作品紹介

『こんな事があった』

© 松井良彦/ Yoshihiko Matsui

イントロダクション

 松井良彦監督の18年ぶりの待望の最新作『こんな事があった』。
 東日本大震災から10年後の福島県を舞台に、震災と原発事故をきっかけに離散した家族と、青春を奪われた青年たちを描いたオリジナル・ストーリー。監督・脚本は、代表作『追悼のざわめき』(88年)など日本のみならず海外の映画ファンからも支持を集める松井良彦。震災から1年後に訪れた福島の惨状を目の当たりにし、映画制作を決意。自らの足で何度も福島に訪れ、取材とリサーチを重ねた。
 主人公のアキラ役に、今年だけで『ベートーヴェン捏造』ほか7作の映画の公開を控える前田旺志郎。真一役には、NHKドラマ初主演となった「あおぞらビール」が放送中の窪塚愛流。活躍の場を広げる、期待の若手俳優の共演によって、行き場のない怒りを抱えた青年たちの感情がリアルに浮かび上がる。さらに、松井監督の思いに共鳴した井浦 新、柏原収史、波岡一喜、近藤芳正ら日本映像界を牽引する実力派俳優が集結。傷痕が深く残る福島の地で、それぞれの立場で苦しみもがく姿勢の人々の姿を露わにしている。
 構想から13年、美しいモノクロームの世界の中に、社会への痛烈な怒りと切なる祈りを込め、観るものの心を揺さぶる魂の映画が、今解き放たれる。

© 松井良彦/ Yoshihiko Matsui
© 松井良彦/ Yoshihiko Matsui

ストーリー

 17歳のアキラは、母親を原発事故の被曝で亡くし、父親は除染作業員として働きに出、家族はバラバラに。拠りどころを失ったアキラを心配する友人の真一も、深い孤独を抱えていた。ある日、アキラはサーフ・ショップを営む小池夫婦と店員のユウジに出会い、閉ざしていた心を徐々に開いていく。しかし、癒えることのない傷痕が、彼らを静かに蝕んでいく――。

 (2025年、日本、上映時間:130分)

キャスト&スタッフ

 監督・脚本:松井良彦
 出演:前田旺志郎、窪塚愛流
    柏原収史/八杉泰雅、金定和沙、里内伽奈/大島葉子 山本宗介/波岡一喜、近藤芳正
    井浦 新
 企画・製作:松井良彦
 プロデューサー:窪田将治、江守 徹
 撮影監督:髙間賢治(JSC)
 音楽:菅沼重雄

 制作プロダクション:フェイスエンタテインメント
 制作協力:ふればり

ギャラリー

予告編

© 松井良彦/ Yoshihiko Matsui

オフィシャル・サイト(外部サイト)

 each-time.jp/konnakotogaatta/

 X/Instagram:@konnakotogaatta

公開表記

 配給:イーチタイム
 9月13日(土) 新宿K’s cinemaほか全国順次公開予定

(オフィシャル素材提供)

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