イベント・舞台挨拶

NHK連続テレビ小説「あんぱん」を手掛ける野口雄大監督による初の短編ドキュメンタリー映画『Return to My Blue』完成披露試写会

写真:荻久保 次郎

 登壇者:野口雄大監督、中臺孝樹プロデューサー、吉原壮眞、吉原純代

 スタジオなあに Studio NAANI(共同代表:野口雄大、中臺孝樹)は、当スタジオが制作を務める短編ドキュメンタリー映画『Return to My Blue』の完成を記念して、2025年9月7日(日)に完成披露試写会を開催した。
 本作は、人工呼吸器をつけた高度医療的ケアが必要な少年と、その母親が挑む「電気も水道もない無人島への旅」に密着したドキュメンタリー。社会の制約や日常の喧騒から離れ、自然の中で“生きる”という根源的な体験をする母子。その姿が、静かに、しかし力強く「生きるということ」を観る者に問いかける。

 監督・撮影を務めたのは、NHK連続テレビ小説「あんぱん」「エール」、大河ドラマ「どうする家康」ほか数多くの作品を手がける野口雄大。2023年より映画制作を開始し、短編映画『さまよえ記憶』は、アメリカのフォートローダーデール映画祭で最優秀作品賞を受賞するなど、国内外多くの映画祭で受賞・入賞を果たした。今作『Return to My Blue』は野口監督にとって初のドキュメンタリー作品となる。試写会上映後には、司会の皆藤愛子と共に、野口監督、中臺プロデューサー、主人公の吉原壮眞、そしてその母・吉原純代によるトークセッションを実施した。当日は短編ドキュメンタリーとしては異例となる400名弱の観客が鑑賞し、多くの感動の声を伝えていた。

 本作は、現時点では自主制作であり、鑑賞できるのはクラウドファンディングのリターンのみ。しかし、本作を日本全国の劇場公開、日本の映画祭そして世界の映画祭へ出品を実現するため、クラウドファンディングを実施中。

『Return to My Blue』について

小さな勇気が世界を動かす――“生きる”とは何かを問いかける物語。

 人工呼吸器を必要とする車椅子の少年と母が、電気も水もない無人島への冒険に挑む姿を描いたドキュメンタリー映画『Return to My Blue』が完成間近となり、この度クラウドファンディングを開始した。
 「不可能」と思われる環境に飛び込み、支える医師やボランティアの小さなチームと共に旅立つ彼らの姿。
 小さな漁船で島に渡り、海に抱かれた瞬間に浮かんだ少年の笑顔は、観る人の心を大きく揺さぶる。
 この映画は“障がい”や“支援”という枠を超え、「生きるとは何か」を静かに問いかける、どこまでもポジティブな作品である。

監督/撮影/プロデューサー・野口雄大

 日本大学芸術学部卒業。2008年よりドラマ制作を開始し、数多くの作品を手がける。
 近年の監督作は、NHK連続テレビ小説「あんぱん」「エール」、大河ドラマ「どうする家康」など。
 よるドラ「恋せぬふたり」は第40回向田邦子賞、第59回ギャラクシー賞「特別賞」、第77回文化庁芸術祭賞「優秀賞」を受賞。
 プライベートの活動として、2023年に脚本・監督・プロデューサーとして制作した短編映画『さまよえ記憶』は、アメリカのフォートローダーデール映画祭で最優秀作品賞を受賞するなど、国内外多くの映画祭で受賞・入賞を果たす。今作品は、初のドキュメンタリー作品となる。現在は長編映画を準備中。

プロデューサー・中臺孝樹

 セント・フォースZONE所属。ESPNなどでカメラマンとしてキャリアをスタート。映画『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』にてPRキャンペーンディレクターを務めるほか、中野裕太主演『もうしません!』、ピース又吉直樹主演『海酒』などをプロデュース。ソニーグループ(株)ブランド戦略部プロデューサーを経て、IT企業エンタメ部門にてスタジオ責任者を務める。
 J-WAVE『GRAND MARQUEE』内Podcast「あれ、ふかわじゃね?」レギュラー
 トヨタ×クリエイターの共創プロジェクト「TOYOTA DIRECTORSCUT」音楽プロデューサー兼審査員
 中部日本国際映画祭エグゼクティブプロデューサー

クラウドファンディングの目的と展望

 この映画は、劇場公開や配信が決まっている作品ではありません。まずはクラウドファンディングを通して多くの人に届け、そこからムーブメントを起こすことを目指しています。支援が集まれば、国内上映・世界の映画祭への出品、そして壮眞親子も一緒に参加できる上映体験の実現に向けて、さらなるチャレンジを目指しています。

 目標金額:2,000,000円(9月9日現在、目標達成中)
 募集期間:2025年9月5日(金) 21:00〜11月30日(日) 23:59

 資金の使い道:撮影機材、編集・音楽制作などのポストプロダクション費用、試写会(映画館貸切・出演者が安心して参加できる環境づくり)
 クラウドファンディング支援ページ:https://ubgoe.com/projects/991(公開中、外部サイト)

公式ホームページ:https://return-to-my-blue.studio.site(外部サイト)

(オフィシャル素材提供)

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