『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』初日舞台挨拶

　登壇者：松田元太（Travis Japan）、水上恒司、高石あかり、たべっ子どうぶつ10人

　映画『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』初日舞台挨拶が都内劇場で行われ、声優を務めた松田元太（Travis Japan）、水上恒司、高石あかりが登壇してクロストークを行った。劇中に登場する10匹の可愛い動物たちもステージいっぱいに登壇して会場を盛りあげた。

　本作は、78年に発売以来、さまざまな動物をかたどったビスケットに、その動物のアルファベットが記されていて、「おいしく、楽しく、食べて学ぶ」をテーマに、日本はもとより世界20ヵ国以上で販売されている。そんな国民的お菓子「たべっ子どうぶつ」を3DCGアニメーションで映画化した。

　お菓子と人間が仲良く暮らすスイーツランドでは、歌って踊るスーパー・アイドル「たべっ子どうぶつ」が大人気。しかし、この世の全てのおかしを排除して世界征服をもくろむ凶悪な「わたあめ軍団」に、ぺがさすちゃんが囚われてしまう。大切な仲間の「ぺがさすちゃん救出ミッション」に戦闘力ゼロのたべっ子どうぶつたちが果敢に挑む姿が描かれる。

　公開初日を迎え“らいおんくん”役を演じた松田は、満員の会場を見渡し「すごく嬉しい。とにかくかわいいたべっ子たちを早く見てほしい気持ちでいっぱいです」と挨拶。また、たべっ子どうぶつたちがステージにずらりと並ぶ姿をながめ「かわいいな〜。すごく癒されますね！」とニッコリ。「マブ（友だち）ですから」と笑顔で紹介した。

　劇中のスイーツランドで歌って踊るどうぶつさんたちについて、松田は「自分たちがお菓子ということを認識していて、『かわいい』が武器だと自分でも分かっているんです。ちょっとあざとい(笑)。今回『たべっ子どうぶつ』への出演を機に、僕も自分のことを『かわいいな』って思いながらアイドルをしていければいいなと思うようになりました(笑)」と本作の出演から学んだことを明かした。

　水上は「こんなに多くの人が来てくれて、感激です」と感無量な様子。高石も初日を見たファンの感想をSNSで確認しており、「皆さん、心で持ち帰ってくださったようです」と笑顔で話した。鑑賞後の観客にも「みなさんの表情もやわらかくて、お気持ちを受け取ってもらえたんだと思います」と感謝を伝えていた。

自分で“これは、おかしいぞ”と思うエピソードを話すコーナーがあり、松田は「今朝、『ラヴィット！』という番組に水上くんと出演しさせてもらったときに、罰ゲームで電気のビリビリ椅子のコーナーがありました。俺は痛いからビリビリ椅子が大っ嫌いなんですが、水上くんは『楽しいかも……』って言っていたので、この人“おかしいな”って思いました」と答える。

水上は「一生に一度くらいは受けといたほうがいいのかなと思って―」と話し、結果的に罰ゲームの、ビリビリ椅子を受けた水上は「最近、体を張った仕事が続いていて治療のためにメチャメチャ強い電流を、身体に流してもらっていたので『こんなもんか』って感じでした」と余裕の表情だった。

　高石は自身が演じているぺがさすちゃんのガチャガチャをスタッフが持ってきて自分がもらえると思ったのに、ヘアメイクさんにプレゼントされたので“おかしいぞ”と不満を吐露。

　終盤、キャスト陣が“推しキャラ“のイラストを描いて発表するコーナーでは、松田、水上、高石の３人は「たべっ子どうぶつ」の中から、高石は「さるくん」、松田は「らいおんくん」、水上は「おうしくん」と推しキャラをイラストで描いて披露した。皆さんお上手だった。

　松田は「今回らいおんくんの声をさせていただいたということもあって、素でらいおんくんが好きです。らいおんくんのグッズも集めています。らいおんくんが身の回りにいっぱいいて落ち着きます」とニッコリ。好きな理由については「絶対にいいやつ。リーダー的で熱いんだけど、かわいらしい部分があるので大好き。Travis Japanより好きかもしんないです」とらいおんくんへの愛を告白して会場を沸かせた。メンバーよりもという発言がファンをざわつかせたので、「メンバーももちろん好きですよ！」としっかりとフォローしていた。

　水上は「今回の映画には出演していないんですけど、おうしくんが好きです。自分の名前（こうし）と似ているから――」と明かす。「たべっ子どうぶつ」は46種類あるそう。