
A24×『クワイエット・プレイス』脚本コンビが手掛けるヒュー・グラント主演の映画『異端者の家』(4/25公開)。この度、表宗教講義が止まらない!“知識マウントおじ“ヒュー・グラントを捉えた本編映像が解禁された。
シスター・パクストンとシスター・バーンズは、布教のため森に囲まれた一軒家を訪れる。ドアベルを鳴らすと、出てきたのはリードという気さくな男性。妻が在宅中と聞いて安心した2人は家の中で話をすることに。早速説明を始めたところ、天才的な頭脳を持つリードは「どの宗教も真実とは思えない」と持論を展開する。不穏な空気を感じた2人は密かに帰ろうとするが、玄関の鍵は閉ざされており、助けを呼ぼうにも携帯の電波は繋がらない。教会から呼び戻されたと嘘をつく2人に、帰るには家の奥にある2つの扉のどちらかから出るしかないとリードは言う。信仰心を試す扉の先で、彼女たちに待ち受ける悪夢のような「真相」とは――。
映像は、宗教講義が止まらない<知識マウントおじ>リードを捉えたもの。
閉じ込められて怯えるシスターたちに向かって、唐突にモノポリーの歴史と宗教学のミックス講義を始めるリード。その様子は“知識披露モード全開”で「“一神教”の最大宗教はユダヤ教・キリスト教・イスラム教だ。ビッグ3と呼ぼう」「ユダヤ教はオリジナル・バージョン。キリスト教は最も人気のバージョン。イスラム教は最新版、2番目に人気のバージョン」「そしてついに800年後にモルモン教の登場だ」と、風変わりな画家として人気を博した“ボブ・ロス”バージョンをモノポリーのスピンオフ版として解説。
そして、その蘊蓄の披露は音楽業界のトリビアに及び、レディオヘッドの楽曲<クリープ>がホリーズの<安らぎの世界>の反復であり、更には、ラナ・デル・レイの<ゲット・フリー>は<クリープ>から盗作として訴えられた歴史の話にまでどんどん増幅、「反復だよ」「時とともにメッセージは希釈され、オリジナルがぼやけていく」と口惜しげに語る。
話についていけずあんぐりする若い女性たちを前にひたすら自論を展開、その様子はSNSを中心に<宗教否定論破おじさんVSモルモン教布教シスター><ヒュー・グラント演じる論破揚げ足取り取り胡散臭サイコおじさん Mr.リード(褒め言葉)><やっぱり最近のヒュー・グラントが胡散臭い役をやると最高……! しかも知識マウント取る超面倒くさいタイプ!>と絶賛の声が続出、どこかで見たことがあるような、妙にリアリティのある知識マウントおじの姿が話題を呼んでいるシーンとなっている。
ヒュー・グラントの新境地となる猟奇的な演技は「死ぬほど恐ろしい」「キャリア史上、最も印象に残る演技の一つになる」と絶賛され、第82回ゴールデングローブ賞や第78回英国アカデミー賞など名だたる賞にノミネート。2人のシスター役には、フレッシュな魅力を持つソフィー・サッチャーとクロエ・イーストが大抜擢。ヒュー演じるミスター・リードが支配する、迷宮のような家から脱出を試みる難しい役どころを演じ切った。閉ざされた家で男が迫る究極の選択は、観る者を出口の見えない迷路へと引き摺り込む。
公開表記
配給:ハピネットファントム・スタジオ
2025年4月25日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
(オフィシャル素材提供)