イベント・舞台挨拶

『By 6 am 夜が明ける前に』公開記念舞台挨拶

©2025 aexinc.

 登壇者:武田梨奈、丸本 凛、向井宗敏監督、遊木康剛(アクション監督)
 スペシャルゲスト:ジャッキーちゃん

 初主演映画『ハイキック・ガール!』 で超本格空手アクションを披露する女子高生として鮮烈なデビューを飾り、アメリカの映画祭「Fantastic Fest」での最優秀主演女優賞受賞や、アジアのアクション・スター10人にも選出され、昨年は、香港ドラマ「打天下2」でメイン・キャストとして出演し、先日開催された大阪アジアン映画祭でワールドプレミアとなった、日本・アメリカ・インド合作映画『シャンバラストーリー』の主演など、今や世界を舞台に活躍する、唯一無二のアクション俳優・武田梨奈。

 その武田梨奈が主演する、格闘シーン満載の本格クライムアクション映画『By 6 am 夜が明ける前に』が、ついに公開! 10月4日(土)に、公開記念舞台挨拶が開催された。
 主演の武田梨奈や、武田演じる主人公・綾とともに犯罪組織と壮絶な戦いを繰り広げていく咲良を演じた丸本 凛、向井宗敏監督、そして本作のアクション監督を務めた遊木康剛氏も登壇! さらに、本作のアクション・シーンに協力した“ジャッキーちゃん”も登壇! 武田との意外な(?)プライベートでの交流も打ち明けた。

 映画上映後、大勢の観客で埋まった会場にやってきた武田は「本日はたくさんの映画が上映してる中、この映画を選んでいただき、足を運んでいただきありがとうございます」と挨拶。会場からの大きな拍手を受けた。

 本作の見どころといえば、主演の武田が見せるキレのあるアクション・シーン。向井監督からの、武田への要求は「キレイな蹴りとか、キレイなアクションは見たくない」というものだった。「泥臭くて、本当に痛々しいものだけを見せてほしいと言われたので、(アクション監督の)遊木さんと一緒に試行錯誤しながらやらせていただきました。本当に蹴ったりもしています」と明かした武田。その言葉通り、本作の撮影では、相手に実際に直接当てるアクション・スタイルが採用されたという。

 さらに「私が高校生の時に出演させていただいた『ハイキック・ガール!』という映画の時に“ガチ当て”をテーマにしたことがあったんです。本当に蹴られる、本当にパンチするというのは、それぶりぐらい。結構ガチで今回は当てています」と語る武田は、「今はコンプライアンス的にいろいろと難しいところもあるんですけど、今回はそのギリギリを攻めています」と説明。当の向井監督が「僕はやめてくれって言ったんですけどね」と冗談めかすと、遊木が「僕は、やってくださいって言っちゃいました」と返すなど、アクションを通じて信頼関係を築いている様子の登壇者たちだった。

 そんな本作のアクションについて、向井監督から遊木へのオーダーは「韓国映画みたいに熱量のあるアクションを作ってほしい」というものだった。そこで彼が考えたのが「一度アクションのセオリーを崩してみる」といったものだったそうで、「普段だったら、(撮影で)人の顔をパンチする時は、大体(当てたふりをする)“被せる”という動作をやるんですけど、今回はそのギリギリを狙って。むしろギリギリというよりも当て込んでいた。(合成用の)グリーンのグローブパンチを作って、それをギリギリで当てる。それが今回の挑戦でしたね」と解説する。

 武田自身も「相手が、普段から一緒に練習させていただいているアクション部の方なら、遠慮なくいけるんですけど、今回はアクションをやったことがない俳優部の方の顔も殴らせていただいているので。それはちょっと恐怖心があったので、やはり私が一番信頼している遊木さんに“お顔を貸してください”とお願いしました」と明かし、会場もビックリ。もちろん安全面には最大限の配慮がなされた上でのアクション・シーンではあるが、その時は「せーの、パーン!」「せーの、パーン!」といった具合に遊木の顔を借りてアクション練習をしていたという武田。司会者が「アクション監督って大変ですね……」としみじみ語るひと幕があった。

