
登壇者:UVERworld(TAKUYA∞/彰/克哉/信人/真太郎/誠果)
ロックバンド・UVERworldの結成25周年、デビュー20周年を記念した映画『UVERworld THE MOVIE 25 to EPIPHANY』が、12月12日(金)より全国公開される。さらには、12月26日(金)よりSCREENX、4DX、ULTRA 4DXでの公開も決定した。
本作は、6年ぶりとなる東京ドーム公演「EPIPHANY」を中心に、オーストラリア・シドニーでの撮影を通して、UVERworldの現在地を描き出すドキュメンタリー・ライブ・フィルム。
タイトルの「EPIPHANY(気づき・ひらめき)」は、彼らが歩んできたこれまでとこれからをつなぐ象徴的な言葉として掲げられている。
結成25周年を迎えたUVERworldは、2025年6月14日・15日に東京ドームで「UVERworld LIVE “EPIPHANY” at TOKYO DOME」を開催。長きにわたり支えてきたファンと共に、節目の瞬間を分かち合った。
映画では、そのライブ映像を軸に、オーストラリアで新たに撮影された映像を交えながら、音楽と誠実に向き合い続ける姿を記録。過去から現在、そして未来へと続くバンドの軌跡と、音楽に込められた信念を静かに描き出す。
UVERworldは楽曲を通じて、「諦めない姿勢」「自分を信じぬくこと」「挑戦し続けること」という揺るぎない哲学を体現し、彼らの生き様そのものに強く共感する根強いファンと、常に多くの若者たちを惹きつけてやまない。
ライブでの熱量とアジテーションは圧倒的で、彼らのエネルギッシュなパフォーマンスが、ファンを一気に引き込み、「魂を燃やす場所」になっており、今回の東京ドームでのライブはまさにそんな彼らの集大成と言っても過言ではない金字塔とも言われるライブとなった。このライブと新たに撮影された広大なオーストラリアでのパフォーマンス、そして彼らがバンドとして過ごしてきた想い──ファンを惹きつけてやまない魅力は一体何なのか。その全てが詰まっているドキュメンタリーがいよいよ公開となる。
この度、12月11日(木)に、UVERworldのメンバーが登壇する『UVERworld THE MOVIE: 25 to EPIPHANY』前夜祭!公開記念舞台挨拶が新宿バルト9で行われ、結成25周年、デビュー20周年という節目に本作が作られたことへの想いや、シドニー撮影の思い出、そしてこの映画でしか聴けない新曲へ込めた想いなどを語った!
映画を観た直後の観客内の熱気に包まれた会場内にUVERworldのメンバーが登場すると、客席からは割れんばかりの拍手が沸き起こった。さらにこの日は、全国77館でのライブビューイングでの中継が行われているということもあり、熱気に包まれた会場内。
普段のライブ・パフォーマンスとは違う、映画館の舞台挨拶という状況に「全然違いますね」と率直な感想を吐露したTAKUYA∞だったが、「ライブ以外の場所でこうやって皆さんに会えるのはうれしいなと思います。でも得意か不得意かで言うと、ちょっと不得意かもしれないですね。ステージの上で演奏して、みんなにメッセージを届ける方が僕らは得意なのかなと思います」と語る。

UVERworldの結成25周年とデビュー20周年を記念して製作された本作は、彼らの集大成とも言える、2025年6月14日・15日に東京ドームで二日間にわたり行われた「UVERworld LIVE “EPIPHANY” at TOKYO DOME」の模様と、オーストラリアで撮影されたパフォーマンスの様子などを織り交ぜて描き出している。
UVERworldのリーダーであるギターの克哉は「自分たちにとっても25周年っていうのはメモリアルな年。僕たちにとっても記録に残るし、応援してくださる方にとっても記録に残して見返せるっていうのは、すごい素晴らしいこと」と本作の意義を強調。

ベースの信人は「この映画を作ろうということにはなったんですけど、僕ら自身は普通に活動していて。その場面をスタッフさんが押さえてくれるという感じだったので、映画を作っている意識は全然なかった」と振り返るも、実際に完成した作品を観て「場面場面を切り取って合体させたらこんなに感動するものになるんだなと。このチームはすごいな」とスタッフの手腕に驚いた様子。

一方、ギターの彰は「メンバーみんな、よくしゃべるな、と思いながら観てました」と会場の笑いを誘う。

メンバーの素が垣間見えるオーストラリアで行われた撮影パートについて、ドラムの真太郎は「修学旅行気分で臨みました。オーストラリアではそんな感じで過ごしていたんで、仲が良いなと思いました」と語ると、すかさずTAKUYA∞が「撮られていることをあまり意識しないようにしていたら、だいぶ修学旅行すぎてカットされている。編集された方も困ったんじゃないかな(笑)」と振り返る。

さらに「最初に編集されていない素材がパッと送られてきたときは、これが流れるのか、と思って結構ドキドキしました。だいぶ良いところをつまんでもらいました」と語り、会場を沸かせたTAKUYA∞だが、「実は僕、『ここだけは確認してほしい』というところだけしか観ていないので、まだ全部を通して観てないんですよ。映画館で観たかったんです。だからこのツアー中のどこかで映画館に行きたいと思っています」と語るひと幕もあった。
サックス/マニピュレーターの誠果は、オーストラリアでのMV撮影について質問が。撮影期間はオーストラリアでは稀に見る雨季で、撮影が中断するひと幕もあったというが、「普通そういう現場って、流れが変わったり中断すると殺伐とした空気が流れがちなんですけど、俺らは普通に修学旅行みたいな気持ちだったので、全然雰囲気が悪くならず。『これはこれで楽しいな』って。待機時間が2時間待ちとなっても、『じゃあ何して遊ぶ?』くらいの勢いでした」と振り返る。

