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ウィリアム・S・バロウズの傑作ドキュメンタリーが蘇る『バロウズ』推薦コメント到着

© 1983 Citifilmworks / © 2013 Pinball London Ltd. All rights reserved.

 ダニエル・クレイグ主演『クィア/QUEER』の原作者であり、『ジャンキー』『裸のランチ』などで知られる異端の作家にして永遠のカルト・アイコン、ウィリアム・S・バロウズ。この度、謎に包まれた彼の姿をとらえた伝説的なドキュメンタリー『バロウズ』(83)が5/9(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開になる。この度、中原昌也、樋口毅宏ほか推薦コメントが到着した。

コメント

中原昌也(ミュージシャン・作家)
 嫌いなレストランにテープ・レコーダーを持ち込んで、直接手を下すことなくその店を潰したというオカルト・エピソードが大好きです。
 俺に塩対応する店、覚えてろよ! 俺がテープ・レコーダーを持ち込んだ日がお前らの最後だ。
 読んだことがなくても、これを観れば君もバロウズ博士!

ヤマジカズヒデ (dip, yapoos)
 昔、高円寺にオービスと云うマニアックなレンタルビデオ屋があってそこでThe Cut-Ups Towers open fire が入ってるビデオを借りた。
 白黒のサイケデリックを知った。
 影響されて自分でも音でカットアップをやろうとテープを切り刻んで曲を作ったりした。
 そのオービスにもう1つあったビデオがこの「Burroughs」だった。
 今回改めて観たがバロウズの作品は本人の声で朗読されて完成すると思った。

樋口毅宏(ハードボイルド育児作家)
 こんなバロウズ、初めて見た! 稀代のオゲレツ作家・バロウズではなく、人間・バロウズを鮮やかに切り取った、入門編にして決定版!
 恍惚の溜息……!
 彼の「真実」をようやく見たような気になった。

山路和広(Flying Books店主)
 二〇世紀NYアンダーグランドに最も影響を与えた作家、ウィリアム・バロウズの創作の第二次黄金期とも言える80年代のさなかに制作され、ふんだんに盛り込まれた自作の朗読シーンはもちろん、容赦ない評価を下す兄や、尊敬と愛情と困惑の入り混じった息子とのやり取りなど、人間味溢れる人物像も魅力。盟友アレン・ギンズバーグの代表詩「吠える」の冒頭を本人の前でテキトーに朗読するシーンが最高。

持田 保(ライター・あなたの聴かない世界代表)
 ヴェルヘルム・ライヒ博士のオルゴン・ボックスに閉じこもりキャッキャウフフするバロウズ翁に刮目せよ! 実践魔術としてのカットアップ人生を宇宙の裂け目からピーピングする地獄の紳士録ファイナル・レポート映画、12年の時を経て遂に復活!!!

松田いりの(作家)
 紳士。ドラッグ中毒者。コメディアン。酔っ払い。武器マニア。健康器具の愛用者。頑固爺。などのチグハグなバロウズ像が、彼の一貫して冷たく乾いた声の裏でぐるぐる変転して眩い。本作鑑賞後にバロウズの本を読むと、文字の裏にもそれら分裂的イメージが散って重なっておもしろい。

© 1983 Citifilmworks / © 2013 Pinball London Ltd. All rights reserved.
公開表記

 配給:コピアポア・フィルム
 5/9(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー!

(オフィシャル素材提供)

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