作品紹介

『ひみつきちのつくりかた』

© 2025 emir heart Inc.

イントロダクション

 本作は、友の突然の死をきっかけに再会した、全く違う人生を歩んできた初老の男4人組が、少年時代に夢見た「ひみつきち」作りに没頭する物語。「大人になりきれなかった」という板橋知也監督が自身の内面を4人の登場人物に投影し、「何歳になっても、心の奥底に宿る子どもの側面」という普遍的なテーマに挑んだ作品。全編、監督が幼少期を過ごした東京都あきる野市で撮影を敢行。記憶の断片を拾い集めるように自身の原風景を切り取り、パーソナルでありながら、観る者のノスタルジーを強く刺激する作品を完成した。
 監督の板橋知也は、「WE LOVE トンボ」絵画コンクール金賞などの受賞歴を経て映画界へ。短編映画『ある母』(2020)で門真国際映画祭2020最優秀脚本賞を受賞するなど、その物語を紡ぐ力は既に高い評価を得ている。
 本作の主演には、インディペンデント映画界で唯一無二の存在感を放つ廣末哲万をはじめ、藤田健彦、佐藤貢三、もりたかおといった実力派俳優が集結。彼らの悲哀とユーモアに満ちたアンサンブルが、本作の大きな見どころとなっている。

© 2025 emir heart Inc.

ストーリー

大人になってしまった僕たちは、もう子どもの頃には戻れないのかもしれない。

 都内アパートの一室、50歳を迎えた佐藤がスパゲッティに頭を突っ込み急死を遂げる。佐藤の小学校時代からの旧友である山上は葬式に参列するため地元へ帰省すると、同じく旧友の御手洗(みたらい)、工藤、豊永と再会する。同じ町で少年時代を過ごしながらも、全く違う人生を歩んだ4人の初老たち。
 葬式の合間に昔話に花を咲かせていると、工藤が1冊の大学ノートを取り出す。そこに描かれていたのは、佐藤が小学生の頃に書いた『ひみつきち建設計画』。その夏、彼らは忘れていた子供心を取り戻そうと、あの頃に夢見た“ひみつきち”を建て始める。しかし、彼らの目の前にはさまざまな“大人の事情”が立ちはだかり……。

 (2025年、日本、上映時間:109分)

キャスト&スタッフ

 監督・脚本:板橋知也
 出演:廣末哲万 藤田健彦 佐藤三貢 もりたかお
    木寺 響 惣角美榮子 白畑真逸 萱沼愛佳 高良万春美
    いわたまあり 石川翔鈴

 エグゼクティブ・プロデューサー:土川 勉、澁澤陽平
 プロデューサー:恵水流生
 撮影・編集:板橋知也
 録音・MA:鈴木貴之
 メイク:香坂寛子
 音楽:石川泰昭

ギャラリー

予告編

© 2025 emir heart Inc.

オフィシャル・サイト(外部サイト)

 公式X: @himitsukiti0801
 公式Instagram:@himitsukiti_official

公開表記

 製作・配給:emir heart Inc.
 8月1日(金)よりシモキタ-エキマエ-シネマ『K2』にて公開!

(オフィシャル素材提供)

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