イベント・舞台挨拶

『Good Luck』公開初日舞台挨拶

©2025「Good Luck」製作委員会

 登壇者:佐野弘樹(主演)、天野はな(主演)、加藤紗希、篠田 諒、板谷由夏、剛力彩芽(以上出演)、足立 紳監督

 12月13日(土)、シアター・イメージフォーラムにて映画『Good Luck』の公開初日舞台挨拶が行われ、足立 紳監督をはじめ、佐野弘樹、天野はな、加藤紗希、篠田 諒、剛力彩芽、板谷由夏ら豪華キャスト陣が登壇。満員の観客を前に、別府短篇プロジェクトからスタートした作品が長編になった経緯、撮影中の思い出など披露した。
 本作は大分県・豊後大野を舞台に絶好調に人生低迷中の男女の小さな旅を驚きの演出と共に描く、多幸感あふれるロード・ムービー。連続テレビ小説「ブギウギ」(NHK)の脚本や、『雑魚どもよ、大志を抱け!』『劇場版 それでも俺は、妻としたい』など立て続け話題作を手がける足立紳監督がメガホンをとった。

 大きな拍手に迎えられて登場した足立監督は、当初は短編の予定だった作品が100分を超える長編になった経緯を聞かれ、「俳優の皆さんがとても魅力的で、台本を書いているうちに少しずつ長くなり、撮っている時も楽しくてどんどん長くなってしまった」と笑顔を交え話し、自身がまだ売れていない頃に映画祭に呼ばれ、居た堪れなくパーティに参加せずうろうろした時の思い出を描こうと思ったと語った。

 足立監督が自身を投影した主人公である、売れない映画監督・太郎を演じた佐野は、当初シナリオを読んだ時は酷いやつだと思ったと明かしつつ、「現場で撮影が進むにつれて、当初と印象が変わり、太郎がまともで周りの人たちが変なんじゃないかと思うようになった」と自身の役柄について語り、「この映画を観て、豊後大野市などを巡って、聖地巡礼などしてもらえたら、更にこの映画を楽しめると思います」とロケ地の魅力についても言及。

 太郎が旅先で出会う不思議な女性・未希を演じた天野は、「台本にあまり情報がなく、どうなるか分からない感じだったので、こんな感じになっちゃんたんですけど(笑)、現場がとっても楽しくてリハーサルで笑っちゃうことも多くて。もしかしたら自分自身に近いところがあるかもしれないです」と、自身が演じたキャラクターについて話した。

 気鋭の若手監督役としてだけでなく、スタッフとしても参加したという篠田は「最初は短編だと聞いていて、台本に90シーンと書いてあって実際どういうことだろうと思っていたら、現場に入ったら超大変で(笑)。だけど皆さん誰一人ピリつかず、最初から最後まで笑っている現場で、多分これが足立組なんだなという空気を感じ、それが本作自体の多幸感あふれる空気になったのだと思う」と、本作を称賛。

 今回謎の女役3役を演じた剛力は「台本を読ませていただいたら本編からかけ離れている役ばかり。一番最初のスカーフを巻いている女性がクランクインでした。このキャラクターで間違っていないかな?と思うぐらい、はっちゃけて。三役も頂けて嬉しかったのですが、あっという間に終わってしまって。もうちょっと足立組の空気感を味わいたかったなっていうのはありました」と語った。

 剛力と同じように複数の役を演じた板谷は「久しぶりに映画の現場の楽しさと苦しさと若い役者さんたちのパワーも感じつつ、中年の監督たちの頑張りも見つつ、90年代を思い出して自分もワクワクする気持ちを思い出しました。本編見ても、このじわじわくる感じはやっぱり映画特有のやっぱり愛しいものだなと」と、熱く語った。

 映画『Good Luck』はシアター・イメージフォーラムほか、全国順次公開中。

公開表記

 配給:スターキャットアルバトロス・フィルム
 2025年12月12日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国公開

(オフィシャル素材提供)

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