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『LOST LAND/ロストランド』第82回ヴェネチア国際映画祭 オリゾンティ・コンペティション部門審査員特別賞など三冠に輝く!

 第82回ヴェネチア国際映画祭のオリゾンティ・コンペティション部⾨でワールドプレミアとなった、藤元明緒監督作『LOST LAND/ロストランド』が審査員特別賞を受賞したことが、現地時間9⽉6⽇に発表された。
 さらに本作は独⽴賞である最優秀アジア映画賞特別表彰、ビサート・ドーロ賞(⾦の鰻賞)最優秀監督賞も受賞し、三冠を達成した。

 藤元明緒監督、プロデューサーの渡邉⼀孝、ロヒンギャ側の共同プロデューサーであるスジャウディン・カリムディンからコメントが到着!

© 2025 E.x.N K.K.

 『LOST LAND/ロストランド』は2026年春公開。

コメント

藤元明緒監督
 このような光栄な場をくださったヴェネチア国際映画祭、審査員の皆さま、そして観客の皆さまに⼼から感謝します。
 国籍を奪われ、故郷を奪われ、命を奪われ、今も迫害に苦しむロヒンギャの⼈々。
 同じくミャンマーで苦境にあるすべての⼈々に、明るい未来が訪れることを願っています。
 この映画を⽀えてくれたロヒンギャの仲間たちの才能が、世界に広がっていきますように。
 映画を愛する皆さま、どうか温かいエールをお願いします。

プロデューサー 渡邉⼀孝
 『LOST LAND/ロストランド』は、ロヒンギャの⼈たちや⽇本⼈だけではなく、中華系マレー系インド系マレーシア⼈、フランス⼈、アメリカ⼈、ドイツ⼈、インド⼈、バングラデシュ⼈、タイ⼈、オランダ⼈など、多くの⼈種と⾔葉を持つ⼈たちが集まってできた映画です。世界の各地でそれぞれの⼈⽣を歩んできた⼈たちが⼀つの企画に共感し、⾏動を起こした先にこれらの賞があることを重く受け⽌めます。

共同プロデューサー スジャウディン・カリムディン
 映画に参加できたことを光栄に思います。そして、これを実現したチームに賛美を送ります。
 監督の試みはシンプルでありながら⼒強いものです。それは、映画がなければ、⾃分たちの声を世界と分かち合う術を持たない⼈々の物語を伝えることです。
 その声は、⼀つのメッセージを伝えています。ロヒンギャの⼈々が「故郷に帰りたい」ということです。他のあらゆるコミュニティと同じように、私たちもまた、先祖代々の故郷で、平和と信仰と安全の中で暮らすことを切望しています。
 この映画を受け⼊れてくださったように、どうか私たちの旅路も受け⼊れてください。私たちと共に、助け合い、この願いを現実にする⼿助けをしてください。
 どうか、この映画が、世界の多くの⼈々が触れるものになりますように。

キャスト&スタッフ

 脚本・監督・編集:藤元明緒
 出演:ムハマド・
ショフィック・リア・フッディン、ソミーラ・リア・フッディン 他 撮影監督:北川喜雄
 音楽:エルンスト・ライジハー
 エグゼクティブプロデューサー:國實瑞惠、安川正吾
 プロデューサー:渡邉一孝
 共同プロデューサー:アンジェル・デ・ロルム、スジャウディン・カリムディン、エリス・シック クリスチャン・ジルカ
 コンサルティング・プロデューサー: エリック・ニアリ
 企画・制作:E.x.N
 製作:E.x.N、鈍牛倶楽部、キネマトワーズ
 共同製作:PANORAMA Films、Elom Initiatives、Cinemata、Scarlet Visions
 特別協力:シネリック・クリエイティブ

 (原題:HARÀ WATAN|英題:LOST LAND、2025年、日本=フランス=マレーシア=ドイツ、上映時間:99分)

公開表記

 配給:キノフィルムズ
 2026年 春公開

(オフィシャル素材提供)

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