
「マクロス」シリーズ、「アクエリオン」シリーズなど独創的なビジュアルと世界観が特徴的な数々のヒットアニメを手掛け、最近は大阪・関西万博でテーマ事業プロデューサーを務めたことも話題となっているアニメ監督・河森正治の初オリジナル劇場長編アニメーション『迷宮のしおり』が2026年1月に公開する。本作の声優陣が解禁となった!
『迷宮のしおり』は“歌”と“SF”と“三角関係”というこれまでアニメファンを熱狂させてきた河森監督のヒット・シリーズにおける三種の神器をベースに、現代人の誰もが手にしているスマートフォンあるあるを組み込んだポップでちょっとホラーな異世界脱出劇。そんな本作を誰もが共感する青春賛歌に河森監督が昇華させ、新たなフィールドへと挑む。「マクロスF」、劇場版「マクロスF〜イツワリノウタヒメ〜」などで河森監督ともタッグを組んできた江端里沙がキャラクターデザインを担当するなど河森作品の集大成といえる豪華スタッフが集結した。
物語の主人公は、普通の女子高生の前澤 栞(まえざわ・しおり)。ある日、突然スマホが割れて、気がつくと誰もいない異世界の横浜に! 目の前に現れた謎のウサギのスタンプから「スマホの中に閉じ込められた」と告げられ、現実世界ではもう一人の自分が突如現れて自由奔放に振る舞い出す。もう一人の自分の暴走を食い止めるべく、奇妙なスマホの迷宮から抜け出そうとする、もしかしたらSNS社会で本当に起こるかもしれない異世界青春ファンタジー。
この度、本作の豪華声優陣が解禁! 主人公・栞の声を担当するのは、新しい学校のリーダーズ・SUZUKA。楽曲「オトナブルー」が大ヒットしその年の各トレンド賞を席巻、さらには、第74回NHK紅白歌合戦に初出場を果たしトップ・バッターをつとめるなど一躍人気アーティストに躍り出た「新しい学校のリーダーズ」。その独特な存在感で、見るものを惹きつけてやまない魅力にあふれるSUZUKAが、本作でアニメ映画の声優に初挑戦! 「アニメ映画の声優という初体験は私の表現人生に新たな刺激を頂きました」とコメントしており、日本だけではなく世界中のファンを魅了してきたSUZUKAの新しい魅力が、アニメ映画の声優という新領域で開花する。
さらに、主人公・栞が閉じ込められてしまうスマホの中の異世界“無人の横浜”で出会うウサギのスタンプ・小森の声を原田泰造が担当。ネプチューンのメンバーでお笑い芸人として活躍しながらも、数多くのドラマ・映画に出演し、主演映画『映画 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』も公開されたばかりの原田。今回の役柄に関しても「小森は可愛らしい見た目なのに困っている人を放っておけない人情味のあるキャラクターなので、皆さんも好きになること間違いなしです」と話す通り、俳優・声優としてのキャリアを多数持つ原田が今作ではどんな活躍を見せるのか乞うご期待!
そして、栞の幼馴染であり、歌とダンスの動画配信にストイックに取り組む女子高生インフルエンサー・倉科希星を伊東 蒼が、栞のクラスメイトでお調子者の山田を齋藤 潤が担当することも解禁! 今年公開となった『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』など、出演する作品で見せる圧倒的存在感で映画ファンの心を掴んできた伊東も今回がアニメ映画の声優初挑戦となる。伊東は今回演じた役柄に関して「初めて希星のイラストを見た時、ぎゅん!と胸を射抜かれたことを覚えています」とコメントを寄せている。2024年公開の『カラオケ行こ!』で頭角を現し、第48回日本アカデミー賞新人俳優賞などその年の新人賞を続々と受賞した齋藤も声優初挑戦。「事前に映像をいただいて、セリフのタイミング、ストロークなどを測りながら練習していた時間が、とても楽しかったです」と語っている。

監督を務める河森正治も本作の豪華出演陣の演技に、大きな手ごたえを感じ、それぞれのキャストに向けたコメントを寄せている。

豪華声優陣が解禁され、ますます期待が高まる『迷宮のしおり』。2026年最初の注目作となる本作の続報に乞うご期待!
コメント
★新しい学校のリーダーズ・SUZUKA★
どうも、新しい学校のリーダーズのSUZUKAです。
この度は、「迷宮のしおり」の栞とSHIORIの二役を務めさせていただきました。
アニメ映画の声優という初体験は私の表現人生に新たな刺激を頂きました。
本当にご馳走様です。
栞とSHIORIの声を自分の声の中から探す旅はとても興味深い感覚でした。
“すずか”と“しおり”はどこか共通点があり寄り添い入り込むことができました。
すずかの声から産み出されるしおりをぜひいろいろと感じていただけたら幸いです。
河森監督この素晴らしい機会を私に与えてくださり誠にありがとうございます。
世界中の皆様にこの作品を楽しんでもらえることを願っています。
【プロフィール】
自称“青春日本代表”。パワフルなダンスと全曲メンバー振り付けのライブが注目を集め、アジア・カルチャーを発信する88risingより2021年に世界デビュー。昨年は米・Coachellaに単独出演、日本7都市を含む世界33都市にて計11万人を動員するワールドツアーを成功させる。
2025年7月に幕張メッセにて開催された新しい学校のリーダーズ10周年記念ライブ「宣誓 ~個性や自由ではみ出し10年~」では約1万人を動員し、今秋からは日本国内を巡る「新しい学校はすゝむツアー」を開催。
【河森監督からコメント】
個性と自由ではみ出してゆく、青春イノシシなSUZUKAさん。その挑発的かつパワフルなパフォーマンスは、本作のもうひとりのSHIORIにとても重なるイメージでした。
初挑戦ながら、一人二役を葛藤と向き合いながらも、役に入り込む姿に心打たれました。
彼女の生きざまこそあらゆるひとへの青春応援歌そのものなのだと確信しました!
