

イントロダクション
15年ぶりの映画出演となる菊川 怜主演、日本の第一次産業を応援する映画『種まく旅人』シリーズ最新作となる『種まく旅人~醪のささやき~』。
人間の生命を維持するために最も大切とされる「食」。その職を支える日本の第一次産業を応援するために、「映画を通して第一次産業の素晴らしさや豊かさを伝えていきたい」という故塩屋俊監督の想いのもとに製作が始まった『種まく旅人』シリーズ。
本シリーズはこれまでに、大分県臼杵市を舞台に、お茶の有機栽培を営む人々をテーマとした「種まく旅人〜みのりの茶〜」(12年・公開/監督:塩屋 俊/出演:陣内孝則、田中麗奈)、兵庫県淡路島を舞台に、玉ねぎ作りにいそしむ農業従事者、海苔と共に生きる漁業者をテーマにした『種まく旅人~くにうみの郷~』(15年・公開/監督:篠原哲雄 出演:栗山千明、桐谷健太)、岡山県赤磐市を舞台に、新種の桃づくりを夢見る家族をテーマとした『種まく旅人~夢のつぎ木~』(16年・監督:佐々部清 出演:高梨 臨、斎藤 工)、石川県金沢市を舞台に、伝統野菜・加賀れんこん農家を営む家族の後継問題をテーマとした『種まく旅人~華蓮(ハス)のかがやき~』(20年・監督:井上昌典 出演:栗山千明、平岡祐太)が公開され、各土地で生まれる第一次産業の現状を描いてきた。
シリーズ5作目となる本作『種まく旅人~醪のささやき~』は、兵庫県淡路島を舞台に、淡路島で作られる日本酒と兵庫県を代表的な産地とする酒米・山田錦にフォーカスし、そこにかかわる人々のものづくりの精神と現場で起きている問題や葛藤がリアルに描かれる。
主演は、昨年芸能活動を本格復帰し、8年ぶりのドラマ出演も話題となった菊川 怜。映画出演は『大奥』以来、15年ぶりとなる本作で、淡路島の老舗酒蔵を訪れる日本酒を愛する農林水産省官僚・神崎理恵を演じる。
そのほかキャストには、後継者問題が危ぶまれる老舗酒蔵の息子役に金子隼也、酒づくりに高い志をもつ若い女性蔵人の藤原夏美役に清水くるみ、神崎理恵の前任で日本酒をこよなく愛する元農林水産省官僚の岡村武役に朝井大智のほか、山口いづみ、たかお鷹、白石加代子、升 毅、永島敏行と実力派が脇を固める。
監督は、本作がシリーズで2作目の監督となる篠原哲雄。淡路島の土地で生きる人々の営みと葛藤、そして日本の第一次産業の現状を映し出し、そこに関わる人々の未来を照らす清々しく芳醇な感動作が誕生した。

ストーリー
伝統的な手法を続ける兵庫県淡路島の老舗酒蔵に、農林水産省官僚の神崎理恵(菊川怜)がやってきた。日本酒産業のいまを知るべく、「日本酒オタク」の異名を取る彼女に視察の白羽の矢が立ったのだった。理恵が訪れた千年一酒造では、伝統的な手法を貫こうとする蔵元の松元恒雄(升毅)と、新しい方法を取り入れていこうとする息子の孝之(金子隼也)がぶつかり合っていた。蔵人の中には、女性蔵人の夏美(清水くるみ)を含め若手の姿もあるが、後継者を育てることに杜氏の草野(たかお鷹)は焦り、ほかの蔵人たちとの間にちょっとした誤解が生じていた。
直面する様々な問題を垣間見た理恵は愛する日本酒を守るため解決策を模索していくが、そんななか、千年一酒造に海外からの事業買収の話まで持ち上がり……。
(2025年、日本、上映時間:107分)
キャスト&スタッフ
監督:篠原哲雄
エグゼクティブプロデューサー:北川淳一
出演:菊川 怜、金子隼也、清水くるみ、朝井大智、山口いづみ、たかお鷹、白石加代子、升 毅、永島敏行
製作:北川オフィス
制作プロダクション:エネット
予告編
オフィシャル・サイト(外部サイト)
https://tanemaku-tabibito-moromi.com/
公開表記
配給:アークエンタテインメント
10月10日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
(オフィシャル素材提供)