
登壇者:窪塚洋介×堤 幸彦監督
映画『THE KILLER GOLDFISH』は、イギリス、ポルトガル、スウェーデン、ブラジル、イタリア、南アフリカなどの海外映画祭で「クレイジー!」だと大反響を受けた堤 幸彦=ユキヒコツツミ監督が世界へ放つ超インディペンデント作品。金魚による奇妙な殺人事件を捜査するうちに、人類史を発端とする壮大な復讐劇に巻き込まれていく完全オリジナル・ストーリー。
そしてこの度、7月19日(土)に、下北沢・シモキタ-エキマエ-シネマ K2にて窪塚洋介と堤 幸彦監督の舞台挨拶が行われた。
拍手の中登壇した窪塚から、一言挨拶と共に「愛流から撮影後メッセージが来て『お父さん、堤監督の作品終わったで』と血まみれで……、お前も血だらけじゃん!」と窪塚本人も本編で血だらけになっていることから、親子血まみれエピソードで会場を沸かせた。

本作は、初演技初主演となる岡エリカのほか、オーディションで選ばれた初演技となるキャスト陣も多いことから、このプロジェクトを初めて聞いた窪塚は「大丈夫かなと(笑)……、でも堤監督だから大丈夫だろう、と思って、“だろう運転で”……」とコメントすると、会場から笑いが起きるなか、堤監督から「台本読んで来てました?」と突っ込まれると、「いやいや、案外、長ゼリフでしたよ! ちゃんと読んでますよ!」と返し、熟年の関係である二人のやりとりに会場から笑いと拍手が起こる。

撮影現場での感想を聞かれると、「演技経験の少ない方たちとの現場だったので、怖いもの見たさ、みたいなのはあって、でもそれが楽しみでもありましたし、現場でも、その空気感や、芝居の間が新鮮で、それがとても楽しかったです」とコメント。堤が「今回ほぼほぼオンライン・オーディションで選んだ方々なんですけど、そのキャスト陣の中に、窪塚さんや佐藤二朗さんがいることによって、“満漢全席!”全部揃えて出しますよ」と本作ならではなキャスティングについてコメント。
窪塚は本編を観た率直な感想を聞かれると「狂ってるなと思いました(笑)。でも世界各地でクレイジーと言われてることを知って、やっぱりなと(笑)。でも堤監督らしいし、それが研ぎ澄まされて、ブッ刺さったんだなと思いました」とコメント。さらにプロデューサーの森谷から、これからさらにメキシコ、オランダほか、3ヵ所の海外映画祭がすでに決まっていることも発表された。

そして、最後に窪塚は「この放たれた矢がどこまで飛んでいくのか期待しかありません。各国の映画祭を経て、世界中に“クレジェスト”の嵐を巻き起こしていただくことを皆さんと一緒に楽しみにしたいと思います」とコメント。堤は「こんなに純粋な想いで映画を作るって今まであまり無いので、それがいろいろな場面で評価されて、大人の遊びじゃないかとか作りかけじゃないかとかさまざまな感想もあるかと思いますが、これはSUPER SAPIENSSという1つの大きな流れの中のはじまりですので、ぜひこの先を期待して、もしこの作品をちょっとでも気に入っていただけたら、たくさんの人に広めてください。今日はありがとうございました」とメッセージを送り、終始二人の掛け合いで盛り上がった舞台挨拶となった。

上映3ヵ月を迎えロングラン中の本作だが、既に20回を超える鑑賞のファンもいるなど盛り上がりを見せている。公開後の舞台挨拶は70回を超え、現在は上映中のシモキタ-エキマエ-シネマ K2にて英語字幕版での上映を行い、英語でのトークショーが開催中! 今後の展開からますます目が離せない。
公開表記
配給:SUPER SAPIENSS
シモキタ-エキマエ-シネマ K2にて絶賛上映中
(オフィシャル素材提供)