
登壇者:こがけん、キンタロー。
デミ・ムーア完全復活︕ 第97回アカデミー賞®では主演⼥優賞含む5部⾨にノミネートされたほか、本年度賞レース主演⼥優賞を次々と受賞︕ 今最もHOTな超話題作『サブスタンス』(5.16公開)。本作の“阿⿐叫喚”試写会イベントが5⽉7⽇(水)に都内で実施され、映画⼤好き芸⼈のこがけん、ピン芸⼈のキンタロー。が参加した。
最初にステージに登場したこがけんは、本作に登場する下品なプロデューサーを模したオレンジ⾊のスーツを着⽤し、作品のすごさを語った。感想が主演のデミ・ムーアの話に及ぶと、MCがそこに準備されていた「ろくろを使って、なにかぜひ」と無茶ぶり。こがけんは、デミ・ムーアの出世作、名作恋愛映画『ゴースト/ニューヨークの幻』(1990)の主題歌『アンチェインド・メロディ』をアカペラで⼝ずさみながら往年の名場⾯を再現するかに⾒せたボケで笑いを取ると、そこに『サブスタンス』のデミ・ムーアのようなロングヘアに⻩⾊いコート姿のキンタロー。が、「ウェイト︕ ウェイト︕ ウェイト︕『ゴースト』はもう古いのよ〜︕」と叫びながら、舞台に殴り込み︕おもむろに⻩⾊いコートを脱ぎ捨て、劇中のデミ・ムーアと同じ⻘⾊のレオタード姿で、劇中さながらのエクササイズ・ダンスを披露した。その勢いにこがけんも誘われて⼀緒にダンスを始め、本家に負けず劣らずのカオスな展開となった。





「今の時間が『サブスタンス』よりもホラーな時間だった」と悲鳴を上げるこがけんの横で、デミ・ムーアに成り切りながらキンタロー。は「アイ・ワズ・ベリーベリー・ムーアにすごく共感。歳を重ねた⼥性の内⾯のベリーベリー葛藤に私は涙した。最後まで観て、どんな学びを得るのかと思いきやオー・マイガー︕ アンビリーバボー、怖すぎてビックリしてちびった。まだ引きずってる。前半と後半でビックリするからウォッチ・イット︕」と本作の感想を興奮気味にまくしたてる。

こがけんも「主⼈公のエリザベスを演じたデミが重なるし、何よりもこの役を演じたデミが凄すぎる。ヒット作出演の常連だった時代から歳を重ねて、『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』では、全⾝整形だと揶揄されたりする中でこの役を引き受けたことで、⾃らの⼈⽣をまさにセルフパロディにしている。俳優魂を感じました。さらに本作でアカデミー賞®にノミネートもされて、このようなタイプの映画でノミネートされるのはすごいことなんです。すごい︕」と熱弁。
これにキンタロー。はデミ・ムーアに代わって「センキュー・ソー・マッチ」と感謝しながら「本作のデミ・ムーアは肝が据わっている。すべての意味においてすべてを曝け出している」と俳優としての覚悟に⽬を丸くしていた。
また、こがけんは本作が芸能の世界が舞台である“怖さ”にも触れて「怖さも共感できる。“いつお払い箱になるかもしれない”という不安やストレスがホラーの要素になっていて、劇中の⾊々なところにその不安とストレスが散りばめられている」と分析すると、現在43歳のキンタロー。は「⼥性として⽣きていたら感じる周囲からの評価に耐えられずにデミ・ムーアが泣いてしまうシーンで、私も⼀緒に泣きました」と深く共感した思いを吐露。
⼆⼈は、驚愕のラストをネタバレにならないよう「鑑賞している際のリアクション顔」で表現したり、“サブスタンス”が、⾃⾝をバージョンアップさせた、なりたい存在を⽣み出す薬であることにちなんで、それぞれの“バージョンアップ”版を発表。こがけんは「⾃分よりも多くの⼈に知られていてインパクトもあって眼鏡もかけて⼤阪にいる存在……。それは、くいだおれ太郎」とモノマネを交えて披露。⼀⽅、キンタロー。は「ゆくゆくはちびっこに対して影響⼒の⼈間になりたいと思っている。そんな私がバージョンアップしたら“なまはげ”になるはず」と笑わせた。


最後にこがけんは『サブスタンス』とは「S級のB級映画。攻めの姿勢しかない︕」と最上級のホメ⾔葉で絶賛し、キンタロー。も「この作品を観て、欲をかかないのが⼀番、あるがままを愛そうと思った。『サブスタンス』とはお祭りであり、太陽です」とPRするイベントとなった。


公開表記
配給:ギャガ
5月16日(金)全国ロードショー
(オフィシャル素材提供)