
阿部 寛主演、映画『キャンドルスティック』が7月4日(金) 新宿バルト9ほか全国ロードショーとなる。
本作は元・天才ハッカー野原と世界各国のろくでなしたちが“AIを騙して大金をせしめる”前代未聞のミッションに挑むマネー・サスペンス。
間断なく多種多様な金融取引が行われるデジタル・ネットワーク。それは出自も身分も関係なく、どんな負け犬でも一瞬で人生を変えることのできる世界――。そんなマネー・ゲームの魔に憑かれた現代のアウトローたちを描く、まったく新しいエンタテインメント映画が『キャンドルスティック』だ。決戦は2019年5月7日。それは平成から令和へ元号が替わり、日本の金融システムが最も隙だらけの日。世界を股にかけ、10人の男女が大金を手に入れるため、前代未聞のミッションに挑む。
刑務所上がりの元・天才ホワイトハッカーで“AIを騙す”計画の発案者、野原を演じるのは、阿部 寛。また、野原と同じ共感覚を持つFXトレーダーで、計画をサポートする杏子を菜々緒が、杏子の元夫で数学者の功を津田健次郎が演じる。そして、舞台の一つとなる台湾からは、映画『瀑布』(19)で台湾のアカデミー賞と言われる金馬奨で主演女優賞を獲得、台湾を代表する女優アリッサ・チアが台湾の大企業の幹部リンネを、『本日公休』など多数の映画に出演し、『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』(19)で役所広司とも共演経験のあるリン・ボーホンが台湾の若き経営者ルーを、『莎莉』(24)で第61回金馬獎 最優秀新人賞のタン・ヨンシューがリンネの娘メイフェンを演じる。そのほか、サヘル・ローズ、YOUNG DAIS、マフティ・ホセイン・シルディ、デイヴィッド・リッジスら国際色豊かな面々が参加している。
この度、映画『キャンドルスティック』のジャパンプレミアが、6月19日(木)に開催されることが決定した。
そして、本作で長編映画監督デビューを果たした新鋭・米倉強太監督より、阿部&菜々緒が演じるキャラクター像や撮影エピソードに関してのコメントが到着。合わせて主要キャスト陣が演じる“ろくでなし”たちの思惑が渦巻く場面写真<第二弾>も解禁された。
総勢8名のキャストが集結するジャパンプレミアの開催が決定!
この度、ジャパンプレミアを6月19日(木)に開催することが決定! 都内イベント会場で夕刻に実施予定となっている。イベントには阿部 寛、菜々緒、アリッサ・チア、サヘル・ローズ、津田健次郎、リン・ボーホン、YOUNG DAISの国際色豊かな豪華キャスト陣に加え、本作で長編映画初監督を務めた新鋭・米倉強太監督も登壇。一筋縄ではいかない“ろくでなしたち”を演じた総勢8名が一堂に会する、貴重なイベントとなる。
本作で長編映画初監督デビュを飾る米倉監督はジャパンプレミアに登壇する主演・阿部 寛について「これだけの役者陣をまとめ上げられたのは、阿部さんがいたからこそだと思います。僕自身も含めて、阿部さんが導いてくれた、そんな現場でした」とメンズノンノの先輩でもある阿部への信頼を語った。続けて、本作で国際映画デビューを飾る菜々緒については「『いかに“自分”に見せないか』という意識で、メイクも含めてかなり繊細に作り込まれていて、白髪もあえてそのままにしていたほど」と語り、その役への真摯な姿勢と女優としての存在感に深い敬意を示した。
米倉強太監督が語る阿部 寛&菜々緒のキャラクターと撮影エピソード
野原(演:阿部 寛)について
本当に、これだけの役者陣をまとめ上げられたのは、阿部さんがいたからこそだと思います。僕自身も含めて、阿部さんが導いてくれた、そんな現場でした。
現場では、阿部さんとたくさん会話しました。僕から質問することもあれば、阿部さんの方から「どうしたい?」と問いかけてくれることもあって。「こうしたほうがいいんじゃない?」みたいに決めつけるのではなく、あくまで僕自身の意志を引き出すようなスタンスでいてくれました。それがすごく話しやすかったし、自分の意見も言いやすかったですね。そういう意味でも、阿部さんは僕を“監督になっていく”というプロセスへと導いてくれた人です。現場中、ずっと階段を一段一段上らせてくれているような感覚がありました。
また、野原というキャラクターを描くにあたって、最初に悩んだのが「彼を感情豊かな人間にするか、それともAIのような無機質な存在として描くか」という点でした。もし彼を感情の起伏が激しい人物にしてしまうと、物語全体のバランスが崩れてしまう気がしたんです。
結果的には、野原を「まるでコンピューターのような男」として描くことにしました。彼はハッカーやポーカー・プレーヤーに共通するただ無感情ではなく内面に感情を持ちながらも、それを外には出さずに処理できる才能を持つ人間像として表現しました。
杏子(演:菜々緒)について
菜々緒さんは、現場では本当に周囲のスタッフと気さくにコミュニケーションを取っていて、すごく朗らかな雰囲気を作ってくれました。一方で、僕自身は現場であまり雑談をしないタイプなので、菜々緒さんとは必要なことをじっくり言葉を交わす、という距離感でした。
でも、杏子というキャラクターについては、菜々緒さんからさまざまな意見や提案をいただきました。「このセリフ、杏子なら言わないんじゃないですか?」「ここはちょっと杏子っぽくないかもしれない」といった具合に、細かいニュアンスまで丁寧に向き合ってくださって。野原との関係性についても、同様に深く掘り下げて考えてくれていました。 今回の杏子という役柄は、菜々緒さんにとってもこれまでにない新しい挑戦だったと思います。これまでは、華やかで強く輝く女性の役が多かった印象がありますが、今回はそれとはまったく違う、静かで内面に力を秘めたキャラクター。だからこそ、ご本人も楽しみながら演じていたように見えました。「いかに“自分”に見せないか」という意識で、メイクも含めてかなり繊細に作り込まれていて、白髪もあえてそのままにしていたほど。むしろ、その静けさが杏子という人物の品格として映っていました。
さらに、“ろくでなしたち”の緊迫感が伝わる場面写真<第二弾>が解禁!
今回解禁された場面写真には、緊迫感に満ちた“ろくでなしたち”の揺れ動く感情が色濃く映し出されている。
かつてはエリート・プログラマーとして将来を約束されながら、その道を完全に外れ、今は愛車・ウーズレーに車中泊を繰り返す日々を送る野原(阿部 寛)。彼の相棒である赤いウーズレーは、劇中ではすべてを失った孤独な野原の心情に静かに寄り添う存在として登場する。

