イベント・舞台挨拶

『プロセキューター』完成披露舞台挨拶

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 【登壇者】大内貴仁(アクション監督)、スタントチーム:田中信彦、柴田洋助、田中大登、山本裕昭、本島靖大

 『ジョン・ウィック:コンセクエンス』の暗殺者・ケインが好評を博した、世界的アクション・スター、ドニー・イェンが監督・主演・製作を手掛けたアクション・サスペンス大作『プロセキューター』が、大ヒット上映中!
 本作は、2016年に実際に起きた麻薬密売事件をモデルに、『イップ・マン』シリーズの脚本家による二転三転する本格的な法廷劇が展開する。その一方で、『はたらく細胞』の大内貴仁アクション監督による、スタイリッシュな超絶ドニー・アクションがオープニングから炸裂!
 ドニーを取り巻くキャストには、『Mr.BOO!』シリーズのマイケル・ホイを筆頭に、『エグザイル/絆』のフランシス・ンや『イップ・マン』シリーズのケント・チェンなど、香港映画ファンにはおなじみのベテラン勢が集結。また『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』のジャーマン・チョンなど旬の次世代キャストも参加!
 さらに、ドニーの実父であるクライスラー・イェンもサプライズ出演するなど、どのシーンも見逃せない。
 10月5日(日)に新宿ピカデリーにて、大ヒットを記念して、本作のアクション監督を務めた大内貴仁とスタントチームによるトークショーが行われた。

 映画『プロセキューター』公開を記念したイベントに、本作のアクション監督・大内貴仁氏と、日本チームの精鋭スタントマン5名(田中信彦、柴田洋助、田中大登、山本裕昭、本島靖大)が登壇。世界のトップアクションスター、ドニー・イェンとの「予測不能な現場」と、日本チームの奮闘の舞台裏を熱く語った。

 もともと法廷ドラマという企画だった本作。大内監督は「ドニーさんとは、本番でコミュニケーション取りながら、アクション作っていくしかなくて、すごい自分も不安があったし、まあ、クビになるんじゃないかなって思いながら(笑)。最初は精一杯やるしかなかったって感じですね」と、心境を吐露。
 ドニーの新しいアクションを期待し、約1ヵ月かけて日本でアイデア出しを行ったが、ドニーからはまさかの「これはアクション映画じゃなくて法廷映画だから、俺はパンチも蹴りもしねえ」という宣言が飛び出した! そこからスタント・チーム全員の苦悩がはじまったと盛り上がる。しかし、大内監督は「ドニーさんの蹴りをファンは見たいだろうなと思いながら、僕らは作るじゃないですか」と、ドニー・イェンへの期待値を信じてアクション・シーンを作り続けた。この姿勢こそが、結果として映画に革新的なアクションを盛り込むことに繋がった。

 また、香港での撮影中、スタント・チームは現場の自由度と予測不能さに驚かされた。日本で制作したVコンテは香港入り後に設定変更で全て変わり、幻のVコンが大量に残る状態になった。「なんかもっと大きなことをやろうとか、ドニーさんは最初漠然と言ってくる。そうなると僕らもそれを一回形にして見せたりする。そうした後にコロッと変わるんです。でも、映画を観た時にそこが面白くなるというか。ドニーさんが急に出すアイデアを形できるのがドニー映画の特徴だと思っています」と感銘を受けたと話す。
 そして、屋上での1対100のバトル・シーンについては「ドニーさんの中で一時期、プロデューサーモードになる時があったんですよね。この屋上のシーンを撮るのに何日いるねんって言われて、Vコンテ通りなら5日間ですね。って言ったら、2日だと。ここで俺は予算を削減するって……って思ったら、2週間くらい撮影してましたね」と話すと会場は大爆笑。
 さらに映画冒頭のPOVアクションや、ドニーの上司とのバトル・シーンも当初は予定になかったが、現場で急遽アクションに変更された。大内監督は、「急に出すアイデアを形にできるとか、日常の中にアクションがフッと入るから、アクション・シーンも生きるんだろうね」と分析していた。
 そして、もちろんスタント・チームも過酷な現場で奮闘した。休みだと確認して満喫していた直後、「今から打ち合わせできる?」と連絡が入ったり、深夜2時、皆で楽しく騒いでいるところに「今から来てくれ」と呼び出され、フラフラの状態で衣装を着てアクションに挑んだこともあった。そんな中、徐々にドニー・チームと親睦を深めたスタント・チームは、ドニーのクリスマス・パーティにも呼ばれ、豪華なプレゼントが当たった山本氏は、ドニーから「iPhone」とあだ名をつけられたりと、プライベートの微笑ましいエピソードも暴露。
 5人のスタント・チームはほぼアクション・シーンに全てに登場するそうで、大内監督は、「この過酷ながらもクリエイティブな現場を支えたのは、日本のスタント・チームの能力と対応力があったからこそです。」と強調し、「ドニー・イェンが挑んだ法廷アクションという新境地。その裏側で起きた、日本チームとの化学反応を、ぜひ劇場で目撃してほしい」と改めて観客にメッセージを送った。

公開表記

 配給:ツイン TWIN
 全国大ヒット上映中!

(オフィシャル素材提供)

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