
登壇者:鈴鹿央士、山田杏奈、太田駿静
MC:荘口彰久
⼈間と⼈⿂が共存する未来社会を舞台に、船舶をつくる会社で働くサラリーマンのステファンと、⼈⿂王国のお姫さま・チャオの【種族と文化を超えた恋と奇跡の物語】を描いた映画『ChaO』。「アヌシー国際アニメーション映画祭2025」長編コンペティション部門で準グランプリにあたる審査員賞を受賞するなど、早くも世界で注目を集める本作の公開に先駆け、この度マクセル アクアパーク品川にてイベントが開催。純粋で真っすぐな新時代のヒロイン・人魚姫のチャオが登場することから、マクセル アクアパーク品川とコラボした【スペシャルドルフィンパフォーマンス】が行われた。
特別コラボの前には通常のドルフィンパフォーマンスが行われ、可愛さと見事なパフォーマンスに会場の熱気が急上昇。そんな中、今回の特別コラボを見届けるため、W主演を務めた鈴鹿央士(主人公・ステファン役)、山田杏奈(チャオ役)、人間と人魚の歴史を取材する新米記者・ジュノー役を演じた太田駿静が登壇すると、一段と大きな歓声が上がった。水族館での開催という貴重な機会になった今回イベントだが、トークコーナーでは水族館についての思い出やエピソードについての話題に。鈴鹿は、「最近は撮影でいくことが多いのですが、普段の撮影だとタイトな時間で急がなきゃいけないことも多い中で、水族館での撮影は心穏やかに、生き物に癒されながら撮影することができるので、(水族館で撮影があると聞くと)ヨシっと思います」と回答。山田は、「小学生の時に家族で水族館に行った時に、イルカにタッチできる機会があったのですが、その時に茄子みたいな感触だったことが驚きで、夏休み明けに学校の友達に話しました!」とまさかのエピソードで会場の笑いを誘った。太田は「本当に小さい頃の話で、今は絶対やっちゃダメなんですが……」と前置きした上で、「水槽のガラスを叩いちゃったことがあり、親にとても怒られたことを思い出しました」と幼い頃のエピソードを明かした。
そしてついに倖田來未が歌う主題歌「ChaO!」の爽やかな楽曲にのせて、『ChaO』コラボドルフィンパフォーマンスがスタート。本作の世界観が表現されたかのような可愛くも圧巻な豪華パフォーマンスに、会場からはたびたび歓声と大きな拍手が沸き起こる中、その見事なパフォーマンスにキャストも手を振ったり拍手をしたりと大興奮の様子! パフォーマンス後には、「とても感動しました! パフォーマーの方が最後に『ChaO』ポーズをやってくれて、嬉しかったです!」(鈴鹿)、「こんなにも楽曲にぴったりなパフォーマンスを見せてくれたことにびっくりしました。本当に楽しかったです!」(山田)、「楽曲の歌詞とパフォーマンスがリンクしていて節々に『ChaO』を感じる演出ですごく感動しました」(太田)と満面の笑みを浮かべながら感想を述べた。


さらにイベントでは、イルカのジャンプは幸運や成功の象徴とされていることから、映画『ChaO』のヒットを祈願してキャストの合図でイルカにジャンプを披露してもらうチャレンジコーナーも実施。緊張に包まれる中、見事キャストの願いがこもった合図が通じ、華麗なジャンプを複数回見せてくれ、大成功をおさめた。幸先の良いスタートに3人も満足げな表情。
イベントの最後には本作の公開を心待ちにしているファンに向け、「チャオとステファンの恋物語ではありますが、それだけではなく他の個性溢れるキャラクターや映像美など、何回でも観て楽しめる作品になっていると思います。ぜひ劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです!」(太田)、「海の生き物もたくさん出てきて、いろんな世界の美しさがあり、夏にピッタリな映画になっています。ぜひ皆さんに観ていただきたいと思います」(山田)、「笑いや胸キュン、感動するとこともあり、観ていていろんな感情を味わうことができます。そしてSTUDIO4℃さんの独創的な世界観で非常に見応えのある作品になっていますので、ぜひ8月に映画館で観ていただければと思います。」(鈴鹿)とそれぞれ熱のこもったメッセージを送った。

その後行われた舞台挨拶では、鈴鹿、山田、太田に加え、青木康浩監督も登壇。

舞台挨拶では、本作の魅力や見どころに迫る貴重なトークを展開。本作の大きな見どころといえば、どこにでもいそうな平凡な青年・ステファンと、そんなステファンに一途な想いを伝え続ける人魚姫・チャオが織りなす、ミラクルな恋の物語。徐々に惹かれ合うふたりの恋の行方にも目が離せない本作だが、その魅力について鈴鹿は「チャオが本当にチャーミングで一途なところだと思います」と表現。「一途な姿を見ているとキュンキュンしますし、“人魚と結婚なんて……”と動揺していたステファンも、チャオの一途な姿に心動かされるところもあったりして。心の繊細な動きが丁寧に描かれているので、その空気感がいいなと感じました」とアピールしていた。山田も「(チャオは)本当にステファンが大好きで、ステファンのために健気に頑張るところがとても魅力的だなと思いましたし、そんなチャオだからこそ次第に二人の姿が繋がっていくところが素敵だなと思いながら見ていました」と微笑む。そんな二人の言葉に太田も「二人が理解しあっていくところが素敵でしたよね」と頷き、「観ているうちに二人が愛おしくなるというか、観終わった後に“可愛かったな”と思えるようなシーンもたくさんあって。ネタバレしちゃうので言えないこともたくさんあるのですが……、二人の掛け合いは魅力的ですよね」と語りかけていた。大絶賛する三人の言葉に監督は「お三方が(チャオの魅力を)全部話してくれた感じもしますが……」と照れ笑いを浮かべながらも、「ステファンもチャオも不器用なんですよね。不器用ながらにも、観終えた後には可愛く思えてくるような。どのキャラクターも観終えた後には可愛かったり、かっこよく思えてもらえるようなところがあると思います」と説明していた。
鈴鹿は船舶をつくる会社で働く普通のサラリーマン・ステファン、山田はどこまでも素直で純粋な人魚王国のお姫さま・チャオを、そして太田はたまたまステファンのことを取材することになった新米記者・ジュノーをそれぞれ好演。それぞれに違った個性を持つキャラクターを演じているが、鈴鹿は「アニメーション作品で声優として参加させていただくのは経験が多いわけではないので、毎回難しいなと壁を感じることもあれば、奥深いなと思うこともあります」と前置きしながら、「いろんなアニメを観たり、ステファンはどんな声をしているんだろうと想像したり、声を考えたりしていました」と役作りを明かす。そんな鈴鹿は本番前に練習日を設けてもらっていたそうで、「僕が一番びっくりしたのは、練習と言われていた日に、(練習しているうちに)現場で“これもう録れるな”と言われて急に本番が始まって。心臓バクバクしました」と貴重なエピソードを明かしていた。

