イベント・舞台挨拶

映画『おいしい給食 炎の修学旅行』完成披露舞台挨拶

© 2025「おいしい給食」製作委員会

 登壇者:市原隼人、武田玲奈、田澤泰粋、栄信、いとうまい子、六平直政、小堺一機、綾部真弥監督

 映画『おいしい給食 炎の修学旅行』完成披露舞台挨拶が都内で行われ、主演の市原隼人、共演の武田玲奈、田澤泰粋、小堺一機、いとうまい子、栄信、六平直政とメガホンを取った綾部真弥監督が登壇して楽しいクロストークを行われた。

 本作は、1980年代のある中学校が舞台。給食マニアの教師・甘利田幸男(市原)が、給食マニアの生徒と“どちらが給食を「おいしく食べるか」”というバトルを繰り広げる給食スペクタクル・コメディー。ドラマは3シーズンが放送、映画は3作品が公開されている。

 ドラマの流れから作られたと今までの3作とは異なり、今回は映画版としてシリーズ初の映画単独での公開となる。1990年、三年生の担任となった甘利田は、青森・岩手への修学旅行の旅に出る。甘利田は、給食ではなく、どんな外食を堪能することになるのか。本作では学校を飛び出し、修学旅行の旅で、市原は「まさか青森でわんこそばを食べられるなんて……」とコメントして会場に笑いを誘った。

 最初に、市原隼人が一人で登壇し、「私は給食が好きだ。給食を食べに学校に来ていると言っても過言ではない……」といつもの口上を切り出し、台本を片手に“食する甘利田幸男”の姿を生演技で、迫真のゼスチャーと言葉で演じて会場をザワつかせた。食事シーンの臨場感がガンガン伝わってきて場内には大きな笑い声も起きた。

 市原は「お楽しみいただきたくて……。ここまで来られたのは皆様のおかげ」と観客に感謝を伝え、最高の喜びの笑顔で挨拶。会場からは割れんばかりの大拍手が起きた。

 市原は「(上映される)この日を楽しみすぎて、どんな気持ちで迎えていいのか分からなくなりました」と大好きだという作品が上映されることにテンションがあがる。今作では「炎の全国キャラバン」として、全国で80回におよぶ舞台挨拶が実施予定されている。市原は「お客様のための映画でありたい。呼んでいたたければどこまでも行きたい。行きます」と熱くコメント。会場からは応援の歓声があがった。

 かつての同僚・御園ひとみ役の武田は「6ぶりのカムバック出演になります(笑)。甘利田先生、パワーアップしすぎていますね。ご一緒してパワーいただけました」と大きな笑顔。

 市原は「シーズン1のヒロインが帰ってきてくれるなんて……」と感激。おおよろこひの様子。

 甘利田のライバルの中学3年生・粒来ケン役を演じた田澤は「撮影前に、監督から『撮影期間の1ヵ月を意味のあるものにしてほしい』と伝えられました。粒来が甘利田先生に思いを伝えるシーンは難しかったけど、キャスト・スタッフの皆さんの力を借りて演じることができました」と伝えた。粒来ケンは甘利田のライバルとして作品には無くてはならない存在。

 劇中で市原と田澤が卓球を行うシーンがある。卓球の経験のない市原は、撮影前に東京でプロから教わったと明かす。また、「2人で、卓球場で、長い日には6時間くらい一緒に練習しました」と熱心に役作りしたことを明かした。

 体育教師・木戸四郎役の栄信は「せんべい汁を食べるシーンでは、隼人くんが朝イチから演技の練習をしていたんです。『ああ、この人だから甘利田幸男なんだ』と、俳優としての姿勢に感銘を受けました」市原の演技への姿勢に称賛を送った。

 給食のおばさん、牧野文枝役のいとうは「「私は残念ながら修学旅行には行けなかったのですが、作品を観て、観客の皆さんと同じ気持ちを味わわせてもらえました」とにっこり。「劇中の『自信っていうのは自分を信じること』というセリフにグッときて。泣きました」と話した。

 PTA幹部・白根澤仁役の六平は「市原さんをはじめ、みんな芝居がうまいんですよ」と俳優たちに称賛の言葉を送る。

 坂爪勲校長役の小堺は「寒い時期(昨年11月)に撮ったんですが、座長が熱すぎる男なので、僕は『寒い』と思ったことは無かった。甘利田先生を見ていると、ただの字だった台本のセリフが、どんどん感情になっていくんです。人生の先生に出会ったような気持ちになりました」と言葉に力を込めて市原を褒めたたえた。

 本作は、青森と岩手に修学旅行の旅に出るという学校を飛び出したシリーズ初のロードムービーとなった。綾部監督は「若い頃に東北に旅をした経験があったので、その地でロードムービーを撮ることは夢でした。楽しい旅の映画にしたかった」と本作に込めた思いを明かす。続編にも期待がかかる。

 修学旅行がテーマとなっていることから、自身の修学旅行について聞かれると、田澤は、「来月、九州に修学旅行に行きます。食事が楽しみです」と笑顔で答えた。武田は、「東京に修学旅行したとき、お笑い芸人さんのライブに行って、出演していてトータルテンボスさんからのプレゼントでサインが当たりました」と思い出を話す。

 市原は「とにかく寝たくなかった。みんなで朝まで起きていようよ!と盛り上がった」という修学旅行を振り返り、田澤に「友達と一緒にいるだけで幸せだよ!」とアドバイスを送っていた。

 市原は「伝えたいことはシーズン1から変わらない。笑われながらも好きなものは好きと言って、負けたら負けを認めることができる潔さ、そんな姿を見ていただいて、活力にしていただいて、大いに笑っていただきたい。この作品を観ることで、皆さん自身が内に秘めた魅力と出会ってくれたら嬉しいです」と心からのメッセージを送った。

 (取材・文・写真:福住佐知子)

公開表記

 配給:AMGエンタテインメント
 2025年10月24日 新宿ピカデリー他全国公開

(オフィシャル素材提供)

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