イベント・舞台挨拶

『バレリーナ:The World of John Wick』公開記念『ジョン・ウィック』シリーズオールナイト一挙上映トークショー

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 登壇者:川本耕史(ファイト・コレオグラファー)
 MC:ジャガモンド斉藤(映画紹介人/お笑い芸人)

 キアヌ・リーブスが体現する切れ味鋭いアクションに全世界が熱狂! シリーズを追うごとに、そのスケールと世界興収を更新し続け、一大ヒット作となった『ジョン・ウィック』シリーズ。映画史を変えた過剰な超絶アクションと、スタイリッシュで奇妙な独自の世界観はそのままに、シリーズ最新作となる『バレリーナ:The World of John Wick』が、8月22日(金)より全国公開!

 『ジョン・ウィック』シリーズ最新作『バレリーナ:The World of John Wick』の8月22日からの公開を記念して、これまでの『ジョン・ウィック』シリーズ4作品を一気に観できる、オールナイト上映イベントがキノシネマ新宿にて開催。トークショーには大のシリーズ・ファンである、映画紹介人/お笑い芸人のジャガモンド斉藤氏と、シリーズ4作目の『ジョン・ウィック:コンセクエンス』にファイト・コレオグラファーとして参加した川本耕史(かわもとこうじ)氏が登壇。約8時間43分に渡り、どっぷりとジョン・ウィックの世界に浸れるイベントとなった。

 まず、川本は初めて『ジョン・ウィック』を観た時の感想を「銃の距離感が変わったかなっていう。もうアクションの資料として見ちゃったんですけど、仕事柄、一番最初にアクションのその部分だけ、あれ?なんだこれ、面白いなと思って」と従来の映画では銃=距離のアクションという概念が壊されたことを振り返る。続けて「いろんな武術を取り入れてると思うんですよね。その、チャドさんが実際、格闘技が大好きで、日本でも試合したこともあるようなプロの格闘家だったんですよ。横浜に住んでたらしいですよ。柔術、合気道、日本の刀や空手が大好きで。そこに、銃をカンフーとかも含めてミックスしたような感じなんですかね。新しかったです」とシリーズの生みの親、チャド・スタエルスキの思わぬ裏話とジョン・ウィックのアクション全体をほめたたえた。

 さらにジョン・ウィックの独特な世界観について「僕の印象は中学校の時に授業が暇で、自分が妄想してる世界のような映画。こういう殺し屋がいて、安全地帯のホテルがあって。それを大人たちが本気でやっている。おもちゃ箱を広げたような印象ですかね。でも、あの劇中に防弾ジャケットって本当にあるんですよ。全てがファンタジーではなく理にかなっている」と本作はファンタジー性だけでなく、リアリティも追及しているのがこれまでにないポイントだとアクション専門家ならではの視点で念を押した。

 シリーズ4作目『ジョン・ウィック:コンセクエンス』から参加した川本、チャド・スタエルスキ監督が旧知の仲である『るろうに剣心』シリーズのアクション監督・谷垣健治に「刀や空手などのファイトを作れる人を知っていたら紹介してほしい」と相談し、谷垣が川本を紹介したことで参加が決まったのだという。「一観客として観ていた作品に、まさか自分が関われるなんて思ってなかったです」と笑みを浮かべる。

 『コンセクエンス』の撮影時を振り返り「真田広之さんが、島津という役名で出演されていますが、当時は下の名前が決まっていなかったんですね。そうすると、真田さんが僕の下の名前の”コウジ”をもらっていい?って。それで島津コウジに決まったんですよ」と真田の愛が溢れる撮影裏話が飛び出した。さらに同じく4作目に登場するケイン役のドニー・イェンはアクションに相当なこだわりがあったようで「現場で、ドニーは、もっといいものにしたいっていう意味ではあるんですけど、どんどんアクションを変えていくんですよ。やっぱ、こっちがいい、こっちがいいって。そうなると、真田さんの受け方も変わってきたり、いろいろ攻撃も変わってくるのでそれに付き合わないとだめなんですよね」とここでしか聞けない、ドニー・イェンの裏話に会場を沸かせていた。

 キアヌについても「本当に努力家。最初に撮影インする3ヵ月前に、リハーサルでアクション作りと役者トレーニングを始めてるんですけど、週5で朝9時から12時いっぱいぐらいまでは、毎日練習に来て。その後も休まずで、車の練習をしたりとか。銃の練習とか、ひたすら努力」とキアヌの相変わらずの努力ぶりを賞賛。

 トークショーも終盤に差し掛かり話は、最新作『バレリーナ:The World of John Wick』の話に。すでに作品を先行で観た川本は「予告にもに出てると思うんですけど、あの火炎放射器のシーンが大好きで。『ジョン・ウィック』初めて見た時の衝撃を思い出させてもらって。やっぱり、固定概念を壊されましたね」とシリーズのお家芸とも言える“トンデモ”アクションについて言及。さらに今作で新たなる復讐の天使・イヴを演じたアナ・デ・アルマスのアクションについて「かなりボリューミーなトレーニングをやられてて、実際に本当に痛そう……。スタントダブルじゃなく、おそらく、絵を見てる限りだと、ご本人が絶対やってると思うので、かなり体を張って、頑張ってると思います」とアナの女優魂を手放しで賞賛した。
 またジョン・ウィックとして再登場するキアヌについて「やっぱり、キアヌさん、安定の素晴らしさ&安心感で。心の中で、あ、キアヌさん頑張れ!って思って観てました」。

 最後にこれから9時間近く、『ジョン・ウィック』シリーズを一気見する観客に向けて「本当にいろんなアクションの要素が詰まったアクション映画だと思うので、観たことがある方もいろんな楽しみ方ができると思うんです。後ろの兵士が何やってるとか、細かいところも見たりとか、後ろの歩行者は、気づいてるふりしてるけど、そいつは気にしてないとか、妙に現実っぽいところがあったり、そういう細かい描写も楽しんでもらえたらいいのかなと思ってます」と、オールナイト上映ならではの楽しみ方をしてほしいと観客にエールを送り、トークイベントは大盛況のうちに終了した。

公開表記

 配給:キノフィルムズ
 8月22日(金) 復讐は伝播する

(オフィシャル素材提供)

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