
登壇者:近藤亮太監督、九十九黄助、ジャガモンド斉藤
7月5日(土)、グランドシネマサンシャイン池袋で映画『〇〇式』の全国公開舞台挨拶が行われ、近藤亮太監督、九十九黄助、ジャガモンド斉藤が登壇した。
満席の劇場でまるで“式”を終えたばかりのような空気が漂う中、観客からの拍手に迎えられながら、監督の近藤亮太は「昨日から全国公開が始まり、東京だけでなく、大阪や神奈川の劇場でも満席と聞いてとても嬉しいです」と語り、主演の九十九黄助は「こんなに多くのお客様に来ていただき、とても嬉しいです」と安堵の笑顔を見せた。

本作は、6月27日(金)より下北沢K2で先行公開され、連日満席となっており、質問に対しては観客の10名ほどが2回以上鑑賞していることが分かった。ジャガモンド斉藤は「何回観てもいい作品になってますもんね」とコメントし、会場を温かい雰囲気で包み込んだ。

監督は、「前作の『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』は不穏な空気と直結する作品だったため、今回は自然体な感じで描きたかったです。三宅 唱みたいに(笑)」と語り、映画美学校時代の師匠の名前を引き合いに出して、会場から笑いを誘った。

また、九十九黄助とジャガモンド斉藤の親交に触れたコメントもあり、斉藤は「付き合いも長いので、見てて恥ずかしくなっちゃうかなと思いましたが、九十九さんの演技が上手すぎて見入ってしまいました」と演技を絶賛した。
映画の中で重要なシーンであるビデオメッセージのシーンについて、近藤監督は「九十九さんには初日の撮影でいくつか発声パターンをお願いしたんですが、すぐに対応してくれて驚きました。その中のひとつが非常に良くて、作品全体のトーンがそこから定まったと思います」と、主演俳優への信頼を語った。

主演の二人について聞かれると、「なんとなく九十九さんと吉田さんは似ていると思っています。ニコニコして明るく接しやすいけど、その笑顔で張ったバリアがあって、本当のところ何を考えているか分からない感じ(笑)。そこが今回の役柄にハマっていると思います」と、主演の二人への思いを語った。
舞台挨拶の最後には、観客とともに入場者特典「赤い封筒」を振るフォトセッションを行い、登壇者と観客が一体となり拍手の中、ステージを後にした。

公開表記
製作・配給:NOTHING NEW
全国公開中
(オフィシャル素材提供)