
イントロダクション
第60回金馬奨で観客賞と最優秀新人監督賞を、第17回アジア・フィルム・アワードで最優秀新人監督賞を受賞した映画『年少日記』。
苛烈な競争社会において子どもが受けるプレッシャーや家庭内暴力など痛切な現実を描きながら、兄弟が魅せる純粋で切ない幼少期の記憶に胸を打つ本作。第36回東京国際映画祭の上映時には、「今年のベスト」「涙が止まらない」と称賛され、多くの観客を魅了した。
『SPL 狼たちの処刑台』にて脚本を務めたニック・チェクが本作で監督デビューを果たし、脚本と編集も自らが務め、その巧みな構成と細やかな表現がアジア圏の映画祭を中心に高く評価され、第60回金馬奨で観客賞と最優秀新人監督賞を、第17回アジア・フィルム・アワードで最優秀新人監督賞を受賞。『ある殺人、落葉のころに』や『母性のモンタージュ』に出演し、監督・撮影監督としても活躍するロー・ジャンイップを主演に迎え、痛切な苦しみを繊細に描いた感涙ドラマが誕生した。

ストーリー
高校教師のチェンが勤める学校で自殺をほのめかす遺書が見つかる。私はどうでもいい存在だ――幼少期の日記に綴られた言葉と同じだった。彼は遺書を書いた生徒を捜索するうちに、閉じていた日記をめくりながら自身の幼少期の辛い記憶をよみがえらせていく。それは、弁護士で厳格な父のもとで育った兄弟の記憶だ。勉強もピアノも何ひとつできない兄と優秀な弟。親の期待に応える弟とは違い、出来の悪い兄は家ではいつも叱られていた。しつけという体罰を受ける兄は、家族から疎外感を感じ……。
(原題:年少日記|英英題:TIME STILL TURNS THE PAGES、2023年、香港、上映時間:95分、PG12)
キャスト&スタッフ
監督:ニック・チェク
キャスト:ロー・ジャンイップ、ロナルド・チェン、ショーン・ウォン
ギャラリー








予告編
オフィシャル・サイト(外部サイト)
https://klockworx.com/nensyonikki
公式X:@klockworxasia
公開表記
配給:クロックワークス
6月6日(金)より新宿武蔵野館ほか全国公開
(オフィシャル素材提供)