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『夏の砂の上』第27回上海国際映画祭【審査員特別賞】受賞!

© 2025映画『夏の砂の上』製作委員会

 登壇者:オダギリジョー(主演・共同プロデューサー)、髙石あかり、玉田真也(監督・脚本)

 松田正隆による《読売文学賞 戯曲・シナリオ賞受賞》の傑作戯曲を気鋭の演出家・玉田真也の監督・脚本で映画化した映画『夏の砂の上』(7/4(金)公開)は、共同プロデューサーも務める主演のオダギリジョーを筆頭に、髙石あかり、満島ひかり、高橋文哉、森山直太朗、光石 研ら豪華キャストで贈る極上の人間ドラマ。愛を失った男、愛を見限った女、愛を知らない少女……それぞれの痛みと向き合いながら、彼らが夏の砂のように乾き切った心に、小さな希望の芽を見つけていく姿を描く。

 今回、6月13日(金)より中国・上海で開催中の第27回上海国際映画祭のクロージングセレモニーに、主演・共同プロデューサーをつとめるオダギリジョー、2025年度後期NHK連続テレビ小説「ばけばけ」のヒロインに抜擢され、撮影中の大阪から駆けつけた出演の高石あかり、監督・脚本の玉田真也が出席。華やかなレッドカーペットを歩き、授賞式に参加した。

 日本映画が多数上映されるなか、唯一メインコンペティション部門に選出され、<登場人物たちの感情の揺らぎや、表情の奥に秘められた痛みと優しさを、俳優たちの抑制の効いた演技、静謐なまなざしと繊細な映像美ですくい上げた作品>と評価されていた本作は、見事【審査員特別賞】を受賞!

 オダギリ、髙石、玉田監督が壇上に呼び込まれ、司会から祝意を述べられると、玉田監督は「大変光栄です。オダギリさん、髙石さんの演技が土台になってこそいただけた賞」と俳優への感謝を語り、オダギリも、「本当にうれしい。ありがとうございます」と素直に万感の思いを表した。

 興奮の受賞式を終えた後、改めて本作の受賞を振り返り、本作で主演だけでなく共同プロデューサーも務めたオダギリは「海外で日本の作品が選ばれるというのは、ちゃんと伝わっているんだなと安心になるし、(映画作りを)これからも頑張っていこうという活力になります。よくよく振り返ると、自分は今回プロデューサーの立場でもあるので改めて嬉しいです」とプロデュース作品が初めて海外映画祭で受賞したことを喜んだ。

 本作で海外映画祭《初参加》となった髙石は、「自分の俳優人生にとってすごく大切な作品。まずは日本の方に届けていきたい」、玉田監督も、「ずっと念願だった企画。考えられる限りの最高の出演者に集まっていただいてベストを尽くした作品のひとつの結果が出て嬉しい」と熱い思いを語った。

 1993年からはじまった上海国際映画祭は、中国で唯一、国際映画製作者連盟公認の映画祭として、映画文化の普及と映画産業の発展とを目的に、毎年10日間の会期中に国内外の約500作品が上映されている。今回、映画『夏の砂の上』は、今年15本の作品が選出されたコンペティション部門で日本作品唯一の上映となっており、審査員長は『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレが務めていた。上海国際映画祭の【審査員特別賞】の受賞は、日本映画では2002年に受賞した『リリイ・シュシュのすべて』(岩井俊二監督)以来、2度目23年ぶり。日本を代表する俳優と、日本映画の第一線で活躍するスタッフが揃って完成させた注目作が、世界各国の映画が集結する国際映画祭で、見事受賞を果たした。

 夏の砂のように乾いた心に沁み込む一筋の希望の物語、映画『夏の砂の上』は、7月4日(金)全国公開。

公開表記

 配給:アスミック・エース
 7月4日(金) 全国公開

(オフィシャル素材提供)

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