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『ハイポ』異形の《狼男》が闇を走る……予告編&場面写真が解禁!

© 2022 HYPOCHONDRIAC LLC. ALL RIGHTS RESERVED./Cinemago

 『ビバリウム』『ザ・レイド』『神は銃弾』など、話題のジャンル映画を国内外に発信するアメリカの映画制作会社「XYZ FILMS」。同社が俊英のクィア監督アディソン・ハイマンとタッグを組み製作した『ハイポ』は、監督自身が経験した病気不安症から着想を得た《どこまでも実話に基づく》クィア・スリラー。

 アル・パチーノ主演『クルージング』(1979)をはじめ20世紀の映画史を占めた、性的倒錯者としてゲイの描写。21世紀に突入し「ゲイは《心の病》ではない」という非当事者の償いの感情から生まれた『ブロークバック・マウンテン』(2006)や、当事者自身の被差別者としての苦悩が込められた『君の名前で僕を呼んで』(2018)などの作品群。そして2020年代に誕生した『ハイポ』は、あくまでもゲイという属性を持つ主人公の《個人》として物語を描き、「クィア映画であって、クィア映画でない」と評すべきクィア映画の新たな段階を提示した革新的作品だ。

 孤独を知る誰もが共鳴し得る物語を、あえてスリラータッチで描き出した唯一無二のクィア映画な本作は、2022年にSXSW(サウス・バイ・サウスウェスト)でのプレミア上映後、ファンタジア国際映画祭、フライトフェスト国際映画祭など世界有数のファンタ系映画祭で入選。さらに「世界最古のLGBTQ+映画祭」ことフレームライン・サンフランシスコ国際映画祭で審査員特別賞を受賞するなどLGBTQ+映画祭でも高い評価を受けてきた中、ついに日本での公開を迎える。

 この度、2025年7月4日(金)より新宿シネマカリテで公開される映画『ハイポ』の予告編&場面写真が解禁! 今回解禁された予告編では、恋人との平穏な生活を送っていた主人公ウィルが、かつて自身と無理心中に巻き込もうとした母との接触を機に、「自分は病気に罹っているかもしれない」と思い込む精神疾患「病気不安症」に悩まされ、さらには《狼男》の幻影に襲われる様子が映し出される。

© 2022 HYPOCHONDRIAC LLC. ALL RIGHTS RESERVED./Cinemago

 目を爛々と光らせながら闇の中を四つ足で走ってくる姿、陶芸用の窯の中で火に包まれる姿……異形というべき恐ろしい風貌の狼男が、映画本編ではさらにどう描かれるのか、『ハイポ』の全容がより気になる内容になっている。

公開表記

 配給:Cinemago
 2025年7月4日(金) 新宿シネマカリテで劇場公開!

(オフィシャル素材提供)

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