対する山田は「とにかく可愛く!と言われていて……」と制作陣からのオーダーを明かしつつ、「自分の中でも技術的な部分で言うと自信がないところもあったので、できる限り高い声で演じてみようとか、いろいろ模索しつつアドバイスをいただきながら演じていました」と回顧する。

そんな山田演じるチャオを監督は「この純粋な感じが、人間界に来てオドオドするチャオにピッタリでした。山田さん以外、チャオは見えてこないですよね。まさにチャオが一人歩きしているような感じです」と大絶賛の言葉を送り、太鼓判を押していた。一方、本作で声優初挑戦となった太田は「豪華なキャストの皆さんの中で出演させていただくことに正直不安なところもありましたが……」と当時の素直な心境を吐露。「“声優界のルール”みたいなものがあるのかわからなかったので、YouTubeで礼儀作法を勉強したりしました。レコーディング・ブースに入った後の流れなどを自分なりに勉強したんですが、僕一人での収録だったので役に立たなかったです(笑)」とまさかの珍エピソードを告白し、会場の笑いを誘っていた。

続いてキャスト陣に向け飛び出したのは、自身が演じたキャラクターとリンクする部分、あるいは惹かれる部分についての質問。鈴鹿は「ステファンは過去の出来事がきっかけで仕事に真っ直ぐ向き合っているキャラクター。僕自身、今はこのお仕事をさせていただいていますが、自分が続けたいと思っても簡単に続けられるようなお仕事ではないので、ステファンの一途な感じは素敵だなと思いましたし、自分もそんなふうになりたいなと」とリスペクトを明かした。
山田も「(本作の)取材の際に言われたのは、表情がすぐに顔に出るところが(チャオと)似てるね、と。チャオもコロコロ表情が変わるキャラクターなので、私もそういうところがあるのかなって。でも尊敬する一面の方が多いです」と笑顔を見せ、さらに太田も「ジュノーは真っ直ぐが故に、周りが見えなくなるようなところもあるキャラクターなんですが、僕自身、福岡から上京した際、両親に相談もせずに突っ走ってきたので、そんな真っ直ぐすぎて周囲が見えなくなるようなところはリンクするのかなと思います」と重ね合わせながら回答。キャスト陣それぞれの意外な素顔も垣間見え、会場を盛り上げていた。
そしてトークは、本作の嬉しいニュースについての話題に。世界最大級のアニメ映画祭「アヌシー国際アニメーション映画祭」において、日本映画として8年ぶり快挙となる「長編コンペティション部門 審査員賞」を受賞したことが改めてイベントでも伝えられると、会場からは大きな拍手が! 現地で本編を見届けた海外ファンの熱狂ぶりが明かされると、「ありがたかったですね。こういう反応してくれるのかと安心しました」と監督も安堵した様子を明かし、「(配給会社が)チャオのぬいぐるみも作ってくださったんですが、アヌシーをチャオと歩いているとファンの方が“チャオ!”と声をかけてくれて。写真を撮ってくれたり、“(そのぬいぐるみは)どこで売ってるの?”と聞かれたりすることもありました」と“チャオ・フィーバー”が巻き起こっていたという。さらに監督らスタッフ陣にサインを求めるファンも殺到したようで、「チャオを描いたキャラクター・デザインの小島さんと二人でサイン会が始まって。昼から夜中まで、紙がなくなるまで描き続けていましたね」とその反響ぶりを振り返っていた。

締めくくりでは、W主演を務めた鈴鹿、山田からファンに向け一言ずつメッセージが。「ステファンとチャオをはじめとする個性的なキャラクターが魅力的で、きっと見始めたらあっという間の時間になるんじゃないかなと。海の世界観や街並みなど素敵で、この夏ぴったりな映画になっていると思います」(山田)、「本作の独創的な世界観は観れば観るほどほどハマっていくと思います。本作の世界にどっぷり浸かっていただきたいなと思いますし、笑えるところもたくさんあるので、軽やかで楽しい気持ちで劇場を後にしていただけるんじゃないかなと。少しでもいいなと思っていただけたら、一緒に宣伝活動よろしくお願いします!」(鈴鹿)とそれぞれメッセージを送ると、会場からは再び大きな拍手が湧き起こる中、イベントが締めくくられた。
公開表記
映画公式X(旧Twitter)|映画公式Instagram:@ChaOmovie
配給:東映
8月15日(金) 全国ロードショー!
(オフィシャル素材提供)