
登壇者:吉沢 亮、板垣李光人、浜崎慎治監督
公開中の映画『ババンババンバンバンパイア』大ヒット御礼舞台挨拶が都内で行なわれ、主演の吉沢 亮、板垣李光人が涼やかな浴衣姿で、メガホンを取った浜崎慎治監督と共に登壇して作品についてクロストークを行った。吉沢と板垣が、お互いの浴衣姿を褒めあう場面も見られた。

本作は、「別冊少年チャンピオン」で連載中の奥嶋まさひろの同名漫画が原作のバンパイア・ラブコメディー。監督はKDDI aut「三太郎」シリーズなどの浜崎慎治。主題歌はimaseが昭和の名曲をアレンジした「いい湯だな 2025 imase × mabanua MIX」。
銭湯で働く450歳のバンパイア・森 蘭丸(吉沢)からピュアな血を狙われている銭湯のひとり息子の立野李仁(板垣)は、クラスメートの篠塚葵に人目惚れする。李仁のピュアな血を守るべく、李仁の恋の成就を阻止しようとする森 蘭丸の決死の大作戦が描かれる。
公開後の反響について聞かれた、吉沢は「周りの方々から『観ましたよ』と言っていただきます。観てくださった方々が楽しい経験をしている感じが伝わってきて、嬉しく思っています」と大きな笑顔を見せる。

天真爛漫なピュアボーイ・李仁役を演じた板垣は「SNSとか、いろんな方からお声をいただいて、たくさんの方に届いている実感がすごく嬉しいです」とにっこり。

浜崎監督は、同時期に公開され、超大ヒットしている吉沢 亮主演の映画『国宝』のタイトルを出し、「一番多いのは“『国宝』との温度差で風邪ひく”っていうのがめちゃくちゃ多くて……。夏風邪ですよね」と苦笑い。

それを聞いた吉沢は「『バンパイア』も『国宝』もどちらも血を求めている(芸術の血と吸血鬼が欲する血)と言われます。吉沢 亮は血を求めすぎている(笑)」と話し、会場に笑いを誘う。

板垣が「ありがたい。(役柄上、)血を求められる1人になっている。こんな光栄なことはないです」と話し、吉沢を笑わせた。
浜崎監督は、娘さんが同作を鑑賞したことを明かし、「娘は、李仁の元に駆け寄るときの欄丸の走り方が良かったと言っています」と話す。この場面は吉沢の提案で撮られたことも明かしていた。色気と品があると言う素敵な“欄丸走り”はぜひ劇場で。
印象に残っているシーンについて話が及び、森 欄丸のバトル・シーンで偶然空に稲光が走ったことをあげた板垣は「天気までこの人は変えちゃうんだ。神か!?」と感心しきり。

その後、劇中に登場するハンドシェイクの場面を吉沢と板垣が再現し、息ピッタリの実演を披露。無事に決まったふたりは「オイ〜!」と笑顔で、「真似したくなるんです。隣の方とやってみてください」と進めていた。

お互いの印象について、吉沢は板垣について 「撮影現場での佇まいや芝居中も、どこか余裕を感じる。僕は全力でやりすぎて空回りする瞬間があるのに、彼にはそれがない。自分のやるべきこと以上のポテンシャルのものを出す。安心感があるんですよ。凄い!」と絶賛。

一方、板垣も「舞台挨拶や取材でお会いすると、必ず服を褒めてくださいます」 と嬉しそうに話す。吉沢は「いつも言ってるかも……。毎回オシャレだよね」と笑顔で話した。

最後に浜崎監督は「ピュアな愛が詰まった作品です」とアピール。板垣は「エンタメがギュッと詰まっています。登場人物がみんなまっすぐで愛おしい。一途に愛することの素晴らしさを教えてくれます」。吉沢は「コメディなので、笑えるところもたくさんありますが、何かを愛する熱量で自分も幸せになっていくという素敵なメッセージが込められています」と会場に伝えた。

他の共演者に、篠崎青阿役に原菜乃華、蘭丸に恨みを抱いている兄の森長可役に眞栄田郷敦、バンパイアハンター・坂元梅太郎役を満島真之助、葵の兄・フランケン役を関口メンディーらが熱く演じている。
(取材・文・写真:福住佐知子)
公開表記
配給:松竹
夏はバババ!大ヒット上映中!
(オフィシャル素材提供)