イベント・舞台挨拶

ゴシック超常サスペンス・ホラー『Oddity(原題)』“邦題霊視”試写会イベント

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 登壇者:飯塚 唯(ギャル霊媒師)

 11月7日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開が決定した映画『Oddity(原題)』。9月1日(月)都内にて、“邦題霊視”試写会と題し、最速試写会を開催。上映後にギャル霊媒師の飯塚 唯が登壇した。日本中を駆け巡りながら占いやお祓いをし、YouTubeでも活躍している霊媒師の飯塚は、まず試写会場に良くないものが視えるかどうか聞かれると、「会場は大丈夫だけど、お手洗いに……いました」と明かし、会場は思わず身震い。その一因として、「お手洗いは汚物のあるところだから、負の気が溜まりやすい。さらに、地下だと上から流れてくるものをキャッチするため尚更。換気をすることが大事」と、かつて7年に及ぶ厳しい修行を経た霊媒師歴22年のプロの視点で指摘。

 本作は、盲目の霊媒師で骨董品屋を営む主人公が、殺された双子の妹の真相に不気味な木製マネキンと共に迫る物語。映画の感想を聞かれると、「短い尺にも関わらずスタートから考察が始まっていて、珍しいなと思った」と、次々と登場する不可解な事柄を解き明かしていくという謎解き要素に驚いたという率直な感想を述べた。続けて、「鑑賞後に考察し終えると、もう一度観て答え合わせがしたいという気持ちになった。臨場感から2、3回観ないと胸騒ぎが落ち着かず、そういう意味でも違ったスリルがある映画」と、単純なホラー映画にとどまらない本作の魅力を語った。さらに、「所々にスピリチュアルなアイテムが登場し、遊び心もある。あ!お手洗いの八角の鏡があるとか、お香が炊いてあるなとか」と、霊媒師ならではの気づきとして骨董品屋の不気味な品々にも触れた。

 飯塚と同じく霊媒師の主人公ダーシーに共感したところがあるか聞かれると、「ダーシーは霊媒師が肩書だけど、仇を取りたいという人間味に溢れている。人間の汚さや怖さなどにゾッとするシーンが多く、人間の心情を表している。そんなサスペンス要素にものすごく共感した」と話した。そして、自身の活動に触れながら、「私たちも活動していると、非現実的な世界にいるからこそ現実的なことを大事にしたいという思いが強くなる。現実的な視点を取り入れたうえで、それが霊証なのか、それともその人の思い込みなのかを検証する。そんなところがこの映画はリアル」と、超常現象と人間らしい心理現象の相互関係に言及した。

 本作ではゴーレムのような呪われたマネキンが重要なカギを握ることに関連して、モノに憑依した霊をお祓いしたことがあるか尋ねられると、「一昨日しました。触るだけでその人に入ってしまういわくつきの海外の人形を供養した」と驚きの回答。「うちのスタッフが人形と目が合った瞬間、触っていないのに金縛りのように固まってしまった。吐き気に襲われて項垂れ、涙も止まらなくなってしまった」と、身の毛がよだつエピソードを披露し、会場を恐怖に包み込んだ。

 いよいよ邦題霊視タイムに。『ゴーレムと女霊媒師』『視える』『アイズ・オブ・デス』の3つの邦題案の中から、飯塚がその場で霊視をして邦題を決定。飯塚は数珠を手に持ち、霊視を開始すると、「決まりました!」と即答。

 本作に登場する木製マネキンを模倣したパネルに、筆でタイトルを揮毫。「ジャジャーン!」と達筆な文字でタイトルが書かれたパネルを観客に見せると、そこには『視える』の文字が! 会場からは「おぉ~~~!」と拍手と共に歓声が起こった。飯塚さんは、邦題を『視える』と霊視したことについて、「この映画を観て、主人公ダーシーは全てを見透していて、何もかもが“視えて”いると感じた。あと、本作は霊だけにフォーカスせずに、その視覚が広いことからも関連性があると思った」と解説した。

 最後に、観客の皆さんにお清めをすることに。「手を合わせて、目をつぶって、無心な気持ちで。悪いものが頭に浮かんだら、自分の厄が外に出ますようにと願ってください」と飯塚は話すと、お清めスプレーを一人ひとりの頭上にシュッシュと振りかけていった。続けて、大きな鈴に持ち替えて、「チリンチリーン!」と連続して複数回鈴を鳴らしながら、お経を唱えた。

 最後に、飯塚は、「ホラー映画のあとなので、お祓いをしました。ビビらずに気持ちを引き締めてお帰りください」とコメント。ホラー映画と心霊エピソードをたっぷりと浴びた観客はお祓いによって清らかな身となり、怪奇現象が起こることもなくイベントは無事に幕を閉じた。

 邦題『視える』は、本国の権利元に申請ののち確定となるので、現時点では仮邦題となる。『Oddity(原題)』は11月7日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開。

公開表記

 配給:アンプラグド
 11.7(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開

(オフィシャル素材提供)

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