そんな野原は、FXのセミナーで、自分と同じく数字に色がついて見える“共感覚”を持つ女性・杏子(菜々緒)と出会い、やがて惹かれ合っていく。それにより彼女は数学者の夫・功(津田健次郎)との間で修羅場を迎えることになり、その緊迫した場面も。一方、野原は過去に因縁を持つリンネ(アリッサ・チア)の陰謀に巻き込まれ、AIを欺く金融トリックという知能戦に挑むことに。そんな葛藤に苦しむ彼を、杏子がそっと抱きしめ支える。


さらに、台湾の若き経営者ルー(リン・ボーホン)の眼光鋭い眼差しや、立ち退きの危機に直面する福祉施設を守ろうと奔走する吉良(YOUNG DAIS)と、彼を励ます中東出身の美女・ファラー(サヘル・ローズ)の鬼気迫る表情も印象的だ。運命の日、5月7日にすべてを賭けた者たちの行く末とは――?



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募集組数: 15組30名様
応募期間:5月21日(水) 18:00 ~6月4日(水) 23:59まで
当選者様へのご連絡:ジャパンプレミアの詳細は当選者のみDMにてご連絡いたしますので、DMを解放してお待ちください。ぜひ奮ってご応募ください。
公開表記
配給:ティ・ジョイ
7月4日(金) 新宿バルト9ほか全国ロードショー
(オフィシャル素材提供)