ぜひ、大スクリーンで、SHIORIとSUZUKAの、栞とSUZUKAのチャレンジをご体感ください。
★原田泰造★
この度、もう一つの世界に住んでいるウサギのスタンプ・小森を演じさせていただきました。
主人公の栞を演じているSUZUKAさんと、奇妙な世界での冒険を悪戦苦闘しながらも、楽しくアフレコに臨めました!
小森は可愛らしい見た目なのに困っている人を放っておけない人情味のあるキャラクターなので、みなさんも好きになること間違いなしです。
この不思議な世界での冒険を、みなさんもぜひ一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです!
【プロフィール】
1970年生まれ、東京都出身。
「ネプチューン」のメンバーであり、俳優としても映画、ドラマ、CMなど多岐に渡って活躍。
主な出演作にドラマでは、NHK大河ドラマ「篤姫」や「龍馬伝」、「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」、「サ道」に出演するほか、映画では『神様のカルテ』や『映画 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』に出演。吹き替え作品ではディズニー映画『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』など、多くの作品に出演している。
【河森監督からコメント】
初めてお会いした時、誠実な人柄や、役に向き合うストイックなまでの姿勢にとても感銘を受けました!
小森さんは、世間の誹謗中傷にこころが割れて、スマホの迷宮に閉じ込められたスタンプの住人。
原田さんには、小森さんのコミカルではちゃめちゃな面はもちろん、本来のピエロが持つぺーソスや秘めた想いも込めて演じていただき、 薄っぺらいスタンプに血肉を通わせ、とても魅力的なキャラクターに仕立ていただきました!
★伊東 蒼★
初めて希星のイラストを見た時、ぎゅん!と胸を射抜かれたことを覚えています。とにかくキラキラしていて、制服の着こなしや、表情の一つひとつが可愛くて……。自分の中にあるキラキラをかき集めて、希星への憧れをのせて、とても楽しくワクワクしながらアフレコをしました。
簡単に、膨大な情報が得られる現代で生きる私に、優しくあたたかいエールをくれたこの作品が、皆様の元へ届くことが、すでに待ち遠しく思います。
『迷宮のしおり』公開を楽しみに待っていてください!
【プロフィール】
2005年9月16日生まれ、大阪府出身。映画『湯を沸かすほどの熱い愛』(16・中野量太監督)で、第31回高崎映画祭最優秀新人女優賞、『島々清しゃ』(17・新藤風監督)で第72回毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞、『さがす』(22・片山慎三監督)で第77回毎日映画コンクール女優助演賞など数々の賞を受賞。近作には『世界の終わりから』(23/主演・紀里谷和明監督)、『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』(25・大九明子監督)、連続テレビ小説『おかえりモネ』(21)、大河ドラマ『どうする家康』(23)、CX『新宿野戦病院』(24)、NHK『宙わたる教室』(24)などがある。
【河森監督からコメント】
伊東さんにお願いする希星は、栞の憧れの幼なじみであり、ちょっとミステリアスな存在。実写映画での演技がとても魅力的な伊東さんが、アニメーターたちの描いた希星に新たな命を吹き込んでくれています。
生身の伊東さんとはひと味違う素敵な希星をご期待ください♪
★齋藤 潤★
いつか挑戦してみたいと思っていたアニメ声優のお仕事に初めて参加することができました。
事前に映像をいただいて、セリフのタイミング、ストロークなどを測りながら練習していた時間が、とても楽しかったです。
分からないことが多い中、リハーサルの時間を設けていただき、安心して本番に臨むことができました。
原田泰造さんとまたご一緒することができ、とても嬉しかったです。
主演のSUZUKAさんをはじめとしたキャストの方々がとても素敵なので、山田はもちろん、皆さんのキャラクターにも注目していただきたいです。
【プロフィール】
2007年6月11日生まれ、神奈川県出身。
2019年デビュー以降「トリリオンゲーム」(23)、「生理のおじさんとその娘」(23)、「ちはやふる-めぐり-」(25)ほか多数のテレビドラマに出演。
映画作品では『カラオケ行こ!』(24)、『室井慎次 敗れざる者』(24)、『室井慎次 生き続ける者』(24)などに出演し注目を集める。
また、第16回TAMA映画賞「最優秀新進男優賞」、第48回日本アカデミー賞「新人俳優賞」、第37回日刊スポーツ映画大賞「石原裕次郎新人賞」を史上最年少で受賞するなど2024年度だけで計5本の新人賞を獲得。
【河森監督からコメント】
齋藤さんに初めてお会いした時、なんだかアニメの中の山田がそのまま現実に抜け出してきたみたいで驚きました! 山田は栞の幼なじみであり、不器用だけど一生懸命で憎めない少年。そんな彼を声優初挑戦の齋藤さんがイキイキと演じてゆく姿が、とてもフレッシュで、まさに山田君でした!
公開表記
配給:ギャガ
2026年1月 全国ロードショー
(オフィシャル素材提供)