、ぜひ盛り上げてほしいと思ってお願いしました」とオファーの理由を語っていた。

 『たてこもり』で主演を務めたお笑いコンビ・スクールゾーンの橋本と俵山は「心待ちにしていたという竹中監督の作品に起用していただき嬉しかった」と語ると、竹中監督は「僕はずっと二人のファンだったんですよね」と相思相愛でのタッグが実現したことを明かしていた。

 本作のオープニングとなる『MIMI』の榊原監督は「『MIRRORLIAR』というワードから、俳優、鏡というキーワードで着想を得て映画を作りました」と語ると「脚本上空欄にしているシーンが多く、横浜流星さんと森永さんは本番ぶっつけの一発撮りでお願いしているんです」と裏話を披露する。

 森永は「本編で観ていただいた尺の倍以上の長回しで、しかもほぼアドリブというお芝居は、これまでの僕の俳優人生を試されているような気分でした。すごくハラハラドキドキしていたんですよ」と心境を吐露。続けて森永は「役者さんの仕事に対する向き合い方がテーマとなっている作品です。それぞれいろいろな形があると思いますが『こういう向き合い方をしている役者さんもいるんだな』と思っていただければ嬉しいです」と語っていた。

 以前、竹中をはじめ山田孝之、齊藤 工が監督を務めた映画『ゾッキ』の原作を手掛けた漫画家の大橋は、今回『変哲の竜』でお笑い芸人・又吉直樹を主演に起用し商業映画初監督を務めた。大橋監督は映画の企画について「友達の家の匂いを思い出したのは僕の経験談だったのですが、僕は物語のように、連絡はしませんでした」と語ると、又吉のほかにも山田孝之、伊藤沙莉という錚々たる俳優たちの演出については「僕から何も言えるようなことはありません。素晴らしい俳優さんなので……」と謙遜していた。

 この日は、公募から劇場公開に至った『さようなら、あおいの赤いメガネンティティ』の巖川監督、『駆け抜けたら、海。』の十川雅司監督、そしてリトアニアから急遽来日した『NAIKU』のピウス監督も登壇。

 ピウス監督は、日本の劇場で映画が公開することに笑顔を見せると「『NAIKU』では、世間の隠された潜在的なエネルギーをせめても感じようと、⼈々の日常的なやり取りに裏で影響を与えている“何か”を描くことを目標にしていました。僕にとって、そのほとんどは恐ろしくて残酷な競争心だと思っています。しかし、そのすべての背後には魅力的な謎があると感じています。観客の皆さんが少しでもこのエネルギーを感じ取っていただけていたら嬉しいです」と作品をアピールしていた。

 最後に阿部は「いろいろな形の映画の楽しみ方があればいいなと思っています」と客席に呼びかけると「2週間という限定上映ですので、ぜひ映画館に足を運んでいただければ。上映がお終わったあとも違う形で映画を観ることもできます。また配信などもあり、全国の方に楽しんでいただければ幸いです」と今後の展開に思いを馳せていた。

 『MIRRORLIAR FILMS』Season5は5月31日(金)より、全国の劇場で2週間限定上映。その後は6/15(土)よりカラオケ店2000店舗以上で非劇場上映、7月5日(金)より 映像配信サービス「Lemino」内の「ミラーライアーフィルムズ」チャンネルでの配信も予定されている。また今秋公開となるSeason6では小栗 旬、浅野忠信、来年春公開となるSeason7では、加藤浩次、加藤シゲアキが監督として参加することも発表されている。

『MIRRORLIAR FILMS』とは?

 《MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)》はクリエイターの発掘・育成を目的に、映画製作のきっかけや魅力を届けるために生まれた短編映画制作プロジェクト。年齢や性別、職業やジャンルに関係なく、メジャーとインディーズが融合した、自由で新しい映画製作に挑戦する。
 “変化”をテーマとした36名の監督による短編映画を4シーズンに渡りオムニバス形式で公開。初監督多数、俳優、漫画家、ミュージシャンらが参加し、⼀般公募枠の12作品は、419作品の応募から選抜された。映画祭の開催ほか、多様な作品を多様な形で国内外に届けていく。
 全国の地域と連携した制作支援や上映会、ワークショップと連動することで、だれでも参加できる参加型プロジェクトを目指す。

『MIRRORLIAR FILMS Season5』作品概要

『MIMI』
 監督・脚本:榊原有佑
 出演:横浜流星、阿部進之介、森永悠希、⼭下幸輝、⼭⽥孝之

『変哲の⻯』
 監督・脚本:⼤橋裕之
 出演:⼜吉直樹、⼭⽥孝之、伊藤沙莉

『たてこもり』
 監督:⽵中直⼈
 脚本:和⽥清⼈
 出演:スクールゾーン(俵⼭峻・橋本 稜)、佐々⽊史帆、⼟佐和成、AFRA、松浦りょう

『NAIKU』
 監督・脚本:ピウス・マチュルスキス
 脚本:ロカス・ミケヴィチウス
 出演:エリック・ヴォジェヴォディン ほか

『さようなら、あおいの⾚いメガネンティティ』
 監督・脚本:巖川⻁太郎
 出演:北原⿇⾐、巖川⻁太郎、温井祥太

『駆け抜けたら、海。』
 監督・脚本:⼗川雅司
 出演:松原怜⾹、嶺結

 製作:伊藤主税、阿部進之介、⼭⽥孝之、関根佑介、松⽥⼀輝
 制作:and pictures
 ⽀援:秋⽥市、蒲郡市
 寄附者:吉野⽯膏、プレステージ・コアソリューション
 特別協⼒:Lemino、JOYSOUND、Filmarks、ティーアンドエス、渋⾕のレーベル with Create..、Creators’ Village and pictures region、Your Films、秋⽥市未来創造⼈材育成・映像プロモーション事業実⾏委員会

オフィシャル・サイト(外部サイト)

短編映画制作プロジェクト | MIRRORLIAR FILMS
境界線を越えた、その先 9人の監督による「変化」についての物語 -だれでも映画を撮れる時代の幕が開く- “変化”をテーマに、俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなど総勢36名が監督した短編映画をオムニバス形式で4シーズンに分けて公...

 X・インスタグラム:@mirrorliarfilms

公開表記

 配給:アップリンク
 2週間限定公開中!

(オフィシャル素材提供)

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