最新ニュース

台湾ニューシネマの巨匠ホウ・シャオシェンが刻んだ永遠の夏の記憶映画『冬冬の夏休み デジタルリマスター版』ポスタービジュアル&予告編&著名人コメント公開

© CITY FILMS LTD

 8月1日(金)より新宿武蔵野館、渋谷ホワイト シネクイント、Strangerほかにて公開となるホウ・シャオシェン監督作品『冬冬の夏休み デジタルリマスター版』(配給:Stranger)のポスタービジュアル・予告編が解禁された。
 併せて、俳優の妻夫木聡、門脇 麦、映画監督の深田晃司他、本作を深く愛する各界の著名人からの推薦コメントが到着した。

ポスタービジュアル&予告編が到着!

 1990年の日本初公開から35年の時を経て、スクリーンに蘇るホウ・シャオシェン監督作『冬冬の夏休み デジタルリマスター版』。この度、ポスタービジュアルと予告編が解禁された。
 ポスタービジュアルには、畳の上に寝そべり、カーテンから差し込む柔らかな日差しの中で微睡む少年・冬冬(トントン)の姿が印象的に切り取られている。キャッチコピーに掲げられたのは「眩ゆい光のなかで、世界と出会った」という言葉。
 田舎で過ごす夏の日々のなかで、冬冬が経験する出会いと別れ。大人と子供の狭間の時期にいる彼にとって世界の在り方に触れる、かけがえのない夏となることを予感させるビジュアルとなっている。

© CITY FILMS LTD

 あわせて公開された予告編では、美しい田園風景の中で過ごす兄妹の夏の一片が映し出される。静謐でありながらも、まばゆく輝く夏の空気や、感情の機微が繊細に凝縮されている。観る者だれもが、自らの記憶の中の夏を呼び起こされることだろう。

妻夫木聡、門脇麦、深田晃司ら
『冬冬の夏休み』を深く愛する各界著名人からのコメント到着!

 俳優の妻夫木聡は「ひたむきに生きる冬冬に、胸がキュッと締め付けられるような気持ちになります。大人になった今だからこそ沁みる、淡く美しい静かな成長の物語です」と語り、大人になって観るからこそ心に残る本作の魅力を表現。また、俳優の門脇 麦は「キラキラやヒリヒリがぎゅっと詰まった何度も観ている大好きな作品です。私も映画館でまた改めて観たいと思います」と、本作への思い入れを込めてコメントを寄せている。 さらに、映画監督の深田晃司は「名監督は優れた子ども映画を残す歴史の理を証明し続ける一本」と、ホウ・シャオシェン監督への敬意を込めて語った。

ストーリー

 台北で暮らす小学校を卒業した少年、冬冬と幼い妹の婷婷。
 母の入院をきっかけに、ふたりは夏休みの間、厳格な祖父の住む田舎の家へと預けられ、祖父母とともに暮らすことになる。
 冬冬は、近所の同世代の子どもたちとすぐに打ち解け、遊びながらのびのびと日々を過ごす。一方、婷婷はふとしたきっかけで寒子という若い女性と出会い、交流を重ねていく。
 陽射しに包まれた風景の中、周囲の大人たちの会話に耳を傾けながら、ふたりの夏の日々が静かに過ぎていく――。

 (原題:冬冬的假期、1984、台湾、上映時間:98分)

キャスト&スタッフ

 監督:ホウ・シャオシェン
 原作:チュー・ティエンウェン
 脚本:チュー・ティエンウェン、ホウ・シャオシェン
 撮影:チェン・クンホウ
 編集:リァオ・チンソン
 音楽:エドワード・ヤン、トゥー・トゥーチー
 製作:チャン・ホアクン
 キャスト:ワン・チークアン、リー・シュジェン、エドワード・ヤン、グー・ジュン、メイ・ファン、ティン・ナイチュ、チャン・ホン

オフィシャル・サイト(外部サイト)

 https://tungtung-movie.jp/

 公式X:@tungtung_movie

コメント一覧

妻夫木聡(俳優)
 大人になるにつれ、いつしか忘れてしまっていた宝箱を開けた時のような気持ちになった。子どもの頃は毎日が冒険。些細なことで喜んだり、悲しんだり、少しずつ成長していく冬冬がとても愛おしい。ひたむきに生きる冬冬に、胸がキュッと締め付けられるような気持ちになります。大人になった今だからこそ沁みる、淡く美しい静かな成長の物語です。

門脇 麦(俳優)
 夏休み明けに会ったらちょっと背が伸びたなと思ったあの子とか。なんだか雰囲気が少し変わったなと感じた隣のクラスの子とか。夏休みってきっと少し特別で。だから大人になった今もあの頃の私と変わらずこの作品に胸がきゅっとするのだと思います。キラキラやヒリヒリがぎゅっと詰まった何度も観ている大好きな作品です。私も映画館でまた改めて観たいと思います。

深田晃司(映画監督)
 すべてが輝く子どもの時間と、それは永遠ではないことを知ってしまっている大人たちの静かな横顔。その対比はこの上なく美しくシンプルで、いずれ終わりを迎えるからこその子ども時代の愛おしさを際立たせるが、それでもなお、それは永遠かもしれないと錯覚させてくれる映画の魔法に息を呑む。名監督は優れた子ども映画を残す歴史の理を証明し続ける一本。

月永理絵(ライター、編集者)
 亀とミニカーとの対決に始まり、迫りくる列車からの救出、そして道路から階段を下り川沿いまであっという間に高低差を詰める追走劇。のどかな田園風景での子どもたちの夏休み、という物語からは想像できない凶暴な活劇の連続に、心踊らずにいられない。

野崎 歓(フランス文学者)
 清流と緑のただなかで、何もかもが輝かしく愛おしい。
 出会いと別れ、やさしさと暴力、誕生と死。夏の日々はすべてを体験させてくれる。 侯孝賢よ、ありがとう!

公開表記

 配給:Stranger
 8月1日(金)より新宿武蔵野館、渋谷ホワイト シネクイント、Strangerほか全国順次公開

(オフィシャル素材提供)

関連作品

スポンサーリンク
シェアする
サイト 管理者をフォローする
Translate »
タイトルとURLをコピーしました