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世界的音楽家・坂本龍一の最後の3年半の軌跡を「日記」で辿るドキュメンタリー『Ryuichi Sakamoto: Diaries』「国際エミー賞」受賞!

©“Ryuichi Sakamoto: Diaries” Film Partners

 世界的音楽家・坂本龍一の最後の3年半の軌跡を辿ったドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: Diaries』(監督:大森健生)が11月28日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開となる。日本時間11月25日(現地時間24日)に米ニューヨークで行われた「国際エミー賞」の授賞式で、本作のベースとなったNHKスペシャル「Last Days 坂本龍一 最期の日々」がアート番組部門で最優秀賞の「国際エミー賞」を受賞。日本の作品としては今回、唯一の受賞となった。

世界的音楽家・坂本龍一
彼は、命の終わりとどう向き合い、何を残そうとしたのか

 2023年3月に、この世を去った稀代の音楽家・坂本龍一。その最後の日々は、自身の日記に克明に綴られていた──。ガンに罹患して亡くなるまでの3年半にわたる闘病生活とその中で行われた創作活動。目にしたもの、耳にした音を多様な形式で記録し続けた本人の「日記」を軸に、遺族の全面協力のもと提供された貴重なプライベート映像やポートレートをひとつに束ね、その軌跡を辿ったドキュメンタリー映画が完成した。日記の朗読を務めるのは、生前親交のあったダンサーで俳優としても活躍する田中 泯。本作は、24年にNHKで放送され大きな反響を呼んだ「Last Days 坂本龍一 最期の日々」をベースに、未完成の音楽や映像など映画オリジナルとなる新たな要素を加えて制作。映画館ならではの音響と空間でこそ鑑賞すべき映画作品として誕生した。

 世界の優れたテレビ番組を表彰する今年の「国際エミー賞」の授賞式が、日本時間25日(現地時間24日)に米ニューヨークで行われ、映画『Ryuichi Sakamoto: Diaries』のベースとなるNHKスペシャル「Last Days 坂本龍一 最期の日々」がアート番組部門で部門最優秀賞の「国際エミー賞」を受賞。日本の作品として今回、唯一の受賞となった。審査員からは、「坂本龍一という音楽家の豊かな人生と創造性を映像で余すところなく表現した」として高い評価を得た。2024年に放送された同番組は、2024年ローズ・ドール賞(アート部門)を受賞。また、先月行われた25年イタリア賞ですべての出品作品の中からもっとも文化・芸術面で優れた作品に贈られる「イタリア共和国大統領特別賞」とテレビ・パフォーミングアート部門の部門最優秀賞「イタリア賞」を受賞している。

 11月28日(金)より公開となる映画『Ryuichi Sakamoto: Diaries』は、同番組をベースに、坂本龍一が最後まで情熱を傾けていた創作活動や音楽によりフォーカスをあてて再構成された。未発表曲の制作過程や、遺族提供によるポートレート、映像など映画オリジナルとなる新たな要素と本人が綴った日記を軸に、劇場の音響環境でこそ鑑賞すべき映画作品として制作された。

【国際エミー賞】
 世界の主要メディアや、テレビ業界に関わる企業・組織などから約900のメンバーが加盟する「国際テレビ芸術科学アカデミー」(IATAS、1969年設立)が主催する国際コンクール。アメリカ合衆国外で制作・放送された優れたテレビ番組を顕彰する賞で、ことして53回目を迎える。現地時間24日(日本時間25日)にニュース、アート、コメディー、ドキュメンタリー、ドラマ・シリーズなど計16部門が表彰された。今年の審査は24年1月1日から12月31日に初回放送された番組が対象。

公開表記

 配給:ハピネットファントム・スタジオ コムデシネマ・ジャポン
 11月28日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開

(オフィシャル素材提供)

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