
登壇者:柴咲コウ、小川真司(プロデューサー)
映画『兄を持ち運べるサイズに』が9月17日(水)より韓国・釜山で開幕したアジア最大規模の映画祭、第30回釜山国際映画祭の「OPNE CINEMA」部門に選出され、主演の柴咲コウと本作のプロデューサーを務めた小川真司氏が映画祭初日に行われたオープニングセレモニーのレッドカーペットに登場した。
tanakadaisukeのビーズをあしらった純白のドレスに身を包んだ柴咲が姿を現すと、会場からは大きな拍手と歓声が。華やかにレッドカーペットを歩く柴咲に多くのフラッシュが向けられ、本作への期待の高さが感じられる一幕となった。
オープニングセレモニーの終了直後、釜山国際映画祭に参加した感想を聞かれた柴咲は、「私にとっては初めての釜山国際映画祭への参加でした。レッドカーペットも歩かせていただいて、すごく華やかで活気もあって、たくさんのお客様に見つめられてちょっと恥ずかしかったです(笑)」と、照れながらも笑顔でコメント。

さらに、初の海外映画祭参加について、「過去に日本の映画祭は参加させていただいたこともあったのですが、海外の映画祭は初めてで。やはりその国ならではの空気感があって、韓国の映像作品やエンターテインメントに対する情熱を感じられたなと思います」と語った。
本作が海外で初上映されることについては、「私は日本で生まれ育ったので、自分が演じた理子の“内に秘めてしまう性格”はすごく自分にも近い部分があるなと思うのですが、海外の方の家族の在り方やコミュニケーションの取り方はまた日本とは違うと思うので、海外の方々にこの作品がどういうふうに届くのかなというのは興味があります」と話し、さらに、「国を越えても、<家族>というのはみんなが持っているものだと思いますし、脈々と続いて今の私たちが存在していることを考えると、家族への思いというのは、(海外でも)共通するものがあるんじゃないかと思います」と、<家族>をテーマにした本作ならではのコメントを寄せた。

最後に、釜山滞在で楽しみにしていることを聞かれた柴咲は、「本当に残念なのですが、すぐ帰らないと行けなくて……」と、残念そうな表情を浮かべつつ、「釜山に来て、映画館や設備が発展して整っているなという印象を受けたので、次また訪れる機会があった時には、街を散策したいです」と、次回への期待をにじませた。

11月28日(金)の日本公開に先駆け、釜山にて初の海外上映となる本作。現地では、9月18日(木)と23日(火)に公式上映が予定されており、今後の続報にもぜひご注目いただきたい。
公開表記
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
11月28日(金) TOHOシネマズ日比谷他、全国ロードショー
(オフィシャル素材提供)