 そんな武田のアクション女優としての凄さとは? 丸本が「本番でも、梨奈さんのアクションって、本当に今、行われてるんだ、というくらいリアルなアクションだったので、本当にそれがすごいなと思いました」としみじみ。遊木も「先ほど相手に当てると言いましたが、当てると言っても本気で当てているわけではなくて。当たる瞬間に力を抜くといった非常に細かい技術があるんです。これはアクションを経験した人間じゃないとできないこと。だからこそ彼女を信用して『やってくれ』とお願いしたんです」と武田への絶大な信頼を語ると、さらに向井監督も「武田さんは、こちらが要求したことを的確にやってくれる。他の役者さんとは一線を画す技術の高さがあり、テイクを重ねることなく、スムーズに撮影を進めることができた」と付け加えた。

 そんな中、武田が「私がアクションをしている裏で、(丸本)凛ちゃんがいつも端っこで『はあ! はあ!』みたいな気合いを入れてて。(丸本が演じる)咲良として必死に『私も頑張るぞ』みたいなものをいつも感じていて。私も刺激を受けてました」と語ると、丸本も「警棒の振り方からアクション練習をしたんですけど、本当に難しくて。悔しくて何回か泣いたりしました」と述懐。そんなアクションに苦労していたという丸本のことを遊木は「やりはじめた当初は全然できなかったんですが、彼女は本当に努力家で。何度も何度もマットを殴って練習していて。そんな時に頼りになるのが武田先生だった」と振り返る通り、現場では武田が丸本に見本を見せてアドバイスを送るひと幕もあったという。なお、その練習の際には遊木から「今、目の前に思い浮かぶ憎い人の名前を言いながらやるとやりやすいよ」といったアドバイスを受けていたとのことで、その時に武田は「遊木だー!」と叫びながらマットを殴り始めたというエピソードに、会場からも思わず笑いが漏れた。

 そんな中、突如、ものまね芸人のジャッキーちゃんがサプライズゲストとして登場。「今日はどうしたんですか?」という司会者の問いかけに、「関わってるよ、この映画に。エンドロール見た? 名前出てたね」と明かしたジャッキーちゃん。実はものまね芸人としてではなく、撮影前のアクション作り、動画コンテ、役者トレーニングなど、アクション・シーンの根幹を支えるスタッフとしてしっかりと関わっていたのだとか。

 その言葉を裏付けるように武田が「ハイエースで戦うシーンは、ずっとジャッキーちゃんさんが稽古をつけてくれました」と明かすと、ジャッキーちゃんも「ハイエースに乗り込んだり、落ちたりするシーンは、すごくくるぶしをぶつけるので。アクション監督に『ここのアクション・マンは、ブーツかハイカットのスニーカーを履かせて』と言ったりもしました」と想像以上に本格的な関与だったことが本人の口からも明かされた。

 そんなジャッキーちゃんについて「とても心強いです。それこそプライベートのアクション練習も、たまに一緒にやらせていただいて。信頼してる皆さんなので、一緒に現場できたのが嬉しいです」と語った武田。ジャッキーちゃんたちとは、クリスマスも一緒だったとのことで「クリスマスだったね」と笑顔を見せる登壇者たちだった。

 ジャッキーちゃんの本作への貢献の大きさに、撮影現場のスタッフも「え? なんでジャッキーちゃんが?」と驚きを隠せなかったという。向井監督も「カメラアングルを確認しようと思ったら、ジャッキーちゃんがいて……めちゃめちゃざわついていましたね」と笑いながら振り返った。

 そんなイベントもいよいよ終盤。最後のコメントを求められた武田は「まだ映画は始まったばかり。まだまだ私たち自身も、これから映画を広めるためにもっともっと頑張らなきゃいけないですし、広まったらいいなと思っています。今日観てくださった皆さん、何か心に残るものや、気になること、いいことでも良くないことでもいいので、この映画に触れていただける機会を与えていただけたらうれしいなと思います」と会場に呼びかけ、イベントを締めくくった。

公開表記

 配給:ギグリーボックス
 TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開中!

(オフィシャル素材提供)

関連作品

楽天ブックス
¥2,508 (2025/10/02 13:02時点 | 楽天市場調べ)
\楽天ポイント4倍セール!/
楽天市場
\商品券4%還元!/
Yahooショッピング
楽天ブックス
¥1,430 (2025/10/02 13:02時点 | 楽天市場調べ)
\楽天ポイント4倍セール!/
楽天市場
\商品券4%還元!/
Yahooショッピング
スポンサーリンク
シェアする
サイト 管理者をフォローする
Translate »
タイトルとURLをコピーしました