
カンヌ国際映画祭の映画作家の発掘と支援を目的とした部門・監督週間において、史上初めて最高賞となる観客賞を受賞した作品『ユニバーサル・ランゲージ』は、アカデミー国際長編映画賞のカナダ代表にも選出されている。各エンタメ誌の評価も高く、米メディアのVultureからは「カンヌで観た中で最高の映画」と評された。
監督を務めるのは、カナダ首相の座を巡る権力争いを皮肉と遊び心たっぷりに描いたブラック・コメディ『The 20th Century』がベルリン、トロントなど主要な国際映画祭を始め、全世界で絶賛された実験映画監督と知られるマシュー・ランキン。
本作は、架空のカナダ・ウィニペグを舞台に、ちょっとズレた人々が織りなす、すれ違いのファンタジー。監督は、「この映画の主要なテーマの一つは“人に優しくすること”」と語っており、言語や文化、さらには自分と他人との境界も曖昧になって混沌とする町で起きる日常の風景が切り取られている。切れ味のあるユーモア・センスと、アッバス・キアロスタミやジャック・タチなどの巨匠たちに強く影響を受けたテイストを感じ取れる作品となっている。
日本オリジナルの、グッズ販売を展開することが決まった。
また『AMIMONO SPIN』のスペシャルコラボ企画で、編み物教室を開催する。

今回日本限定で、本作オリジナルグッズ販売が決定! 異国情緒あふれるおしゃれなデザインで、不思議な街を追体験できるパラレルアイテムが揃った。
舞台となるカナダ・ウィニペグは、 ペルシャ語とフランス語が公用語になった“もしもの世界”。本作では、ちょっとズレてる人々が織りなす“すれ違い”のケミストリーを、主人公の姉妹と巡るミステリー・ツアー風に描いていく。主人公で同級生のメガネを買うために奮闘するネギン・ナスゴル姉妹を主軸に、へんてこな世界では、廃墟を観光スポットとして紹介する奇妙なツアーガイドから、暴れまわる七面鳥にメガネを盗まれた悲しき少年、クリスマス・ツリーの装飾を売る行商人といった、クセ強なキャラクターたちが多数登場する。
今回日本オリジナルとなるグッズでは、架空の街を象徴するデザインを施した、普段使いも可能なアイテムが用意されている。廃墟観光ツアーで紹介される、レンガ造りで奇怪な模様を施したアパートが写る「ウィニペグツアーキーホルダー」。

街の名物でもある七面鳥や、クリスマスツリーの装飾行商人などを写した「おかしなステッカーセット」。

本作の“すれ違い”というテーマを、段違いで表現した「ちょっとおでかけトートバッグ」。

オレンジ色に染まったおしゃれな模様を背景に、“人々は繋がっている”という映画のテーマを表現した「みんな繋がっている。Tシャツ」。


主人公のネギンが通う、学校での勉強風景を切り取った「永遠にこの世界で迷っている。Tシャツ」と、全5種のグッズが展開される。

一部上映劇場のみでの販売となり、公式HPで詳細発表されている。
公式HP:https://eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=universallanguage(外部サイト)
さらに今回本作を公開を記念して、コラボ編み物教室の開催が決定した! 渋谷区・神泉にある小さなお店と自ら評する、MADE IN JAPANの毛糸を販売を行う店舗・amimono SPINで開催される。編み物レッスンとこだわりのオリジナル毛糸の販売を通じて「編み物と人の新しい場所」をご提案をするというコンセプトが、本作と相通じたので開催が決まった。コラボ編み物教室では、本作のビジュアルを模した、オレンジ調のコースターを制作する予定となっている。なお希望先着6名限定で、8月23日(土)16~18時の実施を予定している。詳細については、店舗Instagramで発表されている。
amimono SPIN Instagram:https://www.instagram.com/p/DNC_jDyJ-pj/(外部サイト)
ちょっとズレてる人々が織りなす“すれ違い”のケミストリー。架空の都市を舞台にしたフィクションだけれど、きっとあなたの周りでも起きている日常の風景でもあるはず。どうかあなたの“ユニバーサル・ランゲージ”が見つかりますように。
<六本木蔦屋書店にて、公開記念フェアを開催中!>
8月8日(金)~28日(木)までの会期で開催決定
詳細は、下記HPよりご確認ください。
https://store.tsite.jp/roppongi/event/video/49050-1654050806.html(外部サイト)
ストーリー
同級生のメガネを買うために奮闘する姉妹。そんな姉妹と巡る“ミステリーツアー”
物語の舞台は、ペルシャ語とフランス語が公用語になった、“もしもの世界”のカナダ・ウィニペグ。
暴れまわる七面鳥に、新調したメガネを奪われたと語る少年・オミッドは、学校の先生に黒板の字が読めるようになるまでは、授業を受けさせないと理不尽な待遇を受けてしまう。同情した同級生のネギンと姉のナズゴルは、凍った湖の中に眠る大金を取り出して、新しいメガネを買ってあげようと思いつく。
姉妹は、大人にお金を取り出すためのアドバイスを求めるも、街の住民たちは、みんなちょっとヘンテコな人たちばかりで、なかなか良い助言がもらえない。思うようにいかない中、そこに廃墟を観光スポットとして紹介する奇妙なツアーガイド・マスードや、仕事に嫌気が差して自暴自棄になったマシューも登場すると展開が一転していく!
てんやわんやな状況に陥っていたネギンとナズゴルは、無事にオミッドにメガネを買ってあげられるのだろうか?
キャスト&スタッフ
監督・脚本:マシュー・ランキン
脚本:ピローズ・ネマティ、イラ・フィルザバディ
撮影:イザベル・スタチチェンコ
音楽:パブロ・ビジェガス、アーミン・フィルザバディ
出演:ロジーナ・エスマエイリ、サバ・ヴェヘディウセフィ、ピローズ・ネマティ、マシュー・ランキン
(原題:UNIVERSAL LANGUAGE、2024年、カナダ、上映時間:89分)
公開表記
配給:クロックワークス
8月29日(金) シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか公開
(オフィシャル素材提供)