そんなメンバーたちの姿に、撮影スタッフからも「空気を良くしようとしてくれたんですよね」と感謝されたというが、TAKUYA∞たちにとっては「いや、俺ら普通にいつも通りだから」と、普段からの空気感の良さを語る。
結成25年という長い月日を共に過ごしてきた彼ら。「変わったこと」について質問された信人が「全然ない。口に出さなくても、『こいつ、今これが欲しいんだな』というのが結構分かるんです。テレパシーみたいな」と語ったが、そんな中、TAKUYA∞が「彰は変わりましたね。昔は僕にめちゃくちゃ懐いていて、めっちゃかわいかったんですよ。最近は俺にツンツンしてますね」と冗談交じりにぶちまけると、彰も「確かに、僕もちょうど昔のことを思い返していたんです。一緒に眉毛を染めて、染めすぎて色がなくなってたよね(笑)」と会場を笑いに包み込んだ。
映画で披露された新曲「ZERO BREAKOUT POINT」についても「映画化するとなった時に、『過去を振り返るよりも、未来を感じられるものにしたい』という気持ちがあったので新曲をやりたいと提案した」と語るように、“今メンバーと演奏したい曲”を考えながら制作したものだという。
「趣味のように曲を書くんです。休みの日は何をしているかと聞かれても、やっぱり休みの日に曲を作る」と語るTAKUYA∞だが、実はこの舞台挨拶当日の朝にも、さらなる新曲が完成したという。「それがめちゃくちゃいいんです」とTAKUYA∞が自負する通り、メンバーからも評判も非常に良かったというが、そんな中、真太郎に向けて「なのにお前はなんも言ってくれへんな」とツッコんでみせてドッと沸いた会場内。当の真太郎は笑顔で「楽しみにしてくださいね」と語りかけた。
今後のUVERworldのビジョンについて質問が及ぶと、克哉は「バンドを始めた時から目標を持っていたわけでなくて、本当に楽しいからというだけで20周年、25周年を迎えることになりました。より濃く、本当に今が一番楽しいと思えるぐらい良い年になった」と振り返ると、「変わらずいい曲を届けたいし、自分たちが見たい景色もまだまだあるんで、そこに向かって目指すだけ」と力強く語った。
そしてTAKUYA∞は、毎年走っているというフルマラソンになぞらえて「フルマラソンって、42.195km先のことを考えて走るとすごくつらいし、ゴールが見えない。いい加減な走り方をすると、20km30kmくらい走ると、地獄みたいに辛くなるんです。42.195kmをしっかりきれいに走り切ろうと思うと、今、踏み出す一歩をどれだけきれいに着地させるか、の連続で。一歩一歩を着実に、が大事なんです。自分の人生ってそんなものな気がしている」と語ると、「次のライブをしっかりやって、その次の日のライブはさらにいいライブにして。そのあとのライブを最高のライブにして。という感じで最高の2026年をつくろうと思っています」と力説。
さらにバンドの未来について「今でも本当に信じられないくらいたくさんの皆さんに支えられていますけど、もっともっとファンの人たちに誇りに思ってもらえるような、もっとたくさんの人に愛されている姿を皆さんに見せたい」と前置きすると、「でもそのボールを打つために、自分たちのフォームを変えてボールを打ちに行くようなことせずに、常に自分たちの一番得意なスイング、一番振りたい振り方でマン振り(フルスイング)していたら、いつかド真ん中に球が来て、それが当たってホームランを打つ。それがひょっとしたら10年後かもしれないし、来年かもしれない。とにかくマン振りで、みんなを喜ばせられる時間がいつか来ると思ってます。それぐらい体力があるんで。それが2026年だったらいい」と宣言する。
そして最後にTAKUYA∞は「僕もまだ映画を観ることができていないけど、東京ドーム公演はしっかりと未来につながるようなものでしたし、オーストラリアでも、その未来につながるようなメンバーとの会話、演奏をしてきたので、すごくいいものになってるんじゃないかなと楽しみにしています。皆さんにもUVERworldのこれからを楽しみにしてもらえるような映画になったらいいなと思っています」と締めくくり、全国のファンに感謝の思いを述べ、舞台挨拶は温かいムードで幕を閉じた。
<UVERworldについて>
滋賀出身の6人組ロックバンド。2005年に「D-tecnoLife」でメジャー・デビュー以降、ライブハウスからドームまで圧倒的なステージで観客を魅了してきた。2008年から毎年12月25日に日本武道館でのクリスマスライブを開催し、2011年には男性限定ライブ「男祭り」を始動。2019年には東京ドーム「KING’S PARADE 男祭り FINAL」で4.6万人、2023年の日産スタジアム公演で7万人を動員し日本記録を更新した。2025年には結成25周年・デビュー20周年を迎え、6月に東京ドーム公演「UVERworld LIVE “EPIPHANY” at TOKYO DOME」を2日間開催。続く7月にはアルバム『EPIPHANY』をリリースし、11月からは冬の全国ツアー「UVERworld 2025 WINTER TOUR “BOOM GOES THE WORLD”」を展開予定。
公開表記
配給:エイベックス・フィルムレーベルズ
12月12日(金)2D/26日(金)SCREENX・4DX・ULTRA 4DX 全国公開
(オフィシャル素材提供)




