作品紹介

『港のひかり』

© 2025「港のひかり」製作委員会

イントロダクション

 『正体』で第48回日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した若手随一の実力派である藤井道人監督と、数々の名作を手がけてきたキャメラマン・木村大作。
 唯一無二の存在感に人生の渋みと凄みを滲ませる主役の舘ひろしが元ヤクザの漁師・三浦を演じる。
 全編35mmのフィルム・カメラで撮影された映像は、登場人物の境遇や心情を物語るような自然の情景と、激しくも美しい雪の季節を映し出す。
 親子以上に歳の離れた二人の12年にわたる友情を通して描かれるのは、たとえ血のつながりはなくても、「誰かのために生きる」ことができる人間の強さ。
 世代を超えた絆を圧倒的なスケールで描き出す本作には時代を超えて受け継がれていく、人間と映画の魂が息づいている。

© 2025「港のひかり」製作委員会
© 2025「港のひかり」製作委員会
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ストーリー

 日本海を臨む小さな漁村に暮らす三浦(舘ひろし)は、漁師で日銭を稼ぎながら細々と生活していた。
 ある日、三浦は通学路で白い杖をついて歩く少年の幸太(尾上眞秀)を見かける。弱視を患う幸太を、同級生の子どもたちは、わざと転ばせて笑い者にしていた。幸太は両親をヤクザ絡みの交通事故で亡くし、彼を引き取った叔母はろくに育児もせず、その交際相手からも暴力を振るわれていた。事情を知った三浦は、孤独な幸太にどこか自身の姿を重ね、自分の船に乗ってみるかと誘う。
 自分のことを“おじさん”と慕い、一人の人間として接してくれた幸太に救われた三浦は、かつて敵対していたヤクザの取引を襲い、お金を盗み、幸太の目を治療することに。そして、三浦は幸太に一通の手紙を残して刑務所へ。遠くへ行ってしまった“おじさん”を見ることなく幸太は孤児院へ入所する。

―12年後―

 出所した三浦は、静かに暮らすことを望み、地方の運転代行業者として働いていた。
 幸太とは手紙のやり取りは続いており、“おじさん”に会いたいと思いながら、幸太は三浦に憧れて刑事になっていた。そんな中、警察の資料から“おじさん”の正体を知って葛藤する幸太。それでも会いたいと願った幸太は居場所を突き止め、三浦と再会する。しかし、彼らの出会いはかつての因縁を呼び起こしてしまうことに。ヤクザに狙われる三浦と幸太。一人ヤクザに立ち向かう三浦。そして、幸太も”おじさん”のためにヤクザの元へ向かっていた――。

 (2025年、日本、上映時間:118分)

キャスト&スタッフ

 監督・脚本:藤井道人
 企画:河村光庸
 撮影:木村大作
 美術:原田満生
 音楽:岩代太郎
 出演:舘ひろし 眞栄田郷敦 尾上眞秀 黒島結菜 斎藤 工 ピエール瀧 一ノ瀬ワタル MEGUMI 赤堀雅秋 市村正親 宇崎竜童 笹野高史 椎名桔平

ギャラリー

予告編

© 2025「港のひかり」製作委員会

オフィシャル・サイト(外部サイト)

 https://minato-no-hikari.com/

 公式X(旧Twitter)/公式Instagram/公式TikTok:@kiminake_movie #きみなけ

公開表記

 配給:東映 スターサンズ
 11月14日(金) 全国公開

(オフィシャル素材